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数学の苦手な人はごめんなさい。
肩関節の可動範囲は、大雑把に言って、下図で
φ < 90度である様な全範囲と、φ ≧ 90度かつθ > 90度かつψ < 90度である様な範囲です。
 
つまり、右軸をx軸、前軸をy軸、上軸をz軸とすると、
y > 0 の全範囲と、x > 0 かつ y < 0 かつ z < 0 である領域です。
正確には、ψが90度よりもずっと大きい場合には、φは90度よりずっと小さくしか出来ませんが、大雑把に言うとそうです。
当たり前の事だけど、私は遅ればせながらこの事に2022年04月07日頃に気付いた。
それまで何十年間も準備体操で右腕をy-z平面に沿って回そうとして、気持ちよく回せないなあと思って来た。
そのたびに肩関節を傷めていた様だ。
広島東洋カープからアメリカの大リーグに行った前田健太という野球投手がウォームアップでマエケン体操と呼ばれる水泳のクロウルみたいな動きをする事が有名だが、あの独特な動きも、肩関節の可動範囲が難しい事から来る怪我を本能的に回避している動きだと思われる。
しかし、上記した可動範囲の全貌に依拠して、可動範囲の端(縁)をユックリとなぞるのが究極の準備体操だと思う。
その方が、マエケン体操よりも究極だろう。
フォアハンド打ちやフック打ちの正確な軌道としては何が正しいのか私にはずっと分からなかったが、これで分かりそうだ。

肩関節の可動範囲を大まかに把握するには、下図の様に考えるのが良い。
 
壁を背負って立っている。
壁は茶色の部分だけで、白色の部分には壁が有りません。
腕を水平より上に上げている時には腕を後方に向ける事が出来ません。
腕を水平より下に下げている時には腕を後方に向ける事が出来ます。
腕を後下方から前上方に振り上げる時や、前上方から後下方に振り下げる時に、腕が壁(茶色部分)にぶつかる様な軌道で振られる事が、肩関節を傷める自損事故の主要なパターンだと私は推測する。

 
肩ほぐし(改良版)2022年04月10日撮影分@空手の練習の準備体操@動画

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筋トレ(
手首を動かす筋肉@基礎体力@活動報告)の写真撮影をした時に、私は自分が右肩を左肩よりも低くする間違ったクセが付いている事に気付いた。
それ以前から、右手や右腕による順ストレート打ちや横ストレート打ちで右肩が痛く成る不調に悩まされていたが、その原因はこれだと思った。
 
左肩を下げて右肩を上げた状態で腕を水平に上げた時(下の図)に肩関節に掛かる負担は、左肩と右肩を同じ高さにして腕を水平よりも下に向けた時(上の図)に肩関節に掛かる負担と同じに成るはずだ。
これは、横蹴りで骨盤を傾けるのと同様だ。
順ストレート打ちや横ストレート打ちでは標的側の肩の反対の肩を下げる様に意識するのが正しいだろう。



最終更新2023年12月10日