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2024年末までに、「もういい」という言葉の用法がイヤラシ化している。
「もういい」という言葉の用法がイヤラシ化したのを宇田雄一が最初に察知したのは1990年頃です。

「もういい」という言葉の元々の用法、いやらしくない用法は、1978年から1979年にかけて日本テレビで放送された「ゆうひが丘の総理大臣」というドラマの中の以下の箇所の台詞に見られる。

「ゆうひが丘の総理大臣」第10話
主題歌開始から36分50秒経過した頃「もういいです」。
主題歌開始から42分12秒経過した頃「もういいです」。

これらにおいては、「もういい」という言葉は、発言者を利する行ないや益する行ないをしている者や、発言者に謝罪や償いをしている者に対して、それらの行為や発言を制止する形で、「もう十分です」「そんなにしてもらわなくて結構です」という意味で用いられている。
これが「もういい」の元来の意味であったはずだ。


「もういい」のいやらしい用法というのは、発言者の過ちを断罪したり呵責したりする発言や、発言者に雇われて行なっている作業を出来が悪いとして制止する形で、「もういい」と発語される物です。
発言者に雇われて行なっている作業を出来が悪いとして制止する形で「もういい」と発語する事は、解雇の言い渡しです。
これは、「お前は、もういい」などとも言われます。
これらは「もう十分だ」という意味ではなく、「これ以上はダメです」という意味です。
だから「もういい」ではなく「もうダメ」と言うべき所です。
それを「もういい」と言って来る。

「もういい」のいやらしい用法を1990年頃に私が初めて聞いた時に、それを敵のマニュアル化された言語工作だと私はハッキリと感じ、「なんだ、その言い方は」という意味で腹が立ちました。
その頃に始まったのだと思う。

「もういい」のいやらしい用法と同じ意味の言葉としては、「もうたくさんだ」という言葉なら元からある。











最終更新2025年06月30日