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中学校で習う理科の用語に倣って、固態から液態へ移行する事を、融解と呼ぶ事にする。

融解の技術としては、具体的には、タックルを受けたら、倒される前に床から大きなトルクを摂りつつ体を鉛直軸の周りに回転させればホールドを切れないか、とか、綱引きで急に引くのを止める要領で故意に変な方向に倒れれば倒れた後で融解できるのではないか、とか、倒れ始めてから倒れ終わるまでの間に相手と自分の体の間に自分の膝を入れれば倒れた後で融解できるのではないか、とか、相手のつかみ直し(手の持ち替え)の瞬間を狙って瞬発的に動作すれば融解できるのではないか、とか、思うが、確かな事は知らない。

レスリングの技法の中に答えがあるだろう、と思う。

ホールドしている者の方が、ホールドされている者よりも、目の潰し合いの競争で不利な体勢に成っているのではないか、という風にも思う。

ホールドされている者がホールドしている者に上からうつ伏せに覆いかぶさる形で潰す、という方法が検討されているシーンをテレビで見た事があるが、試合では見なかったので、通用しなかったのかもしれない。
上記を書いた後で、この方法は、PRIDE2005開幕戦でミルコ・クロコップがマーク・コールマンに対して、融解ではなく凝固阻止として成功させている事を、ビデオ観戦中に知った。

いずれにせよ、融解の技術は、凝固防止の技術とともに、打撃系の格闘技が復興するための鍵を握る技術であり、総合格闘技の試合で何年間も打撃系の格闘技が復興した状態は訪れずに今に至っている事から、未開拓・未完成の技術だと考えられるので、ここ掘れワンワン、と言いたい。









































最終更新2013年05月22日