since 2003
イレコナビ サイトマップ
敵が抱きつくタイプである場合については、既に多くの打撃系格闘家から色々な対処法が出されているが、私も独自の方法を提案したい。
まだ良く分からないんだけど、手や足や腕や脚でどうこうしようとこだわるのがいけないのではないか。
たとえば、抱きついて来る敵に向かって自分の身体全体をぶつける、それも少し斜めに強くぶつけると、敵は抱きつく事に失敗するのではないか。
敵が前脚に抱きついて来る場合は、前足または後足を軸にして身体全体を大きく回転させると、自分の胴体が敵に当たるために、敵は抱きつく事に失敗するのではないか。
前足を軸に回転する場合には、回転する直前に前足の接地位置を少しだけずらすとよいのではないか。
こちらが立位を維持できて、敵が抱きつきに失敗すれば、敵を上から踏む事が出来るのではないか。
敵が抱きつく為に前傾姿勢に成れば、敵は前がよく見えない状態に成っているのではないか。
その事を利用できないか。
前をよく見るために顔を起して抱きついて来る敵には、敵の顔に自分の胴体を強くぶつければ敵は首の骨が折れるなどのダメージを受けるのではないか。
うんこ座り姿勢に移行するとタックルの計算が狂うのではないか。
一般に、敵の重心の高さに自分の重心の高さを揃えて対抗するのが有効かもしれない。
Youtubeで金原正徳という人の解説動画を見ると、タックルには片足タックル、両足タックル、ハイクラッチの3種類が有るらしい事が分かった。
以下で分析する矢地祐介さんのタックルは両足タックルです。
金原正徳さんの解説動画では、タックル者の肩と被タックル者の胴体の接触位置が、矢地祐介さんのタックルより高い。
おそらく矢地祐介さんのタックルは対打撃格闘家用の実戦版で、金原正徳さんの解説動画のタックルはレスリングの教科書版なのでしょう。
したがって、矢地祐介さんのタックルの方が攻略が難しいと思われますが、金原正徳さんの解説動画のタックルを攻略するには、下記の考察とは別に改めて最初から考え直さなければいけない様です。
両足タックル
纐纈卓真という空手の先生が発信している動画で、矢地祐介という人のタックルを観察してみた。
以下の点に気付いた。
タックル者＝矢地祐介、被タックル者＝纐纈卓真。
被タックル者の前足＝右足、被タックル者の後足＝左足。
・ タックル直前にタックル者は被タックル者の右腕を左手で内側から封じている。
しかし、タックル者の左手は被タックル者の右膝に行くのだから、被タックル者の右腕はずっと封じられ続けるわけではない。
・ タックル者の頭部の軌道が被タックル者の意表を突いて急沈下する。(変化球)
・ タックル者の頭部も被タックル者の胴体前面スレスレのコースを通るので打たれないし、タックル者の腕も被タックル者の手が届かない位置を通る。
・ タック者の右肩が被タックル者の右腰前面に、タックル者の右頬が被タックル者の右腰側面に押し付けられる。
・ タックル者の左上腕は鉛直下方に向き、左手は被タックル者の右膝裏を抱える。
・ タックル者の右腕はよく見えないが、右手は被タックル者の左膝裏を抱えるようだ。
・ タックル者は被タックル者の前脚太腿前面に自分の胸を押し付ける(という意味のテロップ)。
・ タックル者の肩が被タックル者の腰の位置にあるので、被タックル者が脚の向きを変えてもタックル者の手は被タックル者の膝に届き続ける。
・ 組み技で打撃格闘家に勝つには、タックルの使用は不可避であり、タックルは実質上1種類しかないので、被タックル者は別のタックルへの対策を間違って発動してしまう事を心配しなくてよい。
| タイミング | どうするか | 事前評価 | 実績 | |
| 出鼻 | 被タックル者は右肘ストレート打ちをタックル者の左鎖骨に当ててタックルを止める。 | タックル者が被タックル者の右腕を内側から封じるし、タックル者の左肩は急沈下するので、それは出来ないかもしれない。 | 未確認 | |
