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2019年12月15日(日曜日)
2003年の資料(岡山洋二の件)


送信日時 送信内容
2003/04/15/07:21 宇田雄一 様
初めてメールをお出しします。
私は、熊本市で病院を開業しております岡山洋二と申します。
最近、YAHOOの掲示板で「マッハ力学」について、あなたの大変専門的で高度な内容のご投稿をいつも拝見して、大いに感心しております。
つきましては、ご出筆の「古典物理学」を一冊購入致したく、お願いします。
送料を含めた代金及び、代金の振込先をご連絡下さい。
 それから、私も、約30年来のアイデア(素光子説)を、YAHOOの掲示板(科学-物理学のカテゴリ)の「どこえきえたか相対性理論。」のトピックで、約2年まえから投稿しております。
下記の私の病院のH.Pのページに、「素光子説」を前提にしたその解(私の貧弱な能力と乏しい物理学の知識により考えました推定)を随筆風に書きとどめましたレポートを載せております。
一度、ご覧になりまして、ご感想なりご批評なりをお寄せ頂きましたら、幸いです。
今後とも、宜しくお願いします。
2003/04/15/09:28 岡山洋二 様
拙著をお買い上げ下さりまことに有り難う御座います。
このような形で私の本が売れるのは初めての経験です。
大変嬉しい気持ちです。
早速郵送いたしますのでしばらくお待ち下さい。
送金方法および金額については、郵便振替票に金額を記入して同封しておきます。
岡山様のYahoo!へのご投稿およびHPも拝見させていただこうと思います。
2003/04/15/17:42 岡山洋二 様
始めて注文を受けた嬉しさのあまり、急いで郵送したものですから、宛先の所で「院」の字を間違えて書いてしまったり、安封筒に入れて郵送してしまったので、内容物が郵送中に傷付く恐れがあります。
もともと手製本ですから出版社の本のように美しくはありませんので、幻滅なさるかもしれません。
ご不満な点があれば遠慮なくお知らせ下さい。
2度もメール書いてご迷惑おかけしました。
2003/04/15/23:36 宇田 様
ご連絡、有り難うございました。
代金の振り込み前に、書籍を発送して頂き、恐縮に存じます。
それから、宛先の1字の書き間違い程度では、宛先不明にはならないと思います。
書籍の到着を、楽しみにして待っております。
なお、私の拙いアイデアに目を通して頂けるとの事で、光栄に存じます。
今後とも、宜しくお願いします。
2003/04/16/17:26 宇田 様
先ほど、目的の書籍が無事に届きました。
有り難うございました。
これから、じっくり読ませて頂きます。
なお、送料をサービスして頂きまして、有り難うございます。
早速、ご指定の郵便口座に、代金5000円を振り込みました。
宜しくお願いします。
2003/06/14/10:41 毎度おさわがせします。redwebstarこと宇田雄一です。
「津田英才教室」ではなく「宇田英才教室」です。
「宇田英才教室」は、まだ、カリキュラム・教材共に未完成の開校前の状態にあります。
従いまして、jh6さんのが入塾なさった場合、授業らしきものは変則的な気まぐれなものになると思いますが、僕の方は既にjh6さんのことを信用しておりますので、それでもよろしければ、入塾なさって下さい。大歓迎です。
原則として僕の教えた事は他人には秘密にして下さい。
秘伝って事です。
授業料は、そちらで勝手に決めて下さい。
高過ぎてもこちらが気まずいし、安過ぎるのは構いませんが、僕にも金銭欲はあります。
毎月末日あたりに、今月はこのぐらい学んだなあ、と感じる金額を僕の銀行口座に振り込んで下さい。
入塾の意志を伝えて下されば、それを僕が確認すると直ぐに、「宇田英才教室<黒板>」のページ・アドレス(極秘)と授業料の振込先をお教えします。
では、良いお返事を期待しております。
2003/06/15/09:44 宇田 先生、お早うございます。
入塾のご案内、有り難うございました。
なお、YAHOOの掲示板では、間違った名称を書き込み、大変ご迷惑をお掛け致しました。
まだ、会則が未定の様ですが、一応、入会金との名目で、ご指定の口座に振り込ませて頂きます。
口座名をお知らせ下さい。
2003/06/15/14:37 了解です。
僕の方は全然迷惑とは思っておりませんのでご安心ください。
特に入会金なんて必要ありませんよ。
これを払った方が気分が楽だ、とおっしゃるなら、払って下さって構いませんが。
基本的には、僕から学ぶところがあったら、それに見合うと思われる金額を払って頂く、という成功報酬型で行きたいと思います。
従って、今月は宇田から得たものは何も無かったなあ、とお感じの月には全く僕にお金を支払わないで下さい。
会則についてですが、作るつもり無いんですけど、ダメですか?
お互いに誠実に振る舞う、ということで行きましょう。
現在「黒板」には磁気双極子の解説が表示されていますが、これから直ぐに僕のノートの典型例をアップ・ロードし、「書く」とはどういう事かを見て頂こうと思います。
秘伝についてですが、例えばフーリエ解析と線型代数の関係を、掲示板で「あんなもの簡単だよ」と言ってた人に尋ねてみると良いと思います。
僕が見て、やはりその程度の理解しか持っていないのか、と感じさせる答えが返って来るか、それとも、僕に匹敵する理解を持っている事が分かる答えが返って来るか、判断してみようと思います。
後者であれば、フーリエについては僕の思い上がりで、僕の教える事を秘伝扱いする必要はありません。
jh6さんと一緒にフーリエやるのは少し先の話かもしれませんが、僕が教える事の出来るのはフーリエだけではありませんから、ひとつ、楽しみにしておいて下さい。
それはそうとして、まず何から勉強するか決めなくてはいけませんねえ。
手堅く高校数学からやり直すか、それとも原則としては大学物理をやりながら、その中で出て来る数学的に分からない部分だけ数学の勉強を補完するか?
後者が良いかなあ、とも思いますが。

