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人が幾ら強い生産意志を持っていても、その生産を果たせるか否かは、経済循環機関の全体としての様相によって左右されるだろう。 その時代のテクノロジーの水準とか景気とかが、それだ。 そういう、人が生産目標を達成できるか否かを決めている要素の価値を、アテ価値と呼ぶ事にする。 アテ価値の別名として、メタ価値という言葉と能力価値という言葉も使う事にする。 それに対して、価値保存の法則における益流に対応する価値を、意志価値とかツモリ価値と呼ぶ事にします。 役に立つ事を「タメに成る」とも言うので、タメ価値を益の別名とします。 名称については、金銭貸借における用語法を参考に決めました。 返すツモリと返すアテがある、返済の意志と能力がある、という表現がそれです。 アテ価値は、各人に心理的に貯蓄されているツモリ価値とは別の物だ。 経済発展とは何か、を考える時には、各人に貯蓄されているツモリ価値の和を増加させる事ではなく、世の中に存在する「当て」の総量を増加させる事を考えねばならない。 これは、技術上の発明をしたり学問で業績を上げる、といった様な事だ。 また、価値保存の法則が成り立つ事は、人に貯蓄されているツモリ価値の総和は変化しない、という事だから、そもそも、それを増加させる事は不可能(厳密には購入目標が可変だからその分だけ可変)である事を意味する。
意志価値は、各個人の今後生産するツモリである価値の量、によって代表される概念です。 経済全体に蓄えられている価値の総量が大きいためには、この意志価値が大きい事が必要ですが、それだけでは不十分です。 なぜならば、ある人が幾ら大きな志を持っていても、その人にそれを実現する能力が無かったり、周囲の状況がそれを許さなかったりすれば、その価値生産は実現されないからです。 そういった、価値生産の意志が実現される前提条件が、アテ価値です。 アテ価値の変化は、景気の変動、学問の進歩、技術的新発明の登場、社会制度の進歩、物財の普及によって起こる、と考えられる。 アテ価値の増加への生産者の寄与は利潤とは一致しませんが、例えば、携帯電話や自動車を生産して供給している生産者が社会のアテ価値を増加させて来た事、は間違いないでしょう。 従って、学問上の業績の新規樹立とそれの技術や制度への反映や技術上の新発明の登場だけでなく、旧来のアテ価値に依拠した通常取引(金流と益流)の全てが、アテ価値の変化に何らかの影響を及ぼしている、と考えられます。 アテ価値は、自然環境の変化や、設備の老朽化や、知識やノウハウの伝承エラー、によっても変動する。
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最終更新2015年12月26日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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