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横蹴り ストレート蹴り 蹴り


横蹴りは、後ろ蹴りではない。
股関節の柔軟性を十分に高めずに横蹴りを行なおうとすると、出来ないので、ついつい後ろ蹴りで済ませてしまいたい誘惑に駆られる。
しかし、後ろ蹴りは、蹴り足を後ろに引きながら蹴る技であるのに対して、横蹴りは、蹴り脚を前に出しながら蹴る技だから、一方を他方で代用する事は出来ない。
だから、後ろ蹴りとは別に、横蹴りもマスターしておく必要がある。
長い間わたしは、横蹴りと後ろ蹴りの違いを言葉で説明する事が出来なかったが、2023年終盤に次の様な事実に気付いた。
横蹴りは横股割り体操で高められるストレッチ能力を使う蹴りで、後ろ蹴りは縦股割り体操で高められるストレッチ能力を使う蹴りだ。
横股割り体操と縦股割り体操の違いは、自己ベストの開脚状態を保ったまま片方から他方へ移行すると股関節に怪我を負ってしまった、という私の経験から、明確に別種であると判断できる。

06日@2015年12月@日記に書かれている気付きによって、横蹴りについての私の認識は、根底から一新されました。
その結果、横蹴りとは左右対称蹴りの事である、と私は考える様に成りました。
これはどういう意味か、と言うと、横蹴りは軸足と蹴り足を左右対称に使う蹴りであり、前蹴りや後ろ蹴りは、そうではない、という意味だ。

横蹴りの脚の使い方の本質は四股立ちだ、と思う様に成った。
左右対称の四股立ちを、全体として左か右に傾けて、片足のみ接地した状態に移行し、この姿勢を基本として、上体を起こすなり捻るなりして、バランス特性やガード特性や視界を確保した物が横蹴りの姿勢だ、と思われる。
つまり、大相撲の土俵入りで行なわれている「四股を踏む」という動作、が横蹴りの本質である。
私は、こう考える様に成り、この考えの正しさには絶対の自信がある。

以上の認識にこだわって2022年からの練習では腰の向きを変えずに横蹴りをしようと努めたが、2024年夏頃に、それを諦め、蹴り動作中に腰の向きを変えて後ろ蹴りみたいな蹴りで済ませ、着地も敵にほとんど背を向ける様な着地にした。
今後股割り等の柔軟性をもっと高めた後で、腰の向きを変えない横蹴りの存立可能性を再度探ってみたい。
2024年10月時点では、腰の向きを変えて後ろ蹴りみたいな横蹴りをすると、標的にカカト底を当てる場合はインパクトの瞬間に足が水平に向く(カカトと爪先が同じ高さに成る)が、標的に足刀を当てる場合はインパクトの瞬間に爪先がカカトよりも少し低く成ってしまう。
これは、出来る人の足刀蹴りと違うので、間違ってると思う。
私のは、まだ、腰の向きを変え過ぎているんだと思う。
ひょっとすると「後ろ蹴りみたいな」ではなくて、「後ろ蹴り」に成ってしまっている可能性も有る。

股割りをやってみると分かるが、脚を左右に開いた状態と前後に開いた状態の間には、ハッキリとした不連続性がある。
十分に柔軟性を高めた後であれば、180度開脚したまま、一方から他方へ移行できる。
私は、高校生の時に、前後には180度開けるが左右には180度は開けない、という錬度で、何度も一方から他方へ移行する動作をして、この事が原因で、股関節を傷めた。
正確には、関節ではなく腱や筋肉を傷めたのかもしれないが、この不調は、48才の現在まで続いており、私にとって、ほとんど慢性の持病のごとき物に成ってしまった。
これからでも治したい。


蹴り脚の股関節での骨盤と大腿骨の位置関係は、後ろ蹴りではなく前蹴りにおける位置関係に近い。(推測)
軸脚の股関節での骨盤と大腿骨の位置関係は、前蹴りではなく後ろ蹴りにおける位置関係に近い。(推測)