宇田英才教室「黒板」アドレス
http://www.f3.dion.ne.jp/~x-wooder/STUDENT007.htm

振込先口座
■■銀行 ■■支店
店番号 ■■
口座番号 ■■
名義 宇田雄一(うだゆういち)
2003/06/16/09:54 宇田 先生
お早うございます。
ご連絡、有り難うございました。
先ほど、ご指定の■■銀行の口座に、入会金として20000円を振り込みました。
これは、今回のYAHOOの掲示板で誠意を持って対応して頂きました事に対するささやかなお礼の意味も含んでおります。
なお、劣等生のままで終わるかも知れませんが、足手まといにならないように努めるつもりですので、宜しくお願いします。
なお、ご存じと思いますが、私の最終目的は、素光子説の是非を世に問うことです。
そちらにつきましても、ご協力頂きますと、幸いに存じます。
2003/06/16/10:21 宇田(redwebstar)です。
よろしければ、任意に僕とインターネット電話で会話して下さって結構です。
まず
http://www.asia.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/software/playerv7.a
sp
で windows media player 7 をダウンロードしてください。
アドレス最後端の sp を忘れずにキーボードから入力して下さい。
その次に http://www.bitarena.com/ にアクセスして画面左端の「BitArenaTHとは」をクリックして下さい。
次に画面上部の「ご利用までの流れ」をクリックして下さい。
後はそこに書いてある指示に従って下さい。
セットアップはこれで終わりですが、BitArena(インターネット電話)を起動するときには、いつもその直前に「マイコンッピュータ」をクリックして次に「ダイアルアップネットワーク」をクリックして最後に「自分のプロバイダーのダイアルアップ」をクリックしてインターネットに接続しておいてください。
そうしないと、BitArenaを起動できません。
マイクを買ってつないでおいてください。
僕のコールサインは wooder です。
通話したいときには事前にメールで通話開始予定時刻をお知らせ下さい。
なお、このインターネット電話は通話料無料ですので遠隔地長時間会話に適しています。
ただし、会話開始後数分間音声の乱れが生じ、相手の声が聞き取れなくなる事があります。
2003/06/20/13:43 宇田(redwebstar)です。
いかがお過ごしでしょうか?
しばらく連絡が無いので心配しております。
素光子について考えるのは「電磁気学」に入ってからで、その前に「初等力学」の書く喜びを存分に味わって頂こうと思っています。
「電磁気学」の授業時に、1波長分だけの電磁波が単独で存在する状態を考えてみようかと思っています。
急がば回れ歩道橋、というわけで、物理学の勉強は一朝一夕に成就するものではありません。
最初にドサッと全部見せちゃったのがいけなかったかな?と反省しております。
どんな初歩的な事でも丁寧に教えますから、怖がらなくても大丈夫です。
大船に乗った気になって僕に付いて来て下さい。
光子概念を正確に理解できる様になるのは「量子場理論」に入ってからです。
したがって、素光子論と光子の比較は随分と先の話になると思ってて下さい。
僕自身、そんな事が出来る実力を持ってるかどうか分かりませんし、それまでにjh6さんの気が変わるかもしれません。
連絡、待ってます。