| 序盤 | 被タックル者がタックル者の左肩上面に右肘落とし打ち(ストレート種)を当てる。(タックル者の左手が下に外れると同時にスタートする) | チャンスは一瞬だけなので、ハードウェア的には可能でもソフトウェア的には難しい。 | 未確認 | |
| 被タックル者が胴体の向きを変えずに真後ろにバックステップする。 | タックル者がタックルを中断する場合が有る。 中断しなくても、ステップの向きがタックルと同じだから、バックステップの行き先までタックルが届いてしまうのではないか。 |
未確認 | ||
| 沈下中 | タックル者はタックルを中断すれば立位を回復できる。 | 被タックル者が左手を自分のアゴの下に置きながらタックル者の額に自分の胸をぶつける。 | 出来そうだ。 タックル者は頭頂部ヘディングに切り替えて来るかもしれない。 |
未確認 |
| 被タックル者がタックル者の首前面を左手背刀で打つ。 | 出来そうだ。 成功すれば効果は大きいはず。 |
未確認 | ||
| 被タックル者がタックル者の目を左手親指先で下から打ち上げる。 | 命中すれば効果絶大だが命中させるのが難しそうだ。 | 未確認 | ||
| 被タックル者が自分の右腰前面とタックル者の右肩の間に自分の右前腕を挟む。 | 出来そうだ。 出来れば不測の不利がタックル者に生じるだろう。 |
未確認 | ||
| 引き返し不能点 | - | - | - | |
| タックル者はタックルを中断しても立位を回復できない。 | 被タックル者が自分の右足を軸に順回転(左足を前に出す向きに回転)する。 あるいは左足で膝蹴りする。 |
出来そうだ。 タックル者の右肩が被タックル者の右腰から滑り外れてしまう。 |
未確認 | |
| 被タックル者が自分の右足を軸に逆回転(左足を後退させる向きに回転)する。 | 出来そうだ。 タックル者の手が被タックル者の膝に有効に作用しなく成りそうだ。 |
未確認 | ||
| 被タックル者が自分の左足を軸に順回転(右足を前に出す向きに回転)する。 | 出来そうだ。 タックル者の顔が被タックル者の胴体にぶつかったり、タックル者の右肩が被タックル者の右腰の右脇を通過する空振りに成るのではないか。 |
未確認 | ||
| 被タックル者が自分の左足を軸に逆回転(右足を後退させる向きに回転)する。 | 出来そうだ。 タックル者が自分の胸を乗せるはずだった被タックル者の右脚太腿が居なく成ってしまい、タックル者が床面に伏せ倒れるのではないか。 |
未確認 | ||
| 被タックル者が右(斜め前)にサイドステップする。 | 出来そうだ。 タックル者の顔が被タックル者の胴体にぶつかるだろう。 |
未確認 | ||
| 被タックル者が左(斜め後ろ)にサイドステップする。 | 出来そうだ。 ステップの向きとタックルの向きが違うので、タックルが届かなく成ったり空振りに成るだろう。 |
未確認 | ||
| 被タックル者が重心不動のままその場で軽くジャンプしながら前足と後足を差し替え(左足を前足に右足を後足にし)、続いて両足の位置を変えずに向きだけ右に90度転向する。 | 大本命。 「しまった」と思ってからでも間に合いそうだ。 タックル者は被タックル者の足下に投げ出される様にうつ伏せに倒れるだろう。 |
未確認 | ||
| 被タックル者が両足でジャンプして前に倒れながらタックル者の上を越える。 | 未確認 | |||
| 接触直前 (抱き付き未完成なのにタックル者が「よし取ったぞ」と油断する瞬間) |
被タックル者がタックル者の右腕を自分の右スネで内側から蹴って傷め付けつつ跳ね除ける。 | 出来ればタックル者の右肩から右腕をもぎ取るぐらいの効果が有るのではないか。 | 未確認 | |
