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・・・

私の分類では、フォアフット蹴りは、インパクトの瞬間のエッヂの速度ベクトルが水平に近ければ「回し蹴り」、水平と大きく異なっていれば「三角蹴り」、と命名しておきます。
地面に垂直なら前蹴り(上げ)です。

三角蹴りが最も成功した場合には、敵の前腕の骨を折る事や、レバー蹴りで一撃KOする事が出来ます。

インターネットで調べると、三角蹴り=三日月蹴りだと書かれていた。
三日月を調べるとアゴだと分かった。
て事は、元は三角蹴りはアゴを蹴る為の蹴りだったのか。
その蹴り方で中段を蹴る事の方が多いって事なのかしら。
昔の空手の教本には三日月蹴りとして足裏で標的を外から内に向かって払う技が書かれていた様に私は記憶している。
昔は、極真空手の教本にも、そう書かれていたんじゃなかったかなあ。
2025年09月27日現在では、
YouTubeの
Karate-do Taishijuku 大志塾
というチャンネルの
【中達也の武道空手】三日月蹴りはこう使え!
という動画で、その技が説明されていました。
こっちの方は、高い位置を三日月蹴りで蹴った場合のインパクトの瞬間の蹴り足が敵には三日月形に見えるからそういう名前なのだろうと思う。
そこで私は、三日月蹴りという言葉を使うのはやめて「三角蹴りでレバーを蹴る」とか「三角レバー蹴り」と言う事にしようかと思ってます。
三角蹴りという言葉は、標的をレバーに限定しない言葉だとしておきます。

2025年09月現在まで私は、三角蹴りを全く練習して来なかった。
そんなもん練習しなくたっていきなり蹴れるでしょ、前蹴りと回し蹴りが出来りゃあ三角蹴りは練習しなくても出来るでしょ、回し蹴りは練習しないと出来ないけど三角蹴りに練習は要らんでしょ、と考えて三角蹴りを全く練習して来なかったせいで、三角蹴りの事が全然わかりません。

回し蹴りのページを書いている時にインターネットで色々調べて、ムエタイやキックボクシングのミドルキックは回し蹴りじゃないらしい、という事が分かり、これらについて見聞きした事は三角蹴りのページに書こうと思い立ちました。
ムエタイやキックボクシングのミドルキックは三角蹴りだとすると、三角蹴りも随分と薀蓄(うんちく)が多い蹴りなんだなあ、と今では思っています。



キック・ボクシングで「ハイ・キック」「ミドル・キック」「ロー・キック」と呼ばれている技は、三角蹴りだろうと思う。
ムエタイで「テッ」と呼ばれている技は、全くの三角蹴りではないかもしれないが、回し蹴りでもないらしく、回し蹴りよりは三角蹴りに近いんじゃないかと私は思っている。
「テッ」はムエタイの主力技です。
「ランバー ソムデート M16」というYouTubeチャンネルで、ムエタイの達人が「狭く蹴れ(脚を横に広げ過ぎるな)」とか「強く蹴る為に最も大切なのは助歩する事だ」「インパクトの直前に腰を入れてヘッドを水平に走らせろ」と指導しているのを見た。
脚をあまり横に広げないという事は長回し蹴りじゃないという事です。
助歩すると蹴りの威力が大きく成るという事は、短回し蹴りでもないという事です。
やはり三角蹴りの要素が入ってるんだと思う。
けれど、インパクトの瞬間のヘッドの速度ベクトルが水平ならば、全くの三角蹴りでもない。
一方、闘う神主TV[高松市キックボクシングトータルフィットネス繋]、というYouTubeチャンネルの、空手のハイとキックボクシングのハイの違い、という動画(https://youtu.be/iwls_QS0nRs)を見ると、キックボクシングの「ミドル・キック」は全くの三角蹴りであるらしい事、が分かります。




YouTubrの「ランバー ソムデート M16」というチャンネルで、「ムエタイのミドルキックは助歩して蹴れば蹴りが重く成る」という法則が紹介されてました。
四つ足の構えからの出方で言うと、ホバー順回転の第1状態から三角蹴りを実行する形で出る場合と、ホバー逆回転の第5状態から三角蹴りを実行する形で出る場合に、第1状態や第5状態で一時停止しなければ蹴りが重く成るよ、という教えです。
これを私は考え落としていたので、大変勉強に成りました。
この蹴り方は回し蹴りの2ディスク模型とは原理が違う。
助歩して蹴る三角蹴りの原理は、支点を動かす事によって振り子を加速するやり方、だと見なせるでしょう。

YouTubeの「宍戸祐太」というチャンネルでは、ムエタイではミドルキックを必ず斜め前に踏み込んでから蹴る、という説明が含まれていた様に記憶しています。
そうする理由は、カウンター攻撃の害を防ぐ為だったと思います。
なるほど合理的だ、と納得しています。
三角蹴りのコツのレパートリーに加えたい。

最終更新2025年10月05日