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2022年01月07日(金曜日)
朝まで生テレビ2022年01月01日放送分を見た感想2

発言内容の文字起こしは
05日@2022年01月@日記に掲載されています。
そこでは、荻原博子と藻谷浩介の間で交わされた言葉の一部が省略されています。

ここまでで私は、この討論での最大の不正について説明して来ました。
この討論には、最大の不正以外にも大きな不正が見られます。
以下の3つが、この討論で行なわれた主な不正だ、と私は判定します。

A. 証明責任の転嫁(最大の不正)。
B. 1人を複数人で同時に攻撃する。
C. 論敵を利する意見を反論ででもあるかの様に述べる。

これら3つが世界3大テノールの様にスタジオに響き渡っていた。
今回の討論では見られませんでしたが、他にも以下の様な不正が行われる事が有ります。

D. 論敵による言い負かしが成立すると同時に「無茶苦茶じゃないか」などと言い返す。

この様な不正の手口を私は「下賤の手口」と呼びたい。
下賤の手口は、お笑いタレントならステージの上でそのままやるだけでトップに成れる様な事です。
下賤の手口は、サッと見せてサッと引っ込め尻尾をつかませない、という風に使われて来ました。
一部始終をビデオに撮って何回でも再生してチェックすれば、この様にバレバレです。

Bについて。
藤井聡と藻谷浩介が1対1で対話中なのに、荻原博子が発言10や発言27や発言30や発言32や発言34という形でその対話に割り込んでいる。
藤井聡が藻谷浩介に追い詰められそうに成った瞬間に、それが始まっている、と私は見る。
荻原博子による割り込み発言はいずれも藻谷浩介への抗弁、藤井聡への加勢の体裁で行なわれている。
これは1対1の対話で当事者が先発の発言をその終了前に後発の発言で妨害するよりももっと罪が重い。
驚くべき事に、発言1開始の25秒前頃にも、藤井聡に向かって話している途中の藻谷浩介に向かって田原総一朗がやはり「藻谷さん」「藻谷さん」と呼びかけている。
藤井聡が藻谷浩介にやっつけられない様にする田原総一朗のエコヒイキに見える。
放送開始前に何らかの非公開の合意があったのではないか。
過去の事例では、田原総一朗が参加者の発言を途中で出来なくする采配を振る場合、発言を中止させられる人を呼ぶという形でそうする例は見られなかったのではないかと思うので、過去の事例のその点をチェックする必要が有りそうだ。
発言1開始の8秒前頃に藤井聡に向かって「藤井なんてのはインチキだと言われてたんだよね」と発言した直後の田原総一朗の顔表情にやっつけられた人の様な相を感じるのだが、気のせいだろうか。
発言27あたりを境に、藻谷浩介の相手が藤井聡から荻原博子に切り替わっている。
これが「たらい回し」という言葉で多分あなたの耳にも入っている手口の実践例です。
役場などの組織に何らかの問題の解決を頼みに行ったら「ここじゃなくてあっちの窓口です」と言われ「あっちの窓口」に行っても「ここじゃない」と言われ、ははあ最初から取り合わないつもりだな、と分かったという話を昔は聞いたものです。
この「たらい回し」とは少し違うかもしれませんが、藻谷浩介の相手を複数の人が交代で勤める事によって1人では複数の人には勝てない様にするのも「たらい回し」と言えるでしょう。

B1. たらい回し。

BやB1は、内容で勝負せずスタミナで勝負する、という不正な態度です。
討論の目的は、どちらの意見の方が正しいかを明らかにする事なのに、内容ではなくスタミナで勝敗が決まるのでは、どちらの意見の方が正しいかを明らかに出来ません。
藤井聡による発言31を見れば、協力関係は荻原博子から藤井聡への一方的な物ではなく、双方向の共謀である事が分かります。
実は私も、2015年に公園で空手の練習をしていた時に法谷という名前の共産主義者から声を掛けられ、近所の喫茶点で会話した時に、この構え(1対2)を作られました。
マニュアル化されてるのかもしれない。
私と法谷(夫)が対話していると法谷(妻)が適宜割り込んで来ました。
(藻谷浩介) 対 [(藤井聡) + (荻原博子)] と全く同じ構図です。
その会話では、法谷(夫)に私が「シャボン玉云々は人寄せ目的に過ぎず本当の目的は政治活動ですよね」という意味の事を言って法谷(夫)が「はいそうです」という意味の答えをすると、背後に座っていた不審人物がそれを聞いて直ぐに「君には失望したよ」といった雰囲気をかもし出しながら立ち去った。
立ち去ったのは、ゴルバチョフや過去に私が勤務していた塾に居た先生のひとりに似た所が有る人だった。
その人は法谷(夫)には「シャボン玉云々が本来の目的だ」とウソをついて白を切り通して欲しいと強く願っていた事が分かる。
そうだったんだよ、法谷さん、目を覚ませよ。
共産主義も幹部レベルの人が立派な事を言ってるからと言って、末端までそうとは限らないし、むしろ幹部レベルの人は自分が潔癖である為に末端の人に下賎の手口を任せているのではないだろうか。

