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人の経済的価値が消費の必要性や消費欲や消費夢で規定されるのが費性、生産夢や生産欲で規定されるのが産性。
命名は、化学の酸性とアルカリ性をもじっての物です。
費性の読みは「ツイヤシ性」だ、とするのが良さそうだ。
pH(ペーハー)を定義できるかも。

産性と費性は、成熟化社会で景気が低迷して経済が停滞する、という問題を解く鍵を握っている概念だろう。

人の意志が、特定の益種を、または特定の益種格を、特定の量だけ購入するつもりだ、という形で存在している場合、この人は、その目標を達成するために、
(購入するつもりの価値) - (所有している通貨の価値)
の分だけ、通貨を稼がなくてはいけない。
この場合、目標は購入であって、通貨を稼ぐための販売は、その為の手段に過ぎないので、販売においては、益種には全くこだわらず、買い手の要望に出来るだけ応えようとするはずだ。
この応答特性が、経済にとっての価値だと見なされる。
この様な人が全体の大多数である事が、費性の定義だ。

一方、人の意志が、特定の益種を、または特定の益種格を、特定の量だけ販売するつもりだ、という形で存在している場合、この人は、その目標を達成するために、
(販売するつもりの価値) - (所有している購入証の価値)
の分だけ、購入証を稼がなくてはいけない。
この場合、目標は販売であって、購入証を稼ぐための購入は、その為の手段に過ぎないので、購入においては、益種には全くこだわらず、売り手の要望に出来るだけ応えようとするはずだ。
この応答特性が、経済にとっての価値だと見なされる。
この様な人が全体の大多数である事が、産性の定義だ。

費性は赤銭経済に良く馴染むし、産性は青銭経済に良く馴染む事が分かろう。

一般には、全員が全くの産性であったり、全員が全くの費性である、という事は有りそうにない、だけでなく、どの個人も全くの産性でも費性でもない、という事が非常に有りそうである。
構成員全体のpHに応じて、それにジャストフィットする通貨制度をあてがう、という路線が、目指される所だろう。




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最終更新2015年12月25日