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AFSのフォームを矯正(クセ付け)する目的での素振り練習です。
あくまで単技の練習なので、ワンツーにはしない事。

一般論 1つのAFSの1つの側の1つの標的位置について、まず(1)力を入れて極遅速で10回、次に(2)力を抜いて半速で30回、最後に(3)全力全速で10回行なう。
以前は(1)の後(2)を省略して(3)を30回行なっていた事もあったが、やはり空手部で習った方法に戻した。
(3)で関節を痛めないように、力を抜いて半速での回数を10から30に増やした。
実際に痛めた事が有るから。

(1)では関節の角変化の正確さを追求する。
(1)では、肘、肩、背骨、足腰の順(弾性AFSの逆)に、関節の角変化を進行させる。
そうやってクセ付けを行なっておくと、(3)で剛性AFS(全ての関節の角変化が同時進行)が実現する気がするので、そうやっている。
(1)で全ての関節の角変化を同時に進行させると、(3)の動きが弾性AFSに成りがちだ、と感じる。
剛性AFSが正しい動きであり、弾性AFSは間違った動きだ、というのが私の見解です(AFS@液態用@攻撃技@デザイン例@理論)。

(1)では、まず全身連動も前腕捻転も無しで腕を無理なく伸ばせるだけ脱力最高速で伸ばし、突き当りまで行ったら、そこからは腕と胴体と足腰の全部の関節を同時に力を入れて極遅速で角変化させる。
空手部で習った方法の(1)では最初から最後まで通して力を入れて極遅速で動く事に成っていました。
(1)の前半を脱力最高速としたのは、私のアレンジです。

(1)(2)(3)のいずれでも、終状態で短い時間だけ静止した後、素早く始状態に戻る。
(1)でも戻す動作は素早く行なう。

(1)から(3)まで通して、幾何学ターゲットを用いて狙いを矯正する。
(3)では呼吸法も実行する。

(1)(2)(3)のいずれでも、膝と足首の関節に、シッカリと力を入れておく。
そうしないと関節を痛める。

連動式長前ストレート打ち、フォアハンド打ち、バックハンド打ちでは腰の高さを基本より低くしない。
低くすると股関節を傷める、と体感した事が有る。
独立式ストレート打ち (2)の回数は30回ではなく10回とする。
独立式では、肩の関節を傷める危険が小さいし、肘関節も伸ばし切らないので傷める危険が小さいからです。
(1)では、反対側の腕と肩を完全に脱力して腕を肩の真下に垂らす。
こうして、左右の腕を独立にコントロールするクセを付ける。
一応そういう風に考えてみた。
連動式短前ストレート打ち 正拳上段逆ストレートAFS(2015年07月02日撮影分)@単発AFS@空手の技@動画
連動式長前ストレート打ち 終状態で後足の爪先や前足のカカトを浮かせようとするな。
終状態で後足の爪先や前足のカカトを浮かせようとすると、膝や足首の関節が緩み、膝や足首を痛める。
フォアハンド水平打ち (2)の回数は30回ではなく10回とする。
フォアハンド水平打ちでは、(1)の後半で肘関節と肩関節の角変化が無いからです。
動作中、肘の折れ角を変化させない。
(1)(3)では肘の折れ角を筋力でシッカリ固定しておく。
(2)(3)では、ヒット予定点で止めずに振り抜く。
(1)では、まず腰の向きを変えずに肩関節のみ脱力最高速で無理なく動かせる所まで動かして、その後全ての関節に力を入れて極遅速で腰の向きを変える。
脱力しないと、最初から極遅速でやっても肩関節を痛める傾向がある気がする。
これだとエッヂが敵に全然届かないが、(1)はそれで良い。
腰の向きの変化と肩関節の角変化が同時に起こっている(2)(3)では、敵に届くAFSに成っている。
フック打ち肘刀打ちでは、肩関節を動かさない。
これは(1)の前半部分が存在しないパターンです。
(2)(3)ではヘッドを十分に走らせること。
フック打ちでも肘刀打ちでもない場合の(3)ではインパクト予定タイミングでヘッドが空を切るビュンないしシュンという音がするのが理想。
バックハンド水平打ち (1)では、まず肘だけを脱力最高速で伸ばし、次に肩関節を脱力最高速で角変化させ、最後に全ての間接に力を入れて極遅速で腰を回転させる。
こうしておくと(3)で全ての関節の角変化が同時に起こる。
(2)(3)では、ヒット予定点で止めずに振り抜く。
(3)では、インパクト予定タイミングでヘッドが空を切るビュンないしシュンという音がするのが理想。
肘打ちの場合は、肘刀打ちでも、肘関節の角度を変化させない。

当ページで説明している個別矯正の目的は、あくまでクセ付けです。
実用局面でこの通りに動け、という事ではありません。
実用局面で無意識に動いた時のフォームが少しでもマシに成っていればクセ付けの目的は達成された、と考えるべきであり、実用局面でフォームを意識するのはむしろ逆効果を生じます。

最終編集2024年05月25日