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2025年05月09日夜「イグナイト」というタイトルのテレビ・ドラマを視聴した。
放送開始は多分22時00分だった。
その中に、工業製品の開発者(知的所有権の真の権利者)が知的所有権を侵害され裁判で争うシーンが有った。
開発の経緯を十分に口述する事によって自分が真の権利者である事を立証しようとするシーンが含まれていた。
この様な方法はある程度有効だと思う、肯定的に評価したい。

それに加えて私からのアドヴァイスを以下に書きます。

開発の経緯を克明に口述するというのは、それなりに有効なのだけれど、独演形式では、事前に入念なレクチャーを受けて予行演習をすれば、偽の権利者にも絶対に出来ないとは限らない物です。
テレビ・ドラマでは開発日誌という言葉が出ていましたが、こういった開発日誌の様な物まで一切合切ゴッソリ偽の権利者が盗み見る、という可能性も考えなくてはいけません。
だから、それよりは、真の権利者と偽の権利者に即席の対話をさせる方が、偽の権利者のボロが出やすくて良いと思う。
予め決めておいた通りの事をしゃべる事は出来ても、偽の権利者には対話での受け答えが出来ないものです。
そういう対話と合わせて使用すべき手段として「暗唱理由を仕込んでおく」という方法を私は勧めます。

技術開発では、開発の途中で、開発結果の詳細の中に、どうしてここがこう成ってるのか、どうしてこの部分をこうではなくこうする必要が有るのかが真の開発者本人にしか分からないだろうなあ、という部分が大抵は出て来る物です。
そういう技術情報を開発者本人が自分の心の中だけにしまっておき、誰にも言わない、記録にも残さない、盗聴されるので独り言でも言わない、という風にするんです。
これを私は「暗唱理由を仕込む」という言葉で表現したい。
この暗唱理由は偽の権利者にとって致命的に危険な地雷と成るはずです。



最終更新2025年05月10日