since 2003
イレコナビ サイトマップ
< 日記 >
< 2021年12月 >
< 15日 >
2021年12月15日(水曜日)
「見切る」とは

今日は武道の話です。

武道のカッコイイ選択に「見切る」というのが有ります。

これは、敵の技を空振りさせる事、特に敵の技がギリギリ自分に届かない様にかわす事、というぐらいに理解されていると思います。

それが公式の定義なのかもしれませんが、私は以下の様に広げて理解しています。

見切るとは、敵の行為を無視する事、敵の行為に反応しない事、敵の「出来ない」を見抜いて利用する事一般である。


例1:敵の技の到達距離を見切る=敵の技が届かない事を見抜いて無反応でいる。

例2:敵の技の威力を見切る=敵の技が当たっても効果が小さ過ぎる事を見抜いて防御を省略する。
   例2の活用例:肉を切らせて骨を切る。

例3:敵の回避運動の限界を見切る=自分の技のインパクトの瞬間までに敵がそこから居なくなる事が出来ない事を見抜いてそこを狙った攻撃技を出す。
   例3の例:近距離での中断回し蹴り。

例4:敵砲の仰角を見切る
   例4の活用例:敵戦車の真上にヘリコプターでホバリングする。

例5:敵のコンピューターの性能を見切る
   例5の活用例:パスワードの桁数を決める。