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2015年02月08日(日曜日)
ハーフステップでの回転キャンセル

2015年02月06日の記事の上から見た図で考えると、BFS基本構えからのハーフステップでは、上から見て反時計回りに体を回転させようとするトルクを後足が地面から受ける事が分かる。
その大きさは、下図のFとsを使うと、sFで表される。
このトルクによって体の向きが変わってしまわない様に、本能的に私は、、前足で地面から軽く逆向きのトルクを受けているらしい。

F:後足が地面から受ける力。
F':前足が地面から受ける力。

前足が地面から受けるトルクの大きさは、上図のF'とs'を使って、s'F'で表される。
加速終了時に回転運動が残らないためには、
s∫Fdt = s'∫F'dt
でなくてはいけないが、s'がsよりもずっと大きいので、
∫F'dt = (s/s')∫Fdt
は∫Fdtよりもずっと小さく成り、前足のちょっとした動きで回転運動を打ち消す事が出来ているのだろう。

しかし、F'を受ける事が出来るのは前足の離陸直前のほんの一瞬だけであり、これはFを受ける時間よりもずっと短い。
これらの時間の比がs:s'と同程度ならば、F'がFと同じぐらい大きくなけれないけない事に成り、前足のちょっとした動きでは、それは不可能だろう。
だから本当は、跳ぶ瞬間にsを減少させているとか、そういった何か別の方法で私は回転を抑えているのかもしれない。

実際にやってみて、回転しない様にハーフステップする事は出来る。
前足で地面から力を受けない様にして跳ぶと回転したが、他の何も変化させなかったという自信は無いので、確実な事は言えない。