http://www.f3.dion.ne.jp/~x-wooder/
宇田雄一(redwebstar)
2003/06/24/18:24 宇田です。
メディアプレイヤーを起動し、「ファイル」をクリックし、次に「URLを開く」をクリックし、さらに、スリットに下記アドレスをコピー貼り付けし、最後に「OK」をクリックすると、僕と■■君の物理談議が聴けます。
本日24日午後10:00および明日25日午前6:00
とりあえずこの2回、放送してみます。
アドレスは秘密にして下さい。

http://OEMCOMPUTER:8080

生徒の件ですが、「黒板」と上記「■■君との談話」を、jh6さんの好きな様にお楽しみ頂く、あるいはご活用いただく、というだけでも、僕は構わないと思っています。
素光子論の推進に役立つ部分があれば、僕の知識をドンドン取り入れて下さい。
ノート提出、チェック無しなので、「宇田から物理や数学を習った」とは言わないで下さい。
「宇田英才教室の極秘授業を見て、・・・」という言い方なら構いません。
8月3日にまだ7月分の視聴料が振り込まれていなければ、アドレスを変更する事にします。
視聴料の振り込みが確認されれば、このまま続けようと思います。

なお、今回の放送テスト、失敗という事も考えられますので、その場合はご勘弁を。
2003/06/24/23:07 宇田です。
お聞き逃しの場合があるかと思い、25日午後10:00に3度目の放送を行なうことにしました。
内容は同じです。
今日お聴きにならなかった場合には明日、是非聞いて下さい。
2003/06/25/07:56 宇田です。
自分のメディアプレイヤーで聞くと聞こえるのですが、放送中にモデムのランプがチカチカしてないので、情報が外へ出てないのではないかと思います。
今日、パソコンの専門家に聞いてみて、出来れば午後10:00の放送に間に合わせたいと思います。
そのために新しいアドレスをお教えする事に成ると思いますが、その通知メールが届かなければ、本日の放送は断念ということで、了解して下さい。
2003/06/25/11:32 宇田です。
本日25日午後10:00から、例の件、アドレスhttp://***.***.***.***:8080で試してみて下さい。
お手数かけてすみません。
これも失敗の可能性があります。
2003/07/18/14:17 宇田 様
メール、有り難うございました。
パソコンの調子回復されて良かったですね。
私のパソコンは、約1年サイクルで新品に変えています。
先年の4月頃に、不注意でウイルスの進入を許し、多くの方にご迷惑をお掛けした失敗も有りました。
勿論、パソコンのハード・ディスクのフォーマットが必要になり、そのついでに新しい機種を使用しています。
私のパソコン歴は約25年になります。
この間に、大小併せて約100種類のソフトも開発して来ましたが、OSの主流が、MS-DOSからWindowsに代わった約5年前からは、ソフトの開発は殆ど行っていません。
私は、人工頭脳に初期の頃より関心があり、その糸口でも開発出来たらとのはかない望みを抱いています。

ところで、昨日、ご苦労されて作成されました宇田さんの仕事場の現地レポートのビデオが送られて来ましたので、早速拝見しました。
大変有り難うございました。
宇田さんの熱意には頭が下がります。

