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前→右(Γステップ)では始状態がBFS基本構えで終状態がテニスの構え、などなど。
Lステップとの違いは、Γステップではハーフステップかバックステップの前端にサイドステップが接続しているのに対して、Lステップではハーフステップかバックステップの後端にサイドステップが接続している事です。

ΓステップとLステップでは、重心の運動方向を変えるための地面を蹴る足は斜めに出す。
こうする必要があることは運動量ベクトルの変化と力積ベクトルの関係から言える。

Γはギリシャ文字で、ガンマと読みます。

BFS基本構えから出発して、まずハーフステップを途中まで行います。図1,図2,図3
ハーフステップの着地の直前に、前足で地面を斜め外に蹴り(図4)重心の運動方向を90度変えます。図7
それと同時に、後ろ足を横に出して、テニスの構えで着地します。図5,図6

途中の方向転換の所で着地をテニスの構えにすれば、反対方向に跳ぶ事も出来るのではないか、と思ったりしますが、これについては、まだ試していません。


 

 

このΓステップには、方向転換の瞬間に前脚が滑る(Γステップ(20130419a)@空手の技@動画)リスク、があります。
AFS用のステップに比してBFS用のステップは全般的に床面に大きな摩擦係数を要求し、滑りリスクを抱えていますが、方向転換しない場合には、滑ってもバランスを保つ事が出来る場合が多い。
大学1年生の時に、空手部の夏合宿の自由組手で、私は、
Γステップによる斜角侵入BFSを試みた際に、前足が滑って失敗しました。
木製の床に裸足だったので、普通は滑らない状況でしたが、床に汗が溜まっていたために、滑りました。
同輩に、滑らなければ一本取れそうだった、と言っても信じてもらえませんでした。
Γステップを用いたのは、その時が最初でした。
即席で思い付いて即席で試してみました。
大山倍達氏を主人公のモデルとした漫画「空手バカ一代」で、三角跳び蹴りというものを見て、それは自分には出来ないけれど、この考え方を活かせないものか、と考えての事でした。

ハーフステップBFSのハーフステップをΓステップに取り換えると、こちらの前足の着地点を内側から狙った相手の足払いをかわす事が出来るのではないか。


Γステップ@気態用ステップ@空手の技@動画

最終更新2013年07月24日