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フェイントは、単発ではあまり意味が無く、直後に本命打を実行する場合に、その本命打への敵の防御力を弱める目的で行なうのが主です。
その場合、フェイントによる敵の防御力の弱化はわずかな時間しか持続しないので、フェイントを実行した後時間を空けずに直ぐに本命打を実行する必要が有る。

ワンツーのワンをフェイントにしツーを本命打にするのが基本。
多数発連打において、その中の幾つかをフェイントにしておく、という手も有る。
ファーストコンタクトの準備としてフェイントだけ多数連打して突然本命打を出すのを見る事も多い。

手技はフェイントにしても、本当に打ってしまった場合に比べてあまり有利に成らないので、フェイントにせず打ってしまった方が無難かも。
その意味では、フェイントで実行する技としては主に蹴りを考える事に成るのかなあ、と思っている。
フェイント無しのコンビネーションでは蹴りを第1撃や序盤には入れない事にしようと私は思っている。
蹴りを失敗すると手技を失敗した場合よりも劣勢に成るし、失敗しなくても蹴りは次の技の開始タイミングを遅らせてしまうからだ。
蹴りはトドメを刺す技として使いたい。
だから、蹴りをフェイントにする事には、蹴りをコンビネーションの序盤で使う方法、という意味が有る。
以前は私はフェイントは技を途中まで実行するのだと思っていたが、その後、Youtubeで纐纈卓真さんの三日月蹴りや扇久保さんのタックル直前のパンチのフェイントを見て、バネが貯まった状態を敵に見せる所までしかやらない、と思うようになった。
同じに見えるが力が入っていない技を実行する形のフェイントも考えられる。
そうすると、綱引きでこちらが急に力を緩めた時の様な崩れを敵が見せる場合が有るだろう。
その意味では、手技のフェイントにも使い所が有るだろう。

フェイントで実行する技 直後に実行する技 フェイントの効果
後ろ蹴り バックハンド打ち 敵が前かがみに成る
横蹴り バックハンド打ち 敵が前かがみに成る


最終更新2022年11月19日