最後に、一度、是非お会いしたいものと考えています。
7月20日(日)は、ご都合如何でしょうか?
ご返事をお待ちします。
2003/07/18/16:04 >最後に、一度、是非お会いしたいものと考えています。
7月20日(日)は、ご都合如何でしょうか?
ご返事をお待ちします。

これは驚きました。
もちろんOKです。
時刻と場所を指定してください。
返事は早い方が良いと思いましたので、今回はここまでにさせてください。
2003/07/18/21:54 宇田 様
ご連絡、有り難うございました。
突然の厚かましいお願いに、快くご承知頂き、大変有り難うございました。
それでは、7/20(日)の、■■;10:49発、■■;12:03着の光■■号で、■■駅に到着します。
待ち合わせ場所をご指定下さい。
宜しくお願いします。
2003/07/19/00:58 じゃあ、jh6さんの乗ってくる新幹線の1号車の停止位置のプラットフォームにしましょう。
もちろん■■駅の、です。
取り急ぎお返事まで。
2003/07/19/07:32 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
わざわざ、駅のプラット・ホームまでおいでになられるとの事で、大変恐縮に存じます。
それでは、宜しくお願いします。
2003/07/21/11:35 宇田 様
昨日は、大変お世話になりました。
お住まいが■■市という事と、■■駅に新幹線が停車する事を事前に確認しておりましたら、わざわざ■■駅まで迎えに来て頂く手間が省けたと考えますと、大変ご迷惑をお掛けしました事をお詫び致します。
事前の予想とは裏腹に、大変優しくて気さくな方で、安心しました。
また。機会がありましたら、お話を伺いに出かけるつもりです。
お父様にも、お休み中にも拘わらず、わざわざ車で送迎して頂き、感謝申し上げます。
有り難うございました。
今後とも、宜しく宜しくお願いします。

(追伸)
厚かましいお願いですが、特殊相対性理論の代替案についても、理論の構築(新しい座標変換)を宜しくお願いします。
2003/07/21/18:43 先日は良い出会いを有難うございました。
封筒の中のお金の額の大きさに驚きました。
電車の中で語り合った光子時計について、キチンとした解答を出しておきましたのでご覧下さい。
場所は
http://www.f3.dion.ne.jp/~x-wooder/
>「図画集」>「(1)メール補助」
です。
列車から見て、後方に光速で運動する点は、地面から見て、運動する時計とはみなせない点に注意して下さい。
この点は、列車から見て運動しているが地面から見て静止している時計とみなされなくてはいけません。
2003/07/22/18:56 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
わざわざ、図示して、光時計をご解説頂き、有り難うございました。
ご説明の内容は、相対論の啓蒙書で、良く承知しています。
昨日の列車の中での議論の続きですが、静止系での空間の状態を1としておりますので、速度vの運動系では、光を中心に考えますと、空間がローレンツ収縮の逆数(ローレンツ伸張に相当)で空間が伸びた状態になります。
つまり、空間の状態は、1/√(1-(v/c)^2)になります。
この状態に、ローレンツ収縮(√(1-(v/c)^2))が加わりますので、結局、空間は1に戻る事になります。
つまり、光にとっては、静止系と同じ道のりを進む事となり、時間の遅れは生じない事となります。
昨日の議論では、ローレンツ収縮により、0の状態となるとのご意見でしたが、実際は元の状態の1に戻る事になります。
ご再考をお願いします。
今後とも、宜しくお願いします。
2003/07/23/07:35 >ご説明の内容は、相対論の啓蒙書で、良く承知しています

啓蒙書に書いてあるのは、列車に固定された座標系で見て光速点が鉛直に上下する場合だけだと思います。
このたびは、jh6さんから、地面に固定された座標系から見て光速点が鉛直に上下する場合、運動する時計は遅れるのではない、とのご指摘を受けましたので、啓蒙書に無いオーダー・メイドの説明をして差し上げた次第です。

>昨日の列車の中での議論の続きですが、静止系での空間の状態を1としておりますので、速度vの運動系では、光を中心に考えますと、空間がローレンツ収縮の逆数(ローレンツ伸張に相当)で空間が伸びた状態になります。つまり、空間の状態は、1/√(1-(v/c)^2)になります。この状態に、ローレンツ収縮(√(1-(v/c)^2))が加わりますので、結局、空間は1に戻る事になります。つまり、光にとっては、静止系と同じ道のりを進む事となり、時間の遅れは生じない事となります。昨日の議論では、ローレンツ収縮により、0の状態となるとのご意見でしたが、実際は元の状態の1に戻る事になります。

