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H4a1, H4b1, H4c1, H4d1@逆回転ホバーから@出方@基本動作@四つ足の構え@液態用@構え@デザイン例に加筆している時に肝心な事に気付いたので、ここにも書いておきます。
液態での打撃攻防では、敵の攻撃技のインパクト予定ポイントに、インパクト予定タイミングを過ぎてから出来るだけ早く敵に狙われた標的(自分の身体の部位)を置くのが、返撃の極意だと言えるのかもしれない。
つまり、如何にして敵の攻撃のインパクト予定位置・タイミングに標的(自分の身体の部位)が存在しないようにするかを普通は追求しがちだが、本当に追求すべき事はそれではなくて、敵の攻撃のインパクト予定タイミング以外には敵の攻撃のインパクト予定位置に標的(自分の身体の部位)が存在する様にするにはどうしたらいいか、なのだろう、という事です。
敵のパンチが届かなければ自分のパンチも届かないのだから、自分のパンチを届かせるには、どうしても敵のパンチが届く位置関係に自分から入る必要がある。
出来るものなら引き戻し中など空振り後の敵の怖くなくなった状態の拳に自分のアゴを自分から押し当てに行くぐらいの粘着性が無ければ返撃は出来ないのではないか。

私と敵で身体のサイズが違う場合には妥当しないし、また、私が敵の横に回り込んで敵を攻撃すればよい、という考え方も間違っていないので、以下に私が書く事が全てではないけれど、以下の様な事を思った。

例えば、私が敵のアゴに正拳連動式短前ストレート打ちを当てたければ、私は敵の正拳連動式短前ストレート打ちが当たる位置に自分のアゴを持って行くのが良い。
アゴ以外の標的、正拳連動式短前ストレート打ち以外の打撃技についても同様だ。
私の攻撃技が敵の被撃部位に当たる様に狙う代わりに、敵の攻撃技が私の被撃部位に当たる様に狙った方が便利だ。
私の攻撃技が敵の被撃部位に当たる様に狙う時には、狙う事は自分がしなければいけないが、敵の攻撃技が私の被撃部位に当たる様に狙う時には、最後の微調整は敵がやってくれる。
よくは思い出せないが、小学生の頃の私は第一印象的に、そう思った様な気がする。
その後、大人のテクニックの中にもっと良い方法が有るだろうと思いながら何十年も生きて来たが、多湖輝の「頭の体操」的な意味で、多くの事を学べば学ぶほど目が曇ってその真理を忘れて行ったが、結局そこを避けて通る事は出来ないみたいだ、と最近思う様になった。
敵に先に撃たれて命中させられてしまえば負けだから、それだけでは不十分だが、それではそういう位置関係を避ける事が出来るかと言えば、敵のパンチが私に届かない位置関係では私のパンチも敵に届かないのだから、避ける事は出来ない。

1発で倒せない技なら、当てられた後で敵と同じ技を直ぐに返せば必ず当たる、というのも有る。
これは、YouTube動画で見たローキックについて福地勇人さんがしている指導の中にそういう考え方が含まれているみたいだと思った。

敵の攻撃をバックステップでかわしてから返撃するというやり方は返撃の基本だと普通は考えられていると思うが、バックステップでかわせたなら、敵が空振り後にさらに前進しなければ、私の返撃も敵に届かないのである。
敵は空振り後にさらに前進するからそれでいいんだよ、と言われれば、そうなのかもしれない。
しかし、それでは、返撃の原理として、いまいち突き詰められていない気がする。

逆回転ホバーから出るH4a1, H4b1, H4c1, H4d1を分析していて私は、敵の攻撃が私に届かない本質はバックステップではなく攻撃中の姿勢が基本姿勢と異なる事に有る、という事に気付いた。

敵=攻撃中の姿勢 and 私=攻撃中の姿勢なら、私の攻撃は敵に届く and 敵の攻撃は私に届く。
敵=基本姿勢なら、私の攻撃は敵に届かない。
私=基本姿勢なら、敵の攻撃は敵に届かない。
したがって、敵が攻撃失敗後にさらに接近して来るという愚を犯さない限りは、返撃においては、攻撃失敗後の敵が基本姿勢に戻る前、まだ攻撃姿勢で居る間に、私は敵に自分の攻撃をヒットさせなければいけない事に成る。
かわすかわさないは、バックステップという重心位置の変更ではなく、基本姿勢と攻撃用姿勢のわずかな違いに掛かっているようだ。

敵の攻撃が届かない距離に成るまでバックステップで移動する、という考え方でも、その後、前へのステップで再接近して返撃すれば、届く届かないの計算は合う。
しかし、それでは、返撃が遅れてしまい、返撃までの間に敵は体勢を立て直す事が出来てしまう。
これでは、踏み込んで先撃するのと同じに成ってしまい、返撃ならではの持ち味を出せない。
逆回転ホバーから出るH4a1, H4b1, H4c1, H4d1では、良く見てみると、外八字立ちからAFS基本姿勢への移行で、アゴはあまり後退しない。