| 被タックル者がタックル者の胴体前面に右膝蹴りを当てる。 | 慣れれば確実に出来そうだが、効果が不十分ではないか。 | 未確認 | ||
| 被タックル者が(準備として両足の位置を変えずに向きだけ左に幾らか転向した直後に)タックル者の右頬または首右側面に右腰当てをする。 | 出来そうだ。 効果は有りそうだが自分も体勢を崩しそうだ。 |
未確認 | ||
| 抱き付きが完成後 | 被タックル者が鉛直肘刀バックハンド打ちでタックル者の頭部を打つ。 肘関節を鈍角に保ったまま腕を上から下に向かって縦に振る。 |
肘尻(肘頂)は届かないし反則技に指定される場合が多いが、肘刀(前腕の肘部分)なら丁度当たる位置関係だろう。 | 未確認 | |
| 被タックル者が両足の位置を変えずに向きだけ左に90度転向する。 | 出来るはずだ。 出来ればタックル者の手が被タックル者の膝から外れるだろう。 |
未確認 | ||
| 被タックル者が左足で床をシッカリ後ろに蹴りつつ右膝を屈して右足を床から離す。 | 出来ればタックルは回転に関するバランスを失って崩落するだろう。 | 未確認 | ||
| 被タックル者がタックル者の右上腕に自分の左手刀落とし打ちや左肘刀落とし打ちを当てる。 | 肘刀なら深手を負わせる事が出来るだろう。 手刀なら効果に不安。 |
未確認 | ||
| 被タックル者がタックル者の右頬と自分の右腰側面の間に自分の右肘を割り込ませる。 | 出来ればタックル者の右手が被タックル者の左膝に届かなく成るとか、タックル者の右肩が被タックル者の右腰から外れてしまうとか成るのではないか。 | 未確認 | ||
| 被タックル者がタックル者の額に自分の右掌底を押し当てたまま右手指先でタックル者の目を潰す。 額に掌底を接する事なく右手親指先での目潰しも考えられる。※ |
被タックル者の右肩に無理な力が掛かるが、生きるか死ぬかの局面では使える。 | 未確認 | ||
| 被タックル者がタックル者の左耳を自分の右掌で繰り返し強く叩いてタックル者の左耳の鼓膜を破る。 | 決まり手には成らないが、削れる。 | 未確認 | ||
| 被タックル者がタックル者の両肘を自分の両手でつかみ、タックル者の両肘腹に自分の親指先を深く突き立てたままにする。 グリグリするのも良いかも。 |
タックル者の経絡秘孔が被害し、タックル者の両腕が利かなく成るかもしれない。 | 未確認 | ||
抱き付きが完成する前にタックルを頓挫させてやろうという考えが失敗のもとである面が大きいので、抱き付きが完成した後で何が出来るかも考えてみた。
※ 空手という種目を知ったばかりの子供の頃の私は、どの格闘技が最も強いかを大雑把に見積もった時に、自分の頭部を敵の胴体に押し付ける様な格闘技は目潰しに対して無防備なので弱い、と即座に判断した。
この様な目潰しは試合では寸止め判定にすれば良いんだよ。
片足タックル
被タックル者が前足に全体重を乗せれば、タックル者は被タックル者の前脚を動かす事が出来なく成るが、タックル者が肩で被タックル者の胴体を押すので、被タックル者は前足に全体重を乗せる事が出来ない様だ。
ハイクラッチ
被タックル者の前足の補足が両足タックルや片足タックルより早い様だ。
羽交い絞め
羽交い絞めは、されそうに成ったら肘バックハンド打ちや肩背ストレート打ち。
羽交い絞めが完成する直前に、後頭部による頭突き。
羽交い絞めが完成したら、背負い蹴り、腰背当て(自分の尾底骨を敵の恥骨にぶつける)
腰背当てでは尻の筋肉を緩めないと尻の筋肉がクッションに成ってしまう。
チョークスリーパーの形が完成した後でも、打ち上げる肘打ちの動きでチョークスリーパー者の目を貫手で突く事が考えられる。
ただし、目潰しはチョークスリーパー者がする事も出来る。
2022年10月23日メモ。
総合格闘技の試合で、打撃系格家がパンチを空振りした瞬間に組技系格闘家がパンチの下の空き空間にタックルで入る、というパターンが有ると思う。
