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たびぐつは、カンフーシューズと呼ばれる靴に最も近い普及靴です。 靴の中では、カンフーシューズと並んで、裸足に最も近い靴です。 履物としてたびぐつを使う事には以下の利点がある。 (1)軽い。足を持ち上げたり水平に動かしたりする際の筋力負担が小さい。 (2)床面から安定的に摩擦力を取る事が出来る。 (3)薄い。足裏の触覚で床面の凹凸等の情報を得る事が出来る。 (4)軟らかい。前足底と足刀による蹴りも出来る。 (5)人を蹴った場合に凶器に成らない。 (6)社会制度や文化の観点から、日常生活で、この靴を履いて入ってはいけない場所がほとんど無い。 (7)作業用の普及靴なので、安価に安定的に入手する事が出来る。 (1)は、蹴り技の俊敏さと、ステップの俊敏さの両方に対して、妥当する。 (2)については、たびぐつの靴裏はゴム製で溝が切ってあるので、自転車のタイヤと同様である。 (2)については、回し蹴りで、軸足の回転を妨げ、膝の関節を傷める危険性が考えられる。 木製床上で裸足で回し蹴りをする時や、土の地面の上でたび靴を履いて回し蹴りをする時には、足裏全体を床面に接しさせたまま蹴る事が出来るが、アスファルトやコンクリートの床上でたび靴を履いて回し蹴りをする時には、軸足の前足底のみ接地かカカトのみ接地で私は蹴る。 (3)については、床面の凹凸が激しすぎる場合や釘を踏んだ場合には弱点だし、寒さから足を保護する機能も弱い。 (3)については、膝への負担を軽減するクッション機能という他のスポーツ靴が特に重要視している機能も弱いので、膝への負担を身のこなしで軽減する事と膝の鍛錬によって、この点をカバーする必要が有る。 (4)については、底面と側面が固い革靴では、こうは行かない。 (4)は、踏まれる事に対しては、弱点だし、布製なので、濡れから足を保護する機能も弱い。 (5)については、底面が固い靴を履いて爪先で蹴ると実質上は靴底という凶器で相手を突いた事に成るが、たびぐつでどういう風に蹴っても、足で蹴ったに過ぎない。 (7)については、カンフーシューズは、この点において、たびぐつより劣る。 (7)は、安価なので経済学由来の依怙贔屓は期待できない、という潔癖性にも繋がる。 おそらく、空手で使うという前提を取り外しても、たびぐつは、とっさの問題に俊敏に即応するためには、最も適した靴だろう。 全ての状況に渡ってそうだ、というわけではないが、最大公約数的に言うと、そうだろう。 |
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最終編集2013年12月24日 | ||||||||||||
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