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2024年06月時点で、もう10年以上前から、「事件」という言葉の使用が出来るだけ避けられる様に成っている。
代わりに「事案」という、昭和の時代には一度も聞いた事が無い言葉を聞く事が増えている。

「事件か事故か」という風に、犯罪が含まれている場合のみが「事件」で、犯罪が含まれていなければ「事故」だ、という使い分けが為されるように成っている。
しかし、「事件」という言葉に元からそんな意味が有っただろうか?

今、旺文社標準国語辞典新版の1984年版で調べてみると、事件=できごと、と書かれていた。
この辞書には「事案」は掲載されていない。

「事案」という言葉は、事件なのか事故なのかどちらなのかまだ分からない出来事を言い表すのに使われているようだ。
しかし、「事案」という言葉から私は、話し合って答えを出さなければいけない未解決の問題といった印象を受ける。
「案」という文字が入っているからだろう。
旺文社標準国語辞典新版の1984年版には、案=考え、計画など、と書かれている。
つまり、「案」というのは人間の頭が考え出した事であり、実際に起こった出来事ではない。
実際に起こった良くない出来事のうちで事件なのか事故なのかまだ分からない物を「事案」と呼ぶのは、極めて不適当なのだ。

「案件」という言葉なら昔から使われている。
旺文社標準国語辞典新版の1984年版には、案件=調査を要する事がら・事件、裁判にかかっている事件、と書かれている。
「事案」という言葉が使われるように成ってから、この「案件」という言葉が使われなくなった。

事故を出来るだけ大した事なんだよと言う為に「事象」という言葉が使われ始める、という不審な動向も有る。
私は、相対性理論を学習している時に、英語では「event」、日本語では「事象」という単語を、しばしば目にしたが、私が相対性理論の学習で「事象」という言葉に出会った事に反応して、そういう不審な動向が始まったのだと私は思う。

全般的に、重い犯罪は軽い犯罪に、軽い犯罪は平常行為に、言い替える工作が広範多岐に渡って行なわれている、と私は見ている。
これは、犯罪を出来る様にする、犯罪を誰も止める事が出来ない様にする、という目的で行なわれているに違いない。





最終更新2024年07月12日