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日本物理学会2003年秋季大会(9月)で素粒子論部門1件10aSC-1「単位の哲学と次元解析の破綻」と物理教育部門1件21aXD-3「「単位・・・当たりの」の正確な理解」、計2件発表した。 講演概要は下記。 素粒子論部門での発表は9月10日、宮崎ワールド・コンヴェンション・センター・サミットにて行なった。 付加的なコメントとして、F=a・ln(1+m)の場合にはln(1+m)を改めて質量と定義し直せば良いという反論が予期されるが、そうすると2つのパチンコ玉の質量が1つのパチンコ玉の2倍ではないなどという不都合が生じる、どこか一箇所でツジツマ合わせをすると別のところで不都合が生じる、と述べておいた。 また僕は、自分達の住んでいる現世界において次元解析が破綻している、と主張しているのではなく、私達の住んでいる現世界の物理法則を調べるときに次元解析は有効な手段である事を認めた上で、その事は物理の必然ではなく、私達の住んでいる現世界の物理法則が特殊な形をしているためにそうであるに過ぎない、と主張しているのだという事を、質疑応答の中で明らかにした。
物理教育部門での発表は9月21日、岡山大学キャンパス内で行なった。 質疑応答を通して、加速度概念を理解できない大学生が居る事を知り、単位時間当たりに進む距離を理解させるのと同じ技法を用いて、速さの単位時間当たりの変化、として説明すれば良かろうとコメントしたが、後になって、微分される対象がヴェクトルである事による難しさによって加速度概念を理解できない学生が生じるのかもしれない事に気付いた。 中学生にも理解可能か?という質問に対して、無理だろう、と答えたが、後になって中学生にも「当たりの」の意味は理解させる必要があるし理解させる事が出来る事に気付いた。
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最終更新2015年05月07日 | ||||||||||||||||||||||||||||
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