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2015年02月11日(水曜日)
AFS構えの相撲特性

液態では、押されたり掴まれて引かれたりする危険が有るし、自分から敵を押したり掴んで引いたりする必要が生じる場合も有るので、腰を低くスタンスを広くし、前後だけでなく左右への崩れも抑制できる様な立ち方が適当だ、と思われる。

その見地から私は、
AFS基本構えをデザインしてみた。
これは10年以上前に私が自分用に決めた物で、特にどこが新しいという物でもない。

2015年02月06日の記事の最後の図に倣うと、AFS基本構えの足腰の配置は下図で表される。
 
行為者主観では足を前後に開いているつもりなのだが、今この図を描いてみて、客観的には足を左右に開いているのだな、と気付いた。
よく考えてみると、左脚と右脚の膝の曲げ方も大体同じぐらいだ。
ほとんど騎馬立ちかもしれない。
顔の向きで行為者主観が生じるのだろう。
AFS用のステップとしては私は、片足を軸としたピボット様の動作を繋げた動作を最近までずっと考えて練習して来たが、最近に成って、AFS基本構えから前後にも左右にも跳躍できる事に、気付いた。
この事に気付くキッカケに成ったのは、相撲特性のチェックとして、AFS基本構えの姿勢で上体を、前後に強く揺すっても左右に強く揺すってもバランスを崩さない事を確認した事だった。
それだったら跳躍も出来るのではないか、と思い、やってみたら、出来た。
直線PGQに垂直な方向には、押されるとパタリと倒れる(足を素早く移動させればそうとは限らない)はずだが、直線PGQと45度の角度で交わる2つの方向には、押されても頑強に抵抗する事が出来る。

後足側の腕によるストレートパンチの極めの瞬間の足腰の配置は下図の如くだ。
 
ストレートパンチでの相撲特性を見るために、拳の代わりに掌底を使って壁を押してみると、前足側の腕による押しでも後足側の腕による押しでも、バランスを崩さずに力いっぱい押す事が出来た。
しかし、これは私が前にモタレ掛かる様な重心移動をした為かもしれないので、パンチで空振りの際に前に崩れないか、という問題のチェックが今後の課題として残される。
素振りでは全然崩れないが、素振の振り方で実打がヒットするとその反作用で後ろに崩れないか、という問題だ。
つまり、素振りと壁押しで同じ重心移動をしているならば、素振りでも壁押しでも崩れない事から、実打でヒットしても空振りでも崩れない、と結論できるが、素振りと壁押しで私は体の使い方を本能的・非自覚的に変えてしまっているのではないか、という疑いを払拭し切れない。