ローレンツ収縮はローレンツ変換の公式を用いれば自動的に考慮に入れられていることになります。
なぜなら、ローレンツ変換の公式からローレンツ収縮を導き出せるからです。
したがって、jh6さんの論法のどこに間違いがあるのかを僕が示すのではなく、ローレンツ変換を用いた僕の説明のどこがどう間違っているのかをjh6さんが示すのでなければ、僕はjh6さんの意見に賛成できません。
2003/07/23/13:24 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
ご説明は、地面に固定した系からの光時計と光の軌跡の事柄と思います。
電車に固定された系では、当然、光は電車の床から垂直に天井の鏡に向けて進み、鏡で反射して、まっすぐ直下の床の光源に向けて進むと思います。
ご返信をお待ちします。
2003/07/23/15:50 >ご説明は、地面に固定した系からの光時計と光の軌跡の事柄と思います

いえいえ、僕は地面に固定された座標系から見た場合と列車に固定された座標系から見た場合の両方を考えてますよ。
前者をx-y-t-系、後者をx’-y’-t’-系としてます。

>電車に固定された系では、当然、光は電車の床から垂直に天井の鏡に向けて進み、鏡で反射して、まっすぐ直下の床の光源に向けて進むと思います

そうなってないでしょ?
jh6さんのご意向を受けて僕は地面から見て光速点が鉛直に上下する場合を論じてます。
この場合、列車内の人がこの光速点を見ると、それは鉛直に上下しませんよ。
x’とy’の関係を表す式とグラフをご覧下さい。
2003/07/24/17:59 黒板を昨日更新しました。
気が向いたら目を通しておいてください。
今日か明日、もう一度更新する予定です。
光子時計はどうなりましたか?

宇田より
2003/07/24/19:12 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
ご説明が今一理解できませんので、申し訳有りませんが、以下の観点でお考え頂けますと幸いです。

光が静止状態よりも運動状態の方が、その道のりが多くなり、つまり、時間が多く掛かる事になります。
ここで、光が進む道のりに注目して、考察してみます。
観測者は、終始、地面に固定されているものとします。
電車が静止状態では、光は垂直に行き来します。(お示しの一番目の図)
電車が右側に速度vで進行中は、2番目の図の様に、斜め前上方に向かい、鏡で反射して、前k下方に向かいます。
この時は、その道のりは、1/√(1-(v/c)^2))倍に伸びます。
ここで、ローレンツ収縮を生じますと、その空間が√(1-(v/c)^2))倍に収縮しますので、その道のりも√(1-(v/c)^2))倍に短縮する事になります。
以上を綜合すると、元の1倍の空間に戻る事となります。
以上です。
ご返信をお願いします。

それから、YAHOOの掲示板での考察で、光子の元来の概念がやっと分かった様です。
閲覧してみて下さい。
2003/07/25/13:34 >光が静止状態よりも運動状態の方が、その道のりが多くなり、つまり、時間が多く掛かる事になります

これは「列車が静止しているときよりも列車が運動しているときの方が光の道のりが長くなり、光の床に戻って来るまでの時間が長くなる事になります」ですね。
僕やjh6さんは列車が動いている場合と列車が静止している場合の2通りを考えているのではなく、列車が一定の速度で動いている場合に限って、地面に対して垂直に運動する光速点を、列車に固定された人が見る場合と地面に固定された人が見る場合の2通りを考えているのではないですか?
■■から■■へ来る途中ではそう言うお話だったと思いますよ。
列車に固定された人が見て光速点の運動が鉛直ならば、「・・・」は正しいですけれど。

>観測者は、終始、地面に固定されているものとします

そういうお話ではなかったのですが、まあ、そういうことにして話を進めてみましょう。

>電車が静止状態では、光は垂直に行き来します。(お示しの一番目の図)