打撃系格闘家が追い突きの要領でパンチを打ったら直ぐに足を1歩前に送る様にすれば、これを防げるのではないか。
送ってもタックルが決まってる例を見た事が有る。
打撃系格闘家は、対打撃系格闘家戦のノウハウとして、技を出すときや出した後に前に流れない様に練習でクセ付けを行なっており、これが仇に成っている、という事ではないか。
また、タックルする生首の行き先を打つ対タックル専用コンビネーションも作るべき。
---
自分の逆ストレート打ちをかわして入って来る組み付きタックルの迎撃を考えてみた。
| アイデア | 評価 |
| 順ストレート肘打ち | ボクシングのクリンチのような高い位置への抱き付には有効ではないか |
| 順ストレート肘打ちとストレート肘落とし打ちの合いの子のような技 | 低い位置への組み付きタックルに使えるのではないか |
| 敵とは反対の向きに腰当てをする要領で接触のギリギリ直前にボディ・スリップする。 後足側の腰の側面を真横の標的に当てる腰当て。 |
組み付きタックルでは、タックル者の肩が被タックル者の胴に掛かる事が必要だが、この掛かり方が浅いと私は見ている。 ほんの少し位置関係が変わるだけでスッポ抜けるんじゃないかなあ |
自分の順ストレート打ちをかわして入って来る組み付きタックルの迎撃を考えてみた。
| アイデア | 評価 |
| 前足を大きく引いて逆構えになり、逆ストレート打ちを交わして入って来る組み付きタックル対策を実行する。 | 順ストレート打ちで胴の向きが変わっているので、出来ない |
| 順ストレート打ちのフレキシングの惰性を使って前足を軸足とするピボットでAFS真半身姿勢に移行し、敵に対抗する。 | 敵はこちらの前足を持ち上げる事が出来そうだ |
| 斜め前方に腰当てや体当たり | こちらの腰の位置が急に変わると、敵は頭をこちらの腰や腹にぶつけてしまいタックルが失敗に終わるのではないか。 敵の首にダメージを与えたい。 順ストレート打ち直後は、こちらの胴は真半身の向きに向いているので、ほとんど腰背当てのような腰当てを実行できそうだ |
ワンをかわされる正拳パンチとし、ツーを迎撃の肘打ちとするワンツー打ちの練習を2024年05月12日までやっていたが、その練習を2024年05月12日に廃止しました。
理由は以下です。
総合格闘技の試合を観察して、かわされるパンチと抱き付きタックルがほぼ同時だと分かった。
つまり敵は、パンチをかわした後で抱き付きタックルを始めるのではなく、例えばパンチをかわすヘッドスリップの代わりに抱き付きタックルをする、といったタイミングに成っている。
だから、2連打の1打目がかわされるパンチで2打目が凝固阻止肘打ちという風にしたのでは抱き付きを防げない。
代替策としては、リーチ切り替えの能力を駆使して、例えば、自分の正拳ストレート打ちに合わせて敵が抱き付きタックルをして来る事を見込んで、自分が正拳ストレート打ちを実行しそうなタイミングで正拳ストレート打ちではなく肘刀ストレート打ちを実行する、その為に、事前に正拳ストレート打ちを何度か実行してそれを敵に認識させ、敵がこちらの正拳ストレート打ちを狙って来る様に仕向ける、といった方法が考えられる。
ジャンケンで、「今度来たらパーを出してグーを負かそう」と敵が思うように狙って何回もグーばかり出した後で突然チョキを出す、そうすれば、敵はパーこちらはチョキで衝突し、こっちが勝つ、みたいな方法です。
つまり、敵のタックル動作に正しく反応するのではなく、自分の動作に敵が間違った反応をして自滅するように狙う、自滅するカウンターを撃たせる、という考え方です。
フェイントと実攻撃を合体させた、という事も出来るでしょう。
・ その他のアイデア
・ そんきょぐらいまで腰を落した極端に重心の低い姿勢の中に対抗策が有るかもしれない。
 |