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2022年01月25日(火曜日)
朝まで生テレビ2022年01月01日放送分を見た感想19

17日@2022年01月@日記の中盤に、衣食住だけなら一部の人だけで全員分を供給できる事が原因で生じる根本問題が書かれています。
この問題と同じぐらい根本的な問題として、次の問題も有る。
経済というのは、大勢で同じ事をやるから効率的に成る。
つまり、大量生産と割り勘の原理で自給自足より豊かに成るのが経済だ。
しかし、これだと、自分1人だけみんなとは違う事をやりたい、という人には逆に不便です。
自給自足なら、自分は衣食には力(ちから)を入れるが住は最低限で済ませる、という選択をする自由が各人に有るが、現実の経済では土地を持ってない人は住居費は最低でも何円という風に下限が存在し、それより安く上げる事は出来ない様に成っている。
その下限も年々徐々に上昇して行って、貧乏暮らしは選択できない様に成って行っている。
これは、布団を剥がして寝ている人を強制的に起床させるがごとくである。
自給自足で生きるか他給他足経済で生きるかを選択する自由は先進国では誰にも無い。
もし自給自足を選択する自由が有ったなら、他給他足経済のルールは自由に決めてもよかった。
好きな人だけ参加して下さい、嫌なら参加しない自由が有ります、という場合には、参加した場合のルールは自由です。
しかし実際には、誰でも他給他足経済に参加するのが義務です。
だから、他給他足経済のルールは任意ではなく、義務を課す代償として次の様な特徴を持っていなければいけない、と私は考える。

・ 自由に選んでよいと言われても誰でも他給他足経済を選ぶに違いないぐらい魅力的である。
・ 他給他足経済内に自給自足と等価な所属の仕方が、自由に選択できるコースとして、設けられている。
・ 形式的に適法でありさえすれば、ただ乗り(フリーライダー)だからいけないとは言わない。
・ 経済的成功にルール上の上限を設けない。経済的成功はルール上は青天井である。
  どんなにカネモチに成っても、何から何まで良い事づくめでも、その事で責められる事は無い。

「無理矢理参加させたんだからその代わりに・・・」というわけである。
私の今までの進路選択などの態度を見て傍若無人みたいな悪い印象を受けた人が居ると思いますが、これらの条件を見れば「それでか」と納得できる事でしょう。
これらの条件のどれとどれをANDで結び、どれとどれをORで結ぶかは、まだ考えてない。
これが、私の宇田経済学で、私の相対正義論での法律の無矛盾性に相当する、条件です。
相対正義論では、法律は無いより有る方がマシでなければいけない、という条件を私は置きました。
他給他足経済が満たすべき上記の条件は、他給他足経済は自給自足よりマシでなければいけない、という言葉にまとめる事が出来るだろう。
上記の条件を通して見れば、経済の現状がいかにひどいものであるかが良く分かる。
カネにおいて不利な初期状態からスタートした生物個体として優れた人が、カネで偽装された封建社会という言葉で私が批判する不公平な現状をハンディキャップとして課された事を大目に見て、カネにおいて優位に立つまで成功する事は、本当は不公平を敷いている者達の尻拭いであるのに、そういう事がますます出来難く成る様に不公平が強化されて行っている、挙句の果てには開き直って不公平を「身の丈」だと言う者まで出て来た。
生物個体として優れた人が自己の優秀性に物を言わせて不公平を実力で凌駕する道を細くして通れなくする劣人主主義者の犯罪の手口のキーテクノロジーが、割り勘への参加の強制なのです。