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卓球やテニスのフォアハンド打ちのタイプのAFSを「フォアハンド打ち」と呼ぶ事にする。
野球のピッチャーのサイドスロウも似ている。
極真空手の技で言うと、裏拳廻し打ちの腕の振り方が、これに近い。
女の子が「最ッ低」と言いながら男をビンタする動作も大体フォアハンド打ちです。
また、素手で卓球をするなら、打ち方は掌底フォアハンド打ちに成る事でしょう。

フォアハンド打ちに最も適しているエッヂは手背刀です。
手刀でもフォアハンド打ちを出来ます。

昔読んだ極真空手の教科書に、手の指先を耳付近に、肘を出来るだけ後方(真横ぐらい)に引いた状態を始状態として、手刀で前方の標的を外から内に向かって水平に打つタイプの手刀打ちが、基本技として紹介されていました。
「手刀顔面打ち」という名前の技でした。
私も、見よう見まねで空手の練習をし始めてから当分の間は、この技を練習して出来る様に成ろうとしました。
1日左右各10~30回×3年間ぐらい。
手刀顔面打ちとターゲットの高さのみ異なる技に「手刀脾臓打ち」というのが有ります。
大山倍達のビール瓶斬りは、手刀脾臓打ちか、または手刀脾臓打ちを崩した技によると思われます。

しかし、私の場合、幾ら練習しても手刀顔面打ちが上手く成らない。
端的に言ってヘッドスピードが不十分だと感じるんですよね。
で、こんなもん出来るかあ!と成ったわけです。
手刀脾臓打ちは、手刀顔面打ちに比べれば良い手応えが有るのですが、手刀脾臓打ちにもイマイチ納得できません。

そこで私は、テニスのフォアハンドストロークの要領で手刀打ちをする技を、手刀打ちの基本の1つとする事にしました。
やってみると、これならヘッドスピードに不足を感じません。
実打で手首が壊れないか心配する必要が有るほどです。
また、何回も繰り返すと遠心力で指先の血圧が上がり過ぎて痛く成ります。
鍛錬によって血圧に耐える手を作れるかもしれませんが、そうでなくても連続多数回繰り返しさえしなければ血圧の問題は生じません。
このやり方でも、ビール瓶斬りはまだ1回も出来た事が有りません。
ビール瓶斬りに最も適しているのは、おそらく、手背刀フォアハンド打ちだと思います。
手背刀フォアハンド打ちなら、ビール瓶斬りに成功する人が続出するのではないでしょうか。
手刀よりも手背刀の方が、弾力が小さいし、肩から遠い分だけヘッドスピードが僅(わず)かに大きいからです。

手背刀フォアハンド打ちでは、フォロースルーで肘を曲げる事によって制動時に肩に掛かる負担を抜く事が出来ます。
手刀顔面打ちと違ってフォアハンド打ちでは、ストロークの長さでヘッドスピードを作るので、ジワッと加速し、急加速はしません。

フォアハンド打ちでは、腕加速序盤に急加速しないのがコツだと思われます。
腕加速序盤に急加速すると肩関節を傷めます。
また、主観的に腕加速は手が標的に当たる少し前からだけのつもりで振っても、客観的には最初から緩く加速が続いており、良い感じのヘッド・スピードが出ます。

腕を水平に振る技だけでなく、床に垂直な平面内で腕を振る「前方への金的打ち」や「縦フック」や「打ち上げる肘打ち」も、フォアハンド打ちです。


フォアハンド打ち(着想)2022年04月03日撮影分@空手の技@動画

フォアハンド打ち(結論)2022年04月27日撮影分@空手の技@動画



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最終更新2024年03月04日