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手指先 開手 半握手 全握手 手首 変形・補強

2010年頃に久しぶりに手刀打ちをしてみた時に、物体を実打すると手首の辺りの腱が痛くなる事に気付いた。
2022年にやってみても、やはり痛い。
おかしいなあ、高校生の頃はこんな事は無かったのになあ、と悩んでいる。
やってみて、標的への接触の瞬間に手刀を掌の側に少しだけ倒す(手刀を掌底の様に当てる)と手首の辺りの腱が痛くならない実感が有る。
でも、それは邪道かもしれない。
標的に接触する前に加速をやめれば手首の辺りの腱が痛くならないのではないか、という可能性も調査中です。
接触後も手刀を標的に強く押し付け続けるからいけないのではないか、とか考えてます。
手刀だけが標的に接触していれば痛くならないけど手首まで接触してしまえば痛くなる、という事なのかもしれない。
親指付け根と小指付け根を近付ける様に掌をすぼめると痛くて掌を張り伸ばすと痛くない傾向も有るような。
後で考えます。

手背刀打ちでは筋力で手を手背刀形にあまり固めないのと同様に、筋力で手を手刀形にあまり固めず、力を抜いておくと手首の腱を傷めないかもしれないが、まだ良く分からない。

手首を甲の側へや親指の側へ反らしておくと痛くならないのではないか、そうでない場合は、接触の瞬間に小指側の腱が張って手首から剥離しようとするから痛いのではないか。
やってみて、そういう実感も有るが、痛かった事も有る。
また、敵の首を打つ時など、手首を真っ直ぐに伸ばして打つ事が必要な場合も有るはずだ。

とにかく、全力で打つと痛くなるので、ああでもないこうでもない、と考えてしまうけど、全部見当違いで、単純に鍛錬が足りないだけなのかもしれない。

2022年09月頃には、表面強度のエッヂ堅めでも構造強度のエッヂ堅めでも、結構強く打っても、あまり痛くなくなった。
単なる鍛錬の問題だったかもしれない。
肘までしっかり力を入れておくか否かでも痛くなるかどうかが変わる気がする。

隣り合う指を密着させていないと、コンタクトの瞬間に隣り合う指同士がぶつかって痛い場合が有る。
密着させていても痛い場合は、さらに、例えば小指だけ掌の側にズラしておけば、隣り合う指同士がぶつかる痛さを軽減できる。
指を階段状にずらしておくと、指がぶつかって痛くなる事が無いが、掌が曲がるのでNG。
熊手で手刀打ちは張りが足りないか。
熊手で手刀打ちしたのでは、指の重さを威力に役立てる事が出来ない。
野球のバットの打点より先の部分が無ければ、打球の飛びが悪く成るだろう。
極真空手の本には指先を軽く曲げて力を入れた状態の手刀が、伝統空手の本には指を反り返らせて伸ばし切った状態の手刀が描かれている。
私は今までずっと当てるなら極真空手の手刀の方が正しそうだと思って来た。
今でもそう思う。
けれど、正拳で手甲側の腱を張るのが合理的であるのと同様の理由で手刀では掌側の腱を出来るだけ伸ばして張るのが合理的かもしれない。
どちらが正しいのか今後検証して行きたい。
因みに極真空手の手刀なら指同士がぶつかって痛いという現象が起こらないのではないか。
昔この手刀で練習していた頃には指同士がぶつかって痛いという経験をした事が無い。
高校生の頃の私は、極真空手の手刀と伝統空手の手刀の違いを根拠に、極真空手が本物の空手なのであって伝統空手は本物の空手ではない、と思っていました。
フルコン空手最強を信じていたわけです。
判断材料は少ししか無かったけれど、しかし手刀の違いは私にとって結構決定的でした。
尻尾を出したな伝統空手、と思ったわけです。
伝統空手の手刀は、見せる手刀であって、威力や耐久力が問われないからそんな事をやっていられるんだ、という風にハッキリ見えました。
極真空手と伝統空手では足刀も違います。
極真空手の手刀と足刀には、正拳における握り締めに相当する締め(しめ)が含まれていますが伝統空手の手刀と足刀には締めという要素が抜けています。

標的 敵の首
敵の肋骨と骨盤の間の隙間


最終更新2024年02月21日