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敵が拳銃や包丁を持っている場合、敵がしっかり用心していれば、こちらが勝つのは不可能だと見た方がよい。
しかし、敵に油断があれば、こちらにもチャンスは有る。

拳銃を持った敵が不用意にこちらに近付いてしまい銃口をこちらに向ける場合は、親指1本拳で拳銃を持っている腕の手首の腹を強く打ち抜けば、敵は拳銃を落としてしまうのではないか。
敵の構えが完成した後では、親指1本拳が当たる前に引き金を引かれてしまうかもしれないので、敵の構えが完成する瞬間を狙う。
そのチャンスを逃してしまった場合は、敵に話しかけ、その言葉を言い終わる前に親指1本拳を当てるか、敵が質問に答えている途中で親指1本拳を当てる。
包丁を持った敵についても同様です。
包丁の場合は、敵が反応して包丁の向きを変えればこちらがやられてしまう、というリスクが有る。

敵が右手で包丁を逆手に持って振り下ろして来た場合は、敵の右前腕の小指側、手首に近い部分を、縦拳の向きにした左掌底で下から上向きに押して止め、続いてその左掌底で、敵の腕を外から内に、上から下にたたむ様に潰して、包丁が敵の下腹に刺さるようにする。
左掌底を敵の右前腕に当てた直後、まず押し負ける風を装う。
この方法では、敵が手首の小指側を縮める向きに手首を曲げると包丁の先端がこちらの左上腕の親指側に当たってしまうので、掌底で押す代わりに、親指も使って敵の手首をつかむ事から始める方が良いかもしれない。

敵が拳銃の銃口をこちらの頭に押し付けた場合、上下軸のまわりに頭を回転させながら頭の重心を敵に近付く向きに移動させる事を急速に行なえば、一瞬だけチャンスを作る事が出来る。


最終更新2023年08月23日