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2003年3月29日、日本物理学会第58回年次大会にて素粒子理論部門1件29pSF-14「クーロン場中の荷電粒子の特殊相対論的運動方程式に対する新しい解」と物理教育部門1件29aZM-7「物理教育における水素原子の初等量子力学的扱い」、計2件、講演した。 講演概要は以下の通り。
物理教育部門の発表では知識獲得の経済学をも説いた。 素粒子理論部門の発表については、僕の発見した解がその会場にいる学者の誰にもまだ知られていないことが確認できた。 そのため、2003年4月、この解の導出法をJPSJに論文として投稿した。 投稿は受け付けられたが、2003年10月JPSJから論文を掲載しないとの連絡を受けた。 理由は僕の提出した解が既知である事だった。 素粒子部門での発表では、解の紹介だけでは時間が余ったので、量子論と繰り込みについて一言述べておいた。 量子論については、これを古典論に還元させようとする研究が行われているようだが、この手の研究は挫折するだろう、量子論は古典論に取って代わる新しい基礎理論だと思う、ただし重力場の量子論を考えるところに至っては従来の量子論が壁にぶつかるかもしれない、と述べておいた。 繰り込みについては、ニュウトンは自分の発見した力学法則を表す数学がまだ出来ていなかったので、微分法を発明する必要があった、これは一種の極限操作であり、繰り込みもまた一種の極限操作である、したがって正しい理論展開に繰り込みが出て来ることはリーズナブルなことだ、と述べておいた。 後で、リーズナブルではなくプルージブルと言うべきだったと反省した。 繰り込みについてはディラックが繰り込みを嫌っていたことを念頭に置いて、かつ直前の伊藤大介先生の発表を意識しての発言だった。 物理教育部門の発表では京都大学工学部の谷村省吾さんから原子の安定性を量子電気力学を用いて研究した論文がつい最近出たばかりだという事を教えてもらった。 その人は私の発表を、指摘されるべき問題点ですね、と評価して下さった。 |
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最終更新2015年05月07日 | |||||||||||||||
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