バックステップを使った返撃の原理として、2026年春に私が到達した考え方を、以下に図解します。
私は青色で、敵は赤色で描かれています。
バックステップを使った返撃をするのは私です。






















両者が攻撃中の姿勢の時にパンチが届くのは良いんだけど、
私が基本姿勢の時にも敵のパンチが届いてしまっている。























私が基本姿勢ならパンチが届かない所は良いんだけど、
両者が攻撃中の姿勢でもパンチが届かない。





















私が基本姿勢なら敵のパンチは私に届かない(=敵が基本姿勢なら私のパンチは敵に届かない)が、
両者が攻撃中の姿勢ならパンチが届く。









使








こう成る様に狙って敵が踏み込んでパンチを打ったり、踏み込まずにパンチを打ったりする場合、こう成る直前にバックステップを実行する。
ただし、敵が踏み込まずにパンチを打つ場合(パンチが届く位置に元から立っている場合)には、それをバックステップでかわすのは普通は無理だろう。
私は、こう成るように狙ってバックステップする。
バックステップ開始が早過ぎると、敵はパンチを打たないので、ギリギリ間に合うようにバックステップする。
運悪く敵のパンチが私の顔に当たっても、それは敵のパンチのインパクト・タイミングを過ぎてからに成る様に、しかし敵がまだ攻撃中の姿勢で居る間に当たる様に、私も敵にパンチを打つ。

空手の受け技(~払いなど)は、この時に敵の死に腕が私の攻撃の邪魔に成らない様に敵の死に腕をどける働きをする。
これは、銃撃戦で敵の薬きょうを踏んで転ばないように敵の薬きょうを掃除する事、に喩えられよう。









使







こう成る様に狙って敵が踏み込んでパンチを打ったり、踏み込まずにパンチを打ったりする場合、こう成る直前にバックステップを実行する。
私が遠過ぎる距離までバックステップする。
パンチが届く距離まで再接近する。
この時、敵の攻撃腕がまだ死んだままかどうか分からない。
私も敵にパンチを打つ。

敵が基本姿勢でも届くパンチを私は打つ事が出来るが、この時までに時間が経ち過ぎているので、この時には敵も2発目のパンチを打つ事が出来る。

これでは、私から先制攻撃したのと何も変わらない。
こうして見てみると要は、適正な距離での形を作る事(打ってはいけないパンチを敵に打たせる事)がバックステップを使った返撃の本質である様なので、意外な事にスウェイを使った返撃とあまり違わない。
スウェイの場合は胴や脚は逃げないし、追加でもう1回逃げ足す事が出来ない。
上体をのけぞらせた姿勢ではバックステップも出来ない。
またスウェイは、攻撃中の姿勢まで変形するのにかかる時間が長い。
しかしスウェイなら、敵が元からパンチの届く位置に立っていて踏み込まずにパンチを打つ場合でも、間に合う。
2025年までに井上尚弥の試合の様子を見て、井上尚弥が顔を前に出して、敵を罠にはめようとするシーンを多数回見た。
これまでは、それを奇策だと思っていたが、今回バックステップを使った返撃を分析してみて、スウェイと共にこれもほとんど原理は同じだな、と思う様になった。
奇策ではなくて、ボクシングの色々な枝葉をそぎ落とすと、究極的には返撃ってどれもコレをやってるんだよ、と言われるべき様な、種明かし技なのだな、と思うようになった。
敵がアレに引っ掛かれば、バックステップせずして、の形を作る事が出来る。
中央から後方に逃げるスウェイの代わりに、前方から中央に逃げれば、スウェイの欠点が無くなる。
返撃の本質は、打ってはいけないパンチを敵に打たせる事に有り、バックステップはその手練手管のひとつに過ぎない、と捉えるのが正しいようだ。

こうして見てみると、返撃はギリギリスレスレで余裕が無い。
その点を改善するには、敵のパンチをバックステップでかわして蹴りで返撃する、というのが良いのではないか。
それなら、パンチだけなら遠過ぎる距離までバックステップして蹴る事になる。
蹴りは起動からインパクトまでの時間が長いから駄目なのか否かが成否の分かれ目だろう。
長蹴りではなく短蹴りで返撃する、というのが必勝パターンなのかもしれない。



以下は、考え中の標語です。
勝負は、どうしてもしなければいけないものである。
恐怖の早撃ち勝負は不可避である。
粘着性を保持せよ、パリッと割れた様に敵から離れてしまったら振り出しに戻る。
不発弾に頬ずりする気持ちで粘着しろ。
インパクトの瞬間以外は敵の拳に自分のアゴを自分から押し当てに行くぐらいのつもりで居ろ。



最終更新2026年03月04日