股関節は、単一ではなく2つ有るので、蹴り脚を十分に高く上げる為には、蹴り脚の骨盤に対する角度だけでなく、骨盤の軸足に対する角度も、出来るだけ変化させる必要が有る。
骨盤の軸足に対する角度を変化させるコツは、蹴り脚の付け根の体側ベルトラインを持ち上げようとする事だ。
 
φだけでなく、θも増加させる必要が有る。
θを増加させるコツは、Pを持ち上げようとする事である。

標的に膝を当てる横蹴りでは、サンドバッグ蹴りで、上から下に摩り下ろす様に当てる蹴り方の体感が良かった。


ガード 軸足側の腕で インパクトまで 上段片腕垂直ガード 次項の準備。
最初から逆側片目ガードでは標的が見えない。
インパクト後 上段片腕逆側片目ガード
蹴り足側の腕で 脇腹ガード


--- 以上の内容を、以下の内容に、上書きして下さい ---

準備動作では、蹴り足のカカトは、軸足の膝の脇に引き付ける。
膝蹴りの様に、蹴り足のスネを鉛直に保ったまま、蹴り足の膝を前に上げるのではない。

また、準備動作では、蹴り足の膝は、内腿を絞る様な感じで、ターゲットから離れる向きに引き付ける。
違ったかもしれない。
蹴り足の膝はターゲットの方に開いて、そこから蹴り足を振り出す様に蹴るのだったかもしれない。(確認中)

エッヂは足刀かカカトか足裏全体か、という問題については、2014年12月27日現在の私は「カカトだ」と思う様に成っている。
足裏全体で蹴ると、カカト以外は柔らかいし、足首の角度が固定ではないので、そのクッション効果で、威力が小さいと思われる。
足刀だと、足首の角度が固定なので、クッション効果は小さいが、その分足首を捻挫する危険性が有る。
カカトは点なので、足刀や足裏全体に比べて、的中率は少し低いだろう。
敵の蹴られる部位が足刀の様な薄いエッヂに合っている、という場合も考えられる。
カカトで敵に接触すると、蹴り足の爪先は極めの瞬間にやや上向きに成らざるを得ない可能性がある事に気付いた。(確認中)
足刀で接触の場合は、蹴り足の足刀は極めの瞬間に水平に出来る。
参考:
08日@2013年08月@日記

不動立ちから横方向の継ぎ足ステップを踏んで蹴ると蹴り易い。

横蹴りに必要な股関節の柔軟性を獲得するためのストレッチ体操は股割りですが、普通の股割りは、次の2種類でしょう。

器具を使わず床に伏せて行なう方法。


床に座って器具を使って行なう方法。


しかし、これらの方法は両方とも腰を曲げたまま行なう物なので、腰を伸ばしたままで脚を開く横蹴りに必要な柔軟性を高める方法としては、理想的ではありません。

こういうのが有れば良いんだけど。

とか






フレキシング 始状態 足の配置 四つ足の構え第3状態横形、第5状態横形
終状態
(インパクトの瞬間)
足の軌道
着地 足の配置
グリッドデータ 軸足前底中心から標的までの距離 1.80スネ(足刀を当てる場合)
到達時間(起動からインパクトまでの時間) 0.46秒
周期(起動からAFS基本姿勢に戻るまでの時間)
エッヂ選択
腕の動き





フレキシング 始状態 足の配置 四つ足の構え第2状態基本形
終状態
(インパクトの瞬間)
足の軌道
着地 足の配置
グリッドデータ 軸足前底中心から標的までの距離 1.80スネ(足刀を当てる場合)
到達時間(起動からインパクトまでの時間) 0.42秒
周期(起動からAFS基本姿勢に戻るまでの時間)
エッヂ選択
腕の動き





フレキシング 始状態 足の配置 四つ足の構え第1状態横形
終状態
(インパクトの瞬間)
足の軌道
着地 足の配置
グリッドデータ 軸足前底中心から標的までの距離 1.80スネ(足刀を当てる場合)
到達時間(起動からインパクトまでの時間) 0.50秒
周期(起動からAFS基本姿勢に戻るまでの時間)
エッヂ選択
腕の動き





蹴り@空手の技@動画

最終更新2024年10月06日