電車が運動していようがいまいが地面に固定された人が見れば光速点が鉛直に行き来する場合(jh6さんによって提示された)を僕は考えてるので、上記引用箇所は間違ってませんよ。

>電車が右側に速度vで進行中は、2番目の図の様に、斜め前上方に向かい、鏡で反射して、前k下方に向かいます

これは通俗書に多く見られるケースで、■■から■■へ来る途中にjh6さんから提示された状況のうちの興味の持てない方の状況です。
僕がここで設定した「地面に固定された人が見て光速点が鉛直に上下する場合」には、それを列車に固定された人が見れば、光速点は斜め後上方に打ち出されるように見え、この状況は第2番目の図にではなく第4番目の図に表されています。
第2番目の図は x と y の関係でないばかりではなく、x’ と y’ の関係でもありません。
したがって、第2番目の図から光速点射出の方向は分かりません。

>この時は、その道のりは、1/√(1-(v/c)^2))倍に伸びます

仮に列車に固定された人から見て光速点が鉛直に上下する場合を考えるにしても、列車に固定された人が見る光速点の移動距離は2Lであるのに対して、地面に固定された人が見る光速点の移動距離は[(2L)^2+(v(デルタ t ))^2]の平方根であり、これを2Lで割ったものが、伸び率となります。
上記引用の値と異なります。

結局、地面に固定された人が見て鉛直に上下する光速点を、地面に固定された人が見る場合と列車に固定された人が見る場合を比較して、この場合には列車に固定された人から見れば光速点が後方へ運動するように見えるが、この場合について詮索しても「運動する時計は遅れる」との特殊相対性理論の主張に対する反例は見出す事が出来ない、というのが僕の意見です。

状況設定をしっかり確認して下さい。
列車が動く場合と止まったままの場合を比較するのでもないし、光を異なる方向へ飛ばしてそれらの関係を比較するのでもありません。
同じ列車の運動状態と同じ光速点の運動に対して、異なる視点から見た結果を比較するのです。
2003/07/25/17:55 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
お互いのシチュエーションが異なっていた為に、意見が食い違っていた様です。
誠に申し訳有りませんが、観測者は、地面に固定されていて、停車している列車と動いている列車の場合の光時計の光の運動する道のりにつて、考察するという設定でお願いします。
ご返信をお願いします。

先ほど、YAHOOの掲示板に、最近の投稿文のまとめを書きました。
一度ご覧になりまして、ご感想を、このメールでお願いします。
2003/07/25/19:53 とりあえず掲示板についてのみ言及させて頂きます。
今リチャード・クレイダーマンを聴いてます。
jh6さんもいかがですか?
僕が中学生の頃ラジオで聞き知ったピアニストです。

>上記より

これより前に書いてあることは正しいと思いますが、

>その粒子を光子と呼び、内部構造を持たない素粒子と位置づけされました

については、普通は光子に内部構造が有るか無いか?
という問いを立てないと思います。
実験結果から言える事だけを正確に言うなら、「電子と電磁場のエネルギーのやり取りは1個の電子につきhνより大きくなることはない」
という表現になると思います。
内部構造がどうのこうのと言うのは飛躍だと思います。
ってことは、アインシュタインの光子論は論理の飛躍を含むって事ですかねえ。

>この単位時間は、単に単位合わせの為に付加されただけのものという事です

を大目に見るとしても、

>ここで注意すべき事は、光子のエネルギーの決定には、電磁波の場合に於ける観測時間という物理量が全く関与していないという事です

を認めるわけには行きません。というのは、

>プランク定数は、(或るエネルギー;e)*(単位時間)という物理量で表現される事となりました

のところで登場する「単位時間」が

>光子のエネルギーは、e*(振動のカウント数;νで無名数)

における「カウントを行なう時間」に取られているからです。
それに、

>光子のエネルギーは、eがν個集合したものという事になります

に対して、νは整数とは限らないよ、という指摘をたくさんの方から受けたはずだと思います。
素光子がν個、という考えはまずいわけです。

>実験の結果、電磁波の観測時間が約10^(-6)秒という事なので、t=10^(-6)と置くと

という仮定およびその後の議論は

>光子のエネルギーの決定には、電磁波の場合に於ける観測時間という物理量が全く関与していない

に矛盾しないのですか?

