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2014年02月25日(火曜日)
アテ価値と利潤の不一致(宇田経済学の話の続き)

アテ価値と利潤の不一致を理解するための簡単な例を思い付いたので、書いておきます。

トランシーバーの生産者がトランシーバーをN個売ると、その利潤はNに比例して増えます。
一方、それを購入して使用する人々のその事によるアテ価値の増加は、各人についてN-1に比例する(N-1人の相手と会話が出来る様に成る)から、N人全体ではN×(N-1)に比例する、と考えられます。
したがって、利潤とアテ価値は一致しません。

電話で考えると回線設備の設置に費用が掛かるので利潤の方もNに比例しそうにないなあ、と思ってトランシーバーを題材に使いました。

宇田経済学@持論@学問に、宇田経済学についての記事のリストがあります。

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昨日の記事への補足。

2013年12月01日の記事に書かれている、斥力維持活動無しでは大した積極性なしに社会は程々の豊かさに成るだろう、という私の感覚も、斥力維持活動の存在を私が推定した根拠です。

また、長期的には資源の枯渇や自然環境の悪化で程々の豊かさを維持できなく成る事が懸念されますが、これについても、斥力維持活動が行われなければ研究者が真面目にやってれば克服できそうな感じ、を私は持っています。
経済的にモテない人も同じ様に感じるので斥力維持活動は有るだろう、という風に私は考えたわけです。

斥力発生の具体例としては、安アパートを撤去して家賃の高いアパートに建て替え貧乏暮らしが出来ない様にする、などの施策も挙げられよう。