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各態での有効な戦術を特定し、また、別の態に移行するための相転移の技術を考案すべき。

気態 重心間距離×重心相対速度が大きい状態。 液態よりも腰高、足を前後にのみ開き左右には開かない、手は低く構え、上半身を鉛直に起こす。
液態 重心間距離×重心相対速度が小さい状態。 気態よりも腰を落とし、足を前後にも左右にも十分に開く、手は高く構え、上半身を前傾させる。
固態 相手の意に反した重心移動が困難な状態。
相転移 蒸発(気化) 液態から気態への移行。
凝縮(液化) 気態から液態への移行。
融解 固態から液態への移行。
凝固 液態から固態への移行。
昇華 固態から気態への移行。液態を経ない。

※名称は中学校の理科で習う物質の三態から取っています。


昔書き掛けた文章を、とりあえず以下に掲載しておきます。
後日しかるべき場所に移動したい。
当時は以下の様に考えていたようだが、その後色々観戦していると、まだまだあるんだなあ、と思うように成った。
組み技対策

後で書き直します。

打撃系格闘家が組み技系格闘家に負けるパターンは決まり切ってる。まず両者打撃警戒態勢になる。次に組み技系格闘家が機を見て打撃系格闘家の脚ないし腰に抱き付く。この状態で打撃技は使えなくなる。脚に抱き付かれた場合には打撃系選手が後頭部へパンチを食らわし組み技選手を倒すケースもあるようだ。が、同じ組技系選手でもヒクソン・グレイシーぐらいになると、そんな隙は見せない。絶妙な位置に抱き付き、敵の重心バランスをコントロールして蹴りを封じるのだそうだ。もちろん肘打ち等の手技の死角に入った上での事だ。次は、組み技系格闘家が打撃系格闘家を仰向けに倒しその上へのしかかる。最後は組み技系格闘家が、仰向けに倒れて顔を両腕でガードしている打撃系格闘家の、ガードの隙間から頭部にパンチを何発も差し込みレフェリー・ストップがかかるか、組み技系格闘家の関節技(寝技)が極まったり絞め技が極まったりするか、どちらかだ。以上を踏まえて、空手家が如何にすれば組み技系格闘家に勝てるかを考えてみよう。まず最初のホールドを避けると同時に相手を倒すチャンスを作るためには、的確かつ強烈なショート・レンジの打撃技を出せる様になる必要があろう。「ショート・フック」「アッパー」「肘打ち」「膝蹴り」。敵が抱き付いて来るときの敵の頭部のコースはいつも同じなのだから、バッティング・センターよろしくバスケット・ボールでも腰等に投げ付けてもらってそれを打撃する練習をすると良かろう。最初のホールドを体捌きで交わすのも有効だと思う。敵は全身を預けて来るわけだから、それは捨て身の攻撃であり、交わされると敵は圧倒的に不利になるだろう。敵がこちらのショート・レンジ打撃を潜り抜けてホールド出来た場合、あるいは敵のホールドを上手く交わせなかった場合、仰向けに倒されない様にする相撲技術が必要だ。シウバもクロコップもこの技術を持っているし、倒されても初期状態に戻す技術を持っている。注意すべき点がある。まず、不用意に前足による蹴りをボクシングのジャブ感覚で出すな、という事だ。蹴りを出すのは、一発で仕留める自信のあるときにのみ、強力な蹴りを出すこと。後ろ足による蹴りであっても安易なローキックは敗因となる。一発だけでは敵を倒せない蹴りを出すと、脚を取られて仰向けに倒される。倒されても初期状態にする事が出来るようにするためには、敵と自分の間に常に自分の踵を入れておくようにする必要がある。と思っていたが、ボトム・コントロール・ポジションというものを取れば良いらしい事を遅まきながら最近になって知った。立ってもみ合ってるときに倒されない様にするには、敵を前方に強く押し返す事が有効だと思われる。自分が立位で敵が寝ているときには、敵は足をこちらに向けて来る。この場合には、敵の足を回し蹴りで蹴って、敵の体を回転させ、敵の腹部等に踵落としをしたり、肘や膝を立てて、敵の上へ体ごと落下したりすると良い。と思っていたが、申し訳ない事に、敵の足を回し蹴りしても敵の体を回転させる事は出来ないらしい事が、実戦の観察より分かった。自分が寝て敵が立っているときには、脚を曲げて出来るだけ縮めよ。こうして、寝技で勝負する事を避ける。


最終更新2015年02月05日