以上、率直な感想でした。
網羅的にというわけには行きませんでしたが、このぐらいで勘弁して下さい。
クレイダーマン、買って損は無いですよ。宇田より。
2003/07/26/07:50 宇田 様
お早うございます。
早速、ご返信頂き、有り難うございました。
実は、リチャード・クレイダーマンの音楽は、私も大変好きでして、CDやDVDを持っています。
私が彼を知ったのは、あるTVドラマの主題曲で、彼がピアノを弾いていた時からです。

投稿文についてのご感想を頂き、有り難うございました。

<<その粒子を光子と呼び、内部構造を持たない素粒子と位置づけされました>

については、普通は光子に内部構造が有るか無いか?
という問いを立てないと思います。>

私の意図は、素粒子という内部構造が無い粒子と考えられているが、実際は、素光子の集合体であるとの主張が、暗に込められている事です。

<<光子のエネルギーは、e*(振動のカウント数;νで無名数)>

における「カウントを行なう時間」に取られているからです。>

私のこの表現の意味するところは、粒子のエネルギーであれば、粒子そのものの固有のエネルギーという事であり、粒子エネルギー密度という概念は存在しないと考える為です。
カウントするという表現が誤解を招いたと思いますが、単なる個数という意味合いしか有りません。
つまり、観測時間も関与しない事柄です。

<<光子のエネルギーは、eがν個集合したものという事になります>

に対して、νは整数とは限らないよ、という指摘をたくさんの方から受けたはずだと思います。
素光子がν個、という考えはまずいわけです。>

この件も以前より問題となりましたが、解決済みの事柄です。

つまり、振動の回数は、元来自然数であり、これを単位時間で除する結果、半端な小数が生じる事となり、所謂、人為的な操作がもたらす見かけの実数という事です。

<<光子のエネルギーの決定には、電磁波の場合に於ける観測時間という物理量が全く関与していない>

に矛盾しないのですか?>

矛盾は無いと考えます。
つまり、光子のエネルギーがhνという形式で表現されている為に、観測時間という物理量が全く関与していませんが、これを冷静に考えてみますと、実は、観測時間が振動数νに関わらず、一定値をとる(定数)という自然現象が裏に存在する為に、敢えて観測時間を表だって考慮しなくても、光子のエネルギーがhνという形式で表現可能という事です。

以上です。
ご返信をお願いします。
2003/07/26/13:14 http://www.f3.dion.ne.jp/~x-wooder/
>「図画集」>「(1)メール補助」

最後の方に付け足しました。
2003/07/26/17:33 宇田、様
ご返信、有り難うございました。
今回の、ご丁寧な計算式を示して頂き、有り難うございました。
お示しの②(列車がvで走行中)の最後の式
Δt=(L/√(1-(v/c)^2)))/c
で、右辺括弧内のL/√(1-(v/c)^2))の式の意味は、静止状態で距離Lが、速度vでは、1/√(1-(v/c)^2))倍に伸張している状態を表しています。
つまり、この状態が、■■行きの列車の中で私が説明した「運動している場合は、光を中心に考えると、空間がローレンツ伸張(ローレンツ収縮の逆数)の状態になる」と申し上げた事柄です。
相対論では、何故か、この状態の時間が、静止時に比べて、1/√(1-(v/c)^2))倍かかる(時間の遅延)事で、この思考実験を終了していますが、本当は、更に、ローレンツ収縮効果が作用して、結局、L/√(1-(v/c)^2))に√(1-(v/c)^2))が乗じられる結果、元の距離のLに戻る事になります。

以上です。
ご意見をお願いします。
2003/07/26/22:06 >結局、L/√(1-(v/c)^2))に√(1-(v/c)^2))が乗じられる

これは誤りです。
まず、長さL/√(1-(v/c)^2))の線分は水平方向に向いていない事に気を付けてください。
ローレンツ収縮は列車の進行方向に起こりますから、この線分は水平方向に√(1-(v/c)^2))倍の収縮を受けると仮に言えるとしても、鉛直方向には収縮を受けませんから、線分全体の長さがLに戻ると考えることは出来ません。
さらに、僕はローレンツ変換を使って答えを出したのであり、ローレンツ変換を使った時点で既にローレンツ収縮はカウントされています。
したがって、その計算結果にもう一度ローレンツ収縮を課すると、ローレンツ収縮を2重にカウントした事になり、これではいけません。
2003/07/26/22:45 >カウントするという表現が誤解を招いたと思いますが、単なる個数という意味合いしか有りません。つまり、観測時間も関与しない事柄です

