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年金の原理

通貨の総量が正(プラス)である正定値通貨制度でも、所有通貨を減少させるつもりの人が居る一方で、所有通貨を増加させるつもりの人が居れば、
(今後売るつもりの益の量の全員分の合計) ≧ (今後買うつもりの益の量の全員分の合計)
という風に成り得て、通貨が不渡りに成るのを回避できる場合が有る。
そして、所有通貨を増加させるつもりは、老後の生活資金に当てる為の貯金をする必要から、実際に存在している心理である。
以下では簡単の為に、どの人も寿命は百年だとする。
0歳から19歳までの人による売買は全て保護者による売買だと考える事にする。
20歳からN歳までは1人1年につき (売るつもりの益の量) - (買うつもりの益の量) = P > 0 だとし、
N+1歳から99歳までは1人1年につき (買うつもりの益の量) - (売るつもりの益の量) = Q > 0 だとする。
すると、1年につき
 (売るつもりの益の量の全員分の合計) - (買うつもりの益の量の全員分の合計)
= P×(20歳からN歳までの人数) - Q×(N+1歳から99歳までの人数)
だから、
P×(20歳からN歳までの人数) = Q×(N+1歳から99歳までの人数) ・・・ ※1
ならば、
(売るつもりの益の量の全員分の合計) = (買うつもりの益の量の全員分の合計)
と成って、誰もが売りにおいては種目を選ばないという態度ならば、売りはぐれる人も買いはぐれる人も出ない。
一方、個人の心理の観点からは、N歳末(N+1歳始)の所有通貨量 P×(N - 19) が老後の生活資金として十分でなければいけないから、
P×(N - 19) ≧ Q×(99 - N)
つまり、
P÷Q ≧ (99 - N)÷(N - 19) ・・・ ※2
という人生計画をするはずである。
ここでもし、
(N+1歳から99歳までの人数)÷(20歳からN歳までの人数) < (99 - N)÷(N - 19)
ならば、※2を満たすP, Qはどれも、
P÷Q > (N+1歳から99歳までの人数)÷(20歳からN歳までの人数)
だから、※1を満たす事が出来ません。
故に、
(N+1歳から99歳までの人数)÷(20歳からN歳までの人数) ≧ (99 - N)÷(N - 19) ・・・ ※3
である事が必要です。
Nが大きければ大きいほど、また人口に占める高齢者比率が高ければ高いほど、※3の成立は容易である。
※2は十分条件だから、各人は人生計画において P÷Q を (99 - N)÷(N - 19) よりあまり大きくはしない、と考えられる。
この事は、(N+1歳から99歳までの人数)÷(20歳からN歳までの人数) が (99 - N)÷(N - 19) よりずっと大きいなら自分の人生計画と他人の人生計画が噛み合わず計画が実現しない事、を意味する。
(N+1歳から99歳までの人数)÷(20歳からN歳までの人数) が (99 - N)÷(N - 19) からあまり離れていないならば、人生計画として※1を採用する様に要請しても理解が得られるだろう。
個人の能力や忍耐には限界が有るから、Pには上限が有るし、Qには下限が有るので、P÷Qには上限も有る。

ここまでのプランに合わせた通貨の総量は、
Σn=20N+1(n - 20)P・s(n) + Σn=N+299[(N - 19)P - (n - N - 1)Q]・s(n) ・・・ ※4
ただし、s(n)はn歳の人数です。

どの年齢の人数も同じである場合には
(N+1歳から99歳までの人数)÷(20歳からN歳までの人数) = (99 -N)÷(N-19)
が成り立つので、全ての人が※1に従がって人生計画をすれば、その計画は実現する。
s(n) = S(一定) である場合には、※4は、
S{P(N - 18)(N - 19)/2 + (98 - N)[(N - 19)P + (N + 1)Q] - Q(N + 101)(98 - N)/2}
この式と
P÷Q = (N+1歳から99歳までの人数)÷(20歳からN歳までの人数) = (99 -N)÷(N-19)
である事とから、
通貨の総量は
 SQ{[(N - 18)(N - 19)/2 + (98 - N)(N - 19)](99 - N)/(N - 19) + (98 - N)(N + 1) - (N + 101)(98 - N)/2}
= SQ[(N - 18)(99 - N)/2 + (98 - N)(99 - N) + (98 - N)(N + 1) - (N + 101)(98 - N)/2]
= 40(99 - N)SQ.

どうです、みなさん、「私は謙虚です」「私は親切です」と言葉で言ってるのと同じ様なものである態度の、そのくせ間違いを指摘されても認めない、自分の意見と無関係な他者の意見すら優れていれば認めない、認めても恥ではない事だけ認めて自分を謙虚だとしている、十円を借りたら返すが百円なら返さないみたいな、社会とか常識とか大人という言葉で言い訳し攻撃する、社会や大人を履き違えた、そのくせ他人のそういう態度が露見すればそれを論外だとして失言辞任させる、何年生きてもそんな事しか学ばず肝心な事は20歳頃の私と比べてすら足元にも及ばないくせに若者を若造と呼んで侮辱する、「どんな事があっても暴力はいけません」と言いつつ暴力によってしか防げない様な加害をする、「人生は思い通りには行かない」と言いつつ他人の人生が思い通りに行かない様に画策する、「人はひとりでは生きて行けない」と言いつつ誰もひとりでは生きて行けない様に画策する、自分の方が偉いから優れているから偉いんだという循環論法に陥っており他者の優れた言動を自分の偉さへの侵犯だと僭越にも主張する、形だけの謙虚さ、形だけの礼儀正しさ、礼儀も謙遜も攻撃と防御の手段でしかない、社会人ぶり大人ぶりまともぶった嘘つきの、世の中の最も根の深い間違いを、もしそういう物が有ったとしてもそれは今まで自分を利して来たであろうという漠然としたうしろめたさを持ち正す事に消極的で、正す能力もない、気付きすらしない、生殺与奪の与としてカネを持たせる形でエコヒイキされた結果をよく自分だと思い込み果せた、あるいは労働より立派な仕事は無理だと自分で考えて労働者に成ったくせに労働者が世の中の最恩人であると言って言い訳し攻撃する、自分を侮辱する事は犯罪だという法律を作ろうとしておきながら、自尊心が傷付き易いからそうであるくせに、自分がした侮辱への反論は自尊心が傷付き易いからだと言ってもっと侮辱する、そんなどこにでも居るいい恥さらしの凡庸な偽善者よりも、世の中で一番有為な人材はオレだと豪語し、他人を見下し、敬老の精神が微塵も無い、誰に対してもオレが先生であり恩人なのだからという理由で尊敬も感謝もしない、そんな私の方がよっぽどまともな良い人だという事、どちらが危険なのか、どちらが犯罪を犯すのかが、あなたにも、これでもうよく分かったでしょう。




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最終更新2021年05月08日