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中段払いは、主に敵の中段前蹴りの害を防ぐ為に使う払い技ですが、ナイフで腹を刺す攻撃の害を防いだり、中の下段ストレート打ちの害を防ぐのにも使えます。 中段払いは、「下段払い」と呼ばれる非常に広く普及している払い技(空手の試合中の残心ポーズに見られる)への私の不満から生まれました。 したがって、中段払いは私が独自に考案した技ですが、既存かもしれません。 学生時代に半年ほど空手部に在籍していた時に先輩が「掬い受け(すくいうけ)」と呼ばれる和道流空手の技をしているのを見た事が有りますが、それに似ています。 また、ブアカーオ・ポー.プラムックが試合で掬い受けを有効に使っているのを見た事も多い。
私の手・腕を敵の足・脚と勝負させる事はしない、というのが私の方針です。 足・脚の方が手・腕よりも圧倒的に丈夫だからです。 下段払いの動きだと、私の前腕を敵のスネにぶつけてしまう危険が有る。 出来る人は、そう成らない様に、敵の蹴り足がインパクトのタイミングを過ぎて勢いを失ってから自分の腕を敵の脚に接触させる様にしているみたいですが、それは結構難しいし、それでは下段払いという技じゃなく成っていると思う。 また、自分の腕を敵の脚に接触させてからも、敵の蹴り脚をコントロールする為に、手首を腹屈させて敵の足首に引っ掛けますが、肘の曲がる向きとの関係を考えると、それよりも私の中段払いで手首を背屈させる方が深く引っ掛ける事が出来ます。
下段払いでは腕は上から下へ動くので、腕と脚の勝負が生じてしまう危険が有りますが、私の中段払いでは、腕は下から上へ動くので、腕と脚の勝負が生じません。 しかし、私の中段払いでは、私の腕が敵の蹴り脚を追う形に成るので、空振りが生じ易いだろう。 この点については、敵の前蹴りのフォアフット成分は上体を後傾させる事によって無効化し、ストレート成分は中段払いで逸らす、という風にすれば、フォアフット成分への空振りの害は生じない、と考えてみた。 また、蹴り足の往路では中段払いが空振りに終わっても、蹴り足の復路で腱を打ったり脚を下ろせなくしたりは出来る。
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最終更新2024年11月06日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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