since 2003
イレコナビ サイトマップ
< 武道 >
< 理論 >
< 空手以外 >
< 敵の手口を暴露 >
< 「発展途上国では物価が安いから人件費も安い」 >

このページは執筆中・未完成です。

「日本の会社の工場を外国に作るのは発展途上国では人件費が安いからだ」
「発展途上国で人件費が易いのは発展途上国では生活費も安いからだ」
こういう考えが定説に成っている。
池上彰さんもテレビでそう言ってたと思うし、私の父ウダオサムも、私がいぶかって「なぜ人件費が安いのか?」と質問すると、そう答えた。

しかし、この定説は私の宇田経済学で判定すると詭弁です。
この詭弁は、おカネが不正な無限連鎖講である事を非常によく反映しています。

賃金が安くたって、その賃金で買える物が同じなら、それでいいじゃないか、という考えについてですが。
これは、支払いを受けた人が支払った人とは別の人から後で何かを買う、という無限連鎖講の特徴をよくあらわしています。
それでいいじゃないか、と言われると、今まで誰も反論できなかった。
確かに、プレイヤーひとりひとりを考えてみると、誰も損をしていないように見える。
これが、おカネという無限連鎖講のズル賢いところです。
だからこれまで誰も尻尾をつかめないで来たのです。

宇田経済学の切り口では、次の様に考えます。
ひとりひとりに着目するのではなく、国全体に着目すると、輸入国Aが輸出国Bに支払ったおカネの総額で、後でBはAから自分達が輸出した財やサービスの全部と価値の量が同等である財やサービスを購入できなければいけない。
しかし、輸入国の物価水準よりも安い売価で輸出させられたのでは、それが出来ない。
したがって、日本の会社が発展途上国で日本国内よりも安い人雇費で役務の提供を受ける事を、発展途上国では物価が日本国内より安いからという理由で納得させるのは、詐欺である。
プレイヤーの中には得をする人も居るだろうし、損をした人も大抵はほんの少ししか損をしないだろうけれど、誰も損をしないようにするのは不可能だし、全員の損の合計は必ず巨額に上ります。

カネで買うというのは、導火線に火がついた爆弾を渡して、渡された人もまた別の人に渡せば誰も損をしないじゃないか、と言ってる様な物です。

この詐欺は、政府の徴税権が及ばない外国から、相手の無知に付け込んで勝手に徴税(物納方式)を行なう詐欺とは別の、上乗せされた詐欺です。

また、「物価が安いから」という説明には、良く考えてみると、おかしなところが有ります。
それは、まだ通貨を使っていない未開の社会に新規に仕事をしてもらい始めるときや、既に通貨は使っているが円やドルはまだ全く入っていない未開の社会に新規に仕事をしてもらい始めるときには、円やドルとの為替レートは未定義なのだから、物価が安いも何も無い、という点です。
仕事を発注する側が発注される側の物価を勝手に安く決めてるだけじゃないか。

---
2024年07月01日に、このページへのリンクがリンク切れに成っている事に気付いた。
その時に、このページの内容の一部が削除されているのではないか、と疑った。
私は、ウダオサムとの対話の内容をもう少し多く書いておいた様に記憶していた。
そこで、27日@2024年06月@日記の日記に書いた事を、ここに再掲しておきます。
1980年代か1990年代に私は怪しんで父ウダオサムに「発展途上国では人件費が安いというのは何故か?」と質問し、ウダオサムが「発展途上国では物価が安いからだ」と答えるのを聞いた。
その時からずっと私はこの問題を疑惑の目で見続けて来た。
池上彰さんもテレビで「発展途上国で人件費が安いのは発展途上国では物価が安いからだ」と言っていたような気がする。
三橋貴明さんはインターネットで言っていた。
つまり、「発展途上国で人件費が安いのは発展途上国では物価が安いからだ」というのは今までのところ誰も疑わなかった通説だろう。

先進国が発展途上国から資源や労働を購入した場合、発展途上国内の個々の人を見れば、その人は自分が売った分だけ発展途上国内で買う事が出来るから損をしない。
しかし、発展途上国の全体を見れば、先進国から受け取ったおカネの合計で、自分達が売ったのと同量の価値を先進国から買う事は出来ない。
発展途上国の方が人件費が安いとは、そういう事である。
したがって、発展途上国の方が人件費が安いとするのは本当は不当である。
この事は、次の事を意味する。
発展途上国内の個々の人も本当は売った分よりも少ない量しか買う事が出来ない。
大抵の人はその差は目に見えないぐらい小さく、中には売った分よりも多く買う事が出来る様に成った人も居るだろうけど、差の全員分の合計は必ず、先進国がちょろまかした巨額に一致する。
神保哲生の意見について、2:19:37から2:21:50まで、たかまつなな、が補足コメントをしている。
この部分のたかまつななの発言は、何度聞き返しても、私をせせら笑わせる。
私がそう言うと、この部分のたかまつななの発言をせせら笑うとは、なんてひどい人なんだ、と早合点する人も多いだろう、そういう種類の早合点は集団ストーカーが悪用しようと常に狙っているチャンネルです。
私がせせら笑うのは、以下の理由です。
先進国が発展途上国から資源や役務を購入する事が搾取なのは、現行通貨の本質が無限連鎖講だからである。
したがって、幾ら価格を修正しても、搾取ではなくならない。
エシカル消費?へ?エシカル搾取ですか?と言いたい。
無限連鎖講をやめなければ、エシカル消費だとかそんな小手先の対策では、搾取ではなくならない。
現行の通貨が無限連鎖講なのは、現行の通貨が正定値通貨だからです。
では、現行の通貨制度のままでは無限連鎖講ではなくならないのかと言うと、そうとは限らない。
例えば、直ぐに出来る間に合わせの方法としては、自国(特に先進国が)の通貨の発行権を他国(特に発展途上国に)にも与えてバランスを回復すれば、正定値通貨の不公平をキャンセルする事が出来ます。
日本国が発行する日本円 = 日本以外の国が発効する日本円の総額、
米国が発行する米ドル = 米国以外の国が発行する米ドルの総額、
その他の国が発行する通貨についても・・・、
という風にするんです。
これを見れば、先進国がして来た搾取の総量が如何に膨大であるかという事や、先進国は絶対にそんな事はしたくないと言い出すであろう事が分かるでしょう。
先進国のそういう性根を叩き直す必要が有るのです。
これが、この問題の本当の正体なんです。
たかまつななさんよ、目を覚ませ。
---





参考:14日@2021年11月@日記27日@2024年06月@日記


最終更新2024年07月11日