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猪木アリ状態と言われる位置関係において猪木の様な姿勢を取る敵の攻略法を考えます。
この姿勢の大づかみな特徴として私が思う事は、次の3点です。
・ 重心を移動させるのは苦手である。
・ 鉛直軸の周りに回転して身体の向きを変えるのは得意である。
・ 鉛直軸の周りに回転する時や回転させようとする外力に抗する時に蹴れなく成る。
・ 防御目的の重心移動で最も有効なのは水平軸の周りの回転(横にロール)だろう。
・ 膝を床に着けている姿勢からなら水平軸の周りの回転は早い。
・ 膝を床から離した姿勢からでは水平軸の周りの回転が遅れる。

攻略法試安1(発案は2022年04月07日より早い)
跳び上がって敵の重心の真上にカカトまたは膝で着(地)する。
 
かわされたら直ぐ正座に近い形に切り替え、膝を保護する。
かわされた事が早期に分かった場合には敵の脇に立つ。

攻略法試案2(2022年04月07日発案)
 
重力や床を無視して人体のみに着目すると、どちらが有利でどちらが不利という差が無い。
重力と床を計算に入れると、敵より自分の方が自由に移動できるが、敵の方が自分より自由に蹴れる。
自分も両足での蹴りが全く出来ないわけではない。
足で蹴って敵の身体の向きを変える事は出来ないか。
適当な距離で後方に起き上がって立てば敵は蹴れないのではないか。

攻略法試案3(2022年04月08日発案)
自分が助走するなどして敵の足の方から敵の頭の向こうに跳び越えれば、短い時間だけ猪木アリ位置関係を壊せるのではないか。
敵の頭の向こうが壁ならば、敵の頭に着(地)するつもりで跳び越えてはどうか。
敵の頭の向こうが崖ならば、この方法は向かない。

攻略法試案4(2022年04月07日発案)
助走して水平速度を高め、上方にほとんど跳び上がらずに敵の上を走り抜ける、その途中で敵の身体をカカトで強く踏む。
敵の防御で自分が転倒しても損害が十分に小さく成る様に、水平速度を高め過ぎない事。
また、転倒した場合の身のこなしを利する形に、敵を踏まない方の脚をたたんで前方に抱えるとか、前方に伸ばすとか、どうするのが良いか割り出す必要が有る。

いずれにしても、敵を倒すのに掛かる時間が短い方法を選ぶ必要が有る。
また、難度最小化の原則にも従がわなければいけない。

最終更新2022年05月17日