Cについて。
Cには、人聞きが悪い、という効果と、論敵の思考をもつれさせる、という効果が有ります。
藤井聡による発言24や、藤井聡と荻原博子による発言30から発言34までが、Cです。
これへの藻谷浩介の対応はワタシぐらいシッカリしている。
藻谷浩介は冷静によく捌いている。
藤井聡による発言24に対して藻谷浩介が発言25で「その通りです」と言っている点などがそうです。
その通りだから私が言った様に成るんです、というつなげ方ですね。
野球でピッチャーの投げた球をバッターがキャッチャーに向かって打つ感じかなあ。
しかし、その藻谷浩介も発言29を出す段階ではとうとうまかれてしまっている、と私は見る。
本当は、今デフレだ、デフレだからカネをまいても使わない、使わないからデフレのままだ、デフレでなければどうなのになあという話はこの論理に影響しない、というのが藻谷浩介の本来の意見だろうからだ。
こんなに逆さまな事を2人がかりでまくし立てられたら私でもまかれるよ。
ついでの話ですが、荻原博子による発言34の「だって自己責任って言われてるんですもん」という部分の内容自体には大賛成です。

Dについて。
例えば一昨日の記事の『したがって発言3は「ここから先は私は論証しませんよ」「類推で相関関係を見当付けますよ」という藻谷浩介による宣言だと解釈されるべきだろう』という部分を私が言った直後に私の論敵が私に向かって「無茶苦茶じゃないか」と言う、こういうのがDです。
Dの効果は、人聞きが悪い事です。
これへの対策としては、「なんだそりゃ、そんな風に言うとまるで本当に無茶苦茶ででもあるかの様に聞こえるじゃないか」と言い返すなどが考えられます。
「無茶苦茶じゃないか」の代わりに「そんな事を言うからお前は・・・だと言われるんだ」というフレーズが使われる事も有ります。
「・・・」の部分には「病気(頭がおかしい)」「幼稚」「青二才」などの誹謗中傷語が入ります。
いずれにせよ、Dに属する発言には何らの説得効果も無いので得点も付随しないし、反則した人は反則負けにされなければいけない。
得点が付随しないので、レフェリーがシッカリしていれば、言い返さず無視するのも正攻法です。

E. 故意に人聞きが悪い事を言ったり人聞きが悪い言い方をする。
これを、CやDとは別に、ここで少し説明します。
田原総一朗ですらAにやられているのだから、一般の視聴者はAにやられる人がほとんどだろう。
こんなに甚だしい例でも傍観者には分からないものなのです。
Aにやられるとはどういう事か。
それは、藤井聡が藻谷浩介に向かって「論証せよ」「あなたは論証してない」と言う度に「ああ、藻谷浩介は間違った人で間違った事を言ってるんだなあ」と早合点してしまう事です。
藤井聡がEを行使したという事は本当は藤井聡が視聴者を馬鹿にしているという事なのに、まるで藻谷浩介が視聴者を馬鹿にしているのを藤井聡が視聴者に教えてくれたと錯覚してしまう、これがAにやられる事です。
「わからない」「理解できない」という藤井聡による発言11もEだ、と私は判定します。
意味が分かるのに分からないふりをして「意味が分からない」と連呼すれば、まるで本当に相手が意味不明な事を言ってるみたいじゃないか。
藻谷浩介による説明を全て正当に評価したのでは自分が課した論証に近い事をこのままでは藻谷浩介が成し遂げてしまうと恐れ、藻谷浩介の発言を全てノーカウントにして止めようとしているのが藤井聡による発言11だ、と私は見る。
Eは視聴者がフライイングする様に狙って選択する事だ、と言える。
フライイングというのは、この場合は、判断に必要な情報が全て揃う前に判断してしまう事です。