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私の言う合理性とは、戦闘で勝つ原因を抽象化した概念であり、隙の逆です。


被覆 被覆とは、自分の想定が相手の先制攻撃の全ての可能性を覆い尽くしている事です。
相補性 特定の複数の攻撃について、それら全てをことごとくは防げない事。
そのような複数の技の全てを自分が繰り出す事は自分が勝つ原因と成ります。
実際には、同時には防げない(片方を防ぐともう片方に対して隙が出来る)2つの技を連続して繰り出す、という事でほとんどですが、論理的には、ある時刻にこれを防いだら別の時刻にあれが防げなくなる、というのも相補性です。
映画の軍事法廷のシーンで十字砲火という言葉を聞いた際に、まず十字砲火って何だろう、と想像する事から始まり、最後には相補性の概念に到達しました。
物理学にボーアの相補性というのがありますが、これにちなんで命名しました。
不規則性 自分の行動に(相手が見て分かる様な)規則性が無い(少ない)事です。
複雑性 規則性があっても、それを敵が利用できなければ、不規則と同じである。
突発性 予定的攻撃の開始タイミングが相手にとって不意である事
威力 攻撃技の威力
連続性 複数の技が切れ目なくつながっている事。
頻度 3秒の間に何回という風に回数で測った速さ。
難視性 自分の技が相手に見え難い事。
難解性 どういう合理性に基づいた技なのかが相手に分かり難い事。
相撲特性 主に打撃系技術の途中で押されて崩れる危険性。
私は、自分の構えを正面から動画撮影後、それを再生して見た時に、第一印象として、どんどん押して行けば崩せそうな感じを持ちました。
噛み合わせ 自分の技が相手の技に適合していること。
累積ダメージ 毎回凌駕方式と期待値凌駕方式
無意識化 武道の試合の勝者インタビューで、無心でやりました、というコメントが、よく聞かれる。
自由組手で基本技の練習と同じ意識の使い方をすると、もっと肝心な事に使うべき注意力が不足する。
基本技の練習の目的は良いクセを付ける事とし、自由組手では、その乱れを気にせず、本能に従って動く比率を増やすと、パフォーマンスが向上する、という事が言えるのではないか。


最終編集2022年10月02日