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構え
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四つ足の構え
基本動作 装飾動作 少年部



モードは、小脳化されるべき周期的な運動です。
ただし、ジグザグモードでは、振幅を選択する時に大脳判断を使います。
モードという言葉の代わりに状態という言葉を使おうかとも思ったのですが、状態という言葉は各モード内の各瞬間の状態を表すために使う事にしたので、それと区別する為に「モード」という言葉を使う事にしました。


直進やホバーの第1状態、第2状態、第3状態、第5状態では、敵から遠い方の後足の爪先の向きとヒザの曲げ具合を正しく実現する事が難しいが、敵から遠い方の足で長前蹴りをするつもりで立つと、その難しさを感じない気がする。
試してみて欲しい。
第4状態から第3状態に移行する時、第4状態から第5状態に移行する時、第1状態から第2状態に移行する時、第5状態から第6状態、および第1状態から第6状態に移行する時には、床から離した足のカカトで床を硬くドンと踏む事によってガクンと制動する(非弾性衝突、カカト制動)。
足首やヒザのクッションを使う(弾性衝突)と、足首の関節の可動限界を超えたり、爪先の向きが正しく成らなかったりする。
また、弾性衝突では制動に掛かる時間が非弾性衝突よりも長く成ると思われる。
攻撃動作開始のタイミングを早めるために非弾性衝突方式の着地を採用する。
カカト制動は一般には膝関節や股関節の健康に悪いが、四つ足の構えの歩幅は狭いし速度も歩行レベルなので、四つ足の構えでのカカト制動はむしろ膝関節や股関節に適度の鍛錬と成るだろう。
四つ足の構えは、各状態で一瞬だけ完全静止するのが基本ですが、応用ではこだわらなくて良い。

例えば四つ足の構えホバー逆回転で、第4状態から第3状態基本形に移行する時に、次の第2状態の事が頭に思い浮かんでしまい、第3状態が基本形と横形の中間みたいな形に崩れてしまいがちだ。
最初そう思ったが、第2状態の事が頭に思い浮かぶ事よりも、むしろ、重心を本当は斜め後ろに移動させなければいけないのに、誤って真後ろに移動させるイメージを持ってしまう事の方が本当の原因だと思う様に成った。
その後、これは、誤ったイメージを持つせいではなく、床から離さない方の足の爪先の向きを変える動きが床から受ける摩擦力によって引っ掛かるせいで重心を斜め後ろに移動させる動きが妨げられるからだ、という可能性を体感した。
また、第4状態では股を開き気味、第3状態では股を閉じ気味という風に股の開き加減を変えるのを怠ると上手く行かない、という点にも気付いた。
その後、四つ足の構えホバー逆回転(胴の向き=右)で第4状態から第3状態基本形に移行する時には、四つ足の構えホバー順回転(胴の向き=左)の第4状態から第5状態基本形への移行のつもりでやると上手く行きそうだと気付いた。
また、床から離す足の脚だけを動かして立ち方を不動立ちからレの字立ちに変えるだけで重心は動かさないつもりでやっても手応えが良かった。
床から離す脚の膝の曲げ量を増やし過ぎているせいで上手く行かない事に気付き、曲げ量を減らすと体感が改善された。
ホバーで足首の関節をひねって傷める危険が有るのは第3状態から第2状態に移行する所だけです。
第3状態から第2状態への移行では、床から離さない方の足(軸足)の足首を筋力でしっかりロックして、足裏が地面から受ける摩擦力で足首の関節の角度が変えらるのを防ぎます。
第2状態に先走るのを防ぐには、胴の向きが違うのは第2状態だけであり第2状態以外では胴の向きを一定に保つ、第2状態に入る時に胴の向きを変えて第2状態から出る時に胴の向きを戻す、という風に強く意識する事が有効です。
実用上それが合理的であるか否かは未検証ですが、四つ足の構えのオリジナルなアイデアとしてはそうです。

第1状態 → 第2状態 → 第3状態という移行と第3状態 → 第2状態 → 第1状態という移行では、動きを肩でリードするのが良さそうだと感じた。
第1状態 → 第2状態と第2状態 → 第1状態では敵から遠い方の肩でリードし、第2状態 → 第3状態と第3状態 → 第2状態では、敵に近い方の肩でリードする。


第1状態→第2状態、第2状態→第1状態、第2状態→第3状態、第3状態→第2状態という動きでは、地面から離す足で地面を蹴る事によって全身の向きと位置を変える。
軸足が地面から受けるトルクで全身の向きと位置を変えたのでは、軸足の膝関節などの健康に悪い。
地面から離す足で地面を蹴る事は、腰を回転させる事によって行なう。
連動式前ストレート打ちの全身連動みたいな動きです。
しかし、大きく回転させたのでは足の離陸が遅れるし、第2状態→第1状態と第2状態→第3状態では大きく回転させる事が出来ないので、瞬間的に小角度だけクッと回転させる。



足爪先の向きは、ホバーの第1状態、第6状態、第5状態の間の移行で動摩擦が生じない様に決められています。
加えて第4状態で両足を平行にすれば、ホバーの第3状態、第4状態、第5状態の間の移行でも動摩擦が生じなく成りますが、第4状態で両足を平行にすれば、直進で第4状態と第1状態の間を移行する時に動摩擦が生じてしまいます。
だから、ホバーの時は第4状態で両足を平行にし、直進の時は第4状態で足爪先の向きを不動立ちみたいにする、という選択は可能ですが、場合ごとに足爪先の向きを変えるのは間違いのもとだし、ホバーの途中で突然気が変わって直進に切り替えるのにも、それは向きません。
だから、第4状態での足爪先の向きは不動立ちみたいにするのを基本とします。
動摩擦なしで歩けるとは、ズリズリなしでペタペタだけで歩けるという意味です。

足の中指とカカト背面の中央を結ぶ直線を床のラインに一致させたり、垂直にしたりします。
こうするためには、ひざの曲げ具合は任意ではなく、ほとんど1つに決まってしまいます。
膝を曲げれば曲げるほど足爪先は外に開くからです。















モード ホバー
直進
ジグザグ



最終更新2025年09月28日