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上体は敵に対して半身の向き、体軸を地面に垂直にする。
まず、敵が存在する方角とは90度だけ違う方角に向かってAFS基本姿勢(連動式長前ストレート打ちの終状態)を作り、その状態から前足(AFS基本姿勢の後足)の向き(カカト位置)を変えながら上体を起こす事によって得られる。
したがって、連動式長前ストレート打ちの直後にフォアハンド打ちやバックハンド打ちを実行する連打は、連続性が良い。
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写真では、右腕が掌底フォアハンド水平打ち、左腕が裏拳バックハンド水打ちの始状態の位置に配置されている。
AFS上起姿勢を始状態として連動式短前ストレート打ちを実行する事も出来ます。





重心
図中の足裏面内の2つの白点の中点を重心直下だと考えてみた。
すると、
重心のx座標=-0.24スネ、
重心のy座標=-0.10スネ、
である事が分かった。
この位置は骨盤の中心の直下に非常に近いが、完全には一致していない。
両足裏全面均等荷重だと、重心直下の位置は骨盤中心直下の位置から、もっと離れるだろう。
それは違うだろう、上体を前傾させてないのだから重心直下の位置は骨盤中心直下の位置に近いはずだ、と私は判断した。
足裏面内の白点をもっとカカト背に近づければ重心直下の位置を骨盤中心直下の位置に完全に一致させる事が出来るかもしれないが、それも正しい立ち方ではないだろう。
骨盤の位置は、実測に基づいて記入されているので、測定誤差を1cm以下に抑える事は出来なかった。
図では、重心直下と骨盤中心直下の距離は約0.03スネに成っているが、これは測定誤差と同程度だから、重心直下と骨盤中心直下は一致する、と考えるのが正しいのかもしれない。


水平フォアハンド打ちや水平バックハンド打ちは、上体を床に垂直に立てて行なわないと、肩関節の限界のせいか、上手く行かない。
AFS基本姿勢は、上体は微前傾しているので、これには向かない。

AFS上起姿勢では、上体を床に垂直に立てる。
AFS上起姿勢とAFS基本姿勢では、後足の爪先の向きも異なる。

AFS上起姿勢は、弓を引くつもりで作れば、バネが貯まっている状態である事を的確に意識できます。
  
敵に近い方の腕で同側軽ガードをする場合は、顔を敵の方に向けず、敵を横目で見ます。
全く敵の方を見ようとせず、顔も目線もx軸の正の向き(写真の手前の方)に向けてしまうと、AFS上起姿勢を始状態とするフォアハンド打ちやバックハンド打ちの技の質が低下する、と私は体感しました。


座標軸

x座標 y座標 z座標
AFS上起姿勢の定義正方形 前線 -0.50スネ~0.50スネ 0.50スネ 0
後線 -0.50スネ~0.50スネ -0.50スネ 0
前足側縦線 -0.50スネ -0.50スネ~0.50スネ 0
後足側縦線 0.50スネ -0.50スネ~0.50スネ 0
AFS上起姿勢 前線間距離で使う前線 -∞ ~ ∞ 0.60スネ 0
前足前底(中足)の中心 -0.50スネ 0.50スネ 0
後足前底(中足)の中心 0.50スネ -0.50スネ 0
重心(質量中心) -0.24スネ -0.10スネ 不明
前脚大腿骨上外端 -0.40スネ 0.15スネ 0.46身長
後脚大腿骨上外端 -0.14スネ -0.37スネ 0.45身長





最終更新2024年11月03日