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僕の興味は、理想的な法律の満たすべき方程式の完全な組は如何なるものか、とか、法秩序を成立させ維持するための力学的条件は如何なるものか、といった点にあります。
前者を僕は「数理法学」、後者を僕は「法力学」と呼んで、自分のアマチュア研究の課題として位置付けています。
さらに考えを進めて、法力学によって数理法学は如何なる妥協を強いられるのか、といった問題も考えねばなりません。
そして数理法学を中心に据えてそれに対して法力学が修正を加えるといった数理法学中心主義ではなく、数理法学と法力学を対等に重んじてそれらの連立方程式を解き、あるべき法律は如何なるものかについての知識を引き出すという方針が、法を研究して行く上でのあるべき姿だと僕は思っています。

数理法学においては「自由」と「平等」が指導原理になり、これらを法律に対する数学的条件として書き表す必要があります。
法力学については初歩の段階でまず法秩序の維持には武力を背景とした威嚇や武力の行使が必要不可欠であることを認めざるを得なくなりそうです。
その予想を裏切って教育や芸術や学問や愛情表現の力によって武力無しで法秩序が維持されるとしたらどんなにか素晴らしいことでしょう。
法力学は、いわゆる「勝てば官軍」とか「力が正義である」とか言われる認めたくない事実を突き付けて来るかもしれません。
多数決の原理では、51パーセントの人が申し合わせて残りの49パーセントの人を奴隷にすることが出来てしまいます。
これは容認できません。