はあ、そういうことですか。了解です。

>振動の回数は、元来自然数であり、これを単位時間で除する結果、半端な小数が生じる事となり、所謂、人為的な操作がもたらす見かけの実数という事です

これに対する更なる反論も受けてるんじゃあないですか?
振動の回数を振動にかかった時間で割って単位時間あたりの振動の回数、つまり振動数、というものを考え、整数でない振動数を持つ光子の存在も光電効果で確かめられてるんじゃあないですか?
それから前にも申し上げましたように、光子を表すような理想的な電磁波など存在せず、実際に存在するのは、絵画的に言うなら、ミミズののたくったような波束だけです。
この波束の山の数を数えても、それはその波束の振動数とは関係ありませんよ。

>観測時間が振動数νに関わらず、一定値をとる(定数)という自然現象が裏に存在する

光電効果では観測時間をコントロールできませんが。

てなところです。
この話も良いんですけど、僕はjh6さんから頂いたホームページのコピーを精読したいんですけど。
そちらの方に時間を使わせてください。
2003/07/27/01:31 宇田 様、今晩は
ご返信、有り難うございました。
最初にお書きになった図の座標を、間違って解釈していました。
横軸をtと置かれていますが、私は、xとして、列車の進行方向の距離と考えていました。
従いまして、図の横軸をx(光が床の光源から放射した時点を0とする列車の進行方向の距離)としてお考え下さい。
電車が停止している場合は、光は、電車の床と天井の鏡との間を垂直に上下する状態ですが、この状態を光から見て、電車が動いていないので、この状態の空間の伸縮率sを1とします。
この場合は、列車の床から天井もでの距離がLですので、光の経過時間をt0とすると、
t0=L/c となります。

電車が速度vでx軸方向に動いている場合は、お示しの2番目の図の様に、光の軌跡が描かれます。
このときの床から天井までの光の経過時間は、ct、この間に列車の進む距離は、vtであり、列車の床から天井までの距離がLですので、ピタゴラスの定理より、
(ct)^2=L^2+(vt)^2
整理して、t=(L/√(1-(v/c)^2)))/c となります。

ここで、y軸方向の成分である床から天井までの距離Lは、x軸方向に空間が伸張した場合は、Lのままではなく、2番目の図の様に、列車の進行方向に傾き、その距離が拡大する(L -> L/√(1-(v/c)^2)))と解釈すべきです。
そこで、光の軌跡の道のりが空間の伸縮に比例しますし、光の経過時間が光の軌跡の道のりに比例しますので、
空間の伸縮率s=(運動時の経過時間)/(静止時の経過時間)
=t/t0=1/√(1-(v/c)^2))、
となります。
これに、空間のローレンツ収縮が加わると、結局、
s=1/√(1-(v/c)^2))*√(1-(v/c)^2))=1
となり、静止時の空間の伸縮率に戻る事になります。
つまり、光は、慣性運動の如何に拘わらず、静止時と同じ空間状態を進む事となり、時間の遅延は生じない事になります。

以上です。
ご返信をお願いします。
2003/07/27/01:50 宇田 様
ご返信、有り難うございました。

<振動の回数を振動にかかった時間で割って単位時間あたりの振動の回数、つまり振動数、というものを考え、整数でない振動数を持つ光子の存在も光電効果で確かめられてるんじゃあないですか?>

勿論、その様な操作を行う事によって、本来は、自然数である振動の回数が小数を含む実数に化けてしまっていると考えている訳です。

<光電効果では観測時間をコントロールできませんが。>

YAHOOの掲示板の投稿文をもう一度お読みになって下さい。
光子のエネルギーと電磁波のエネルギーを比較すると、観測時間がある一定の値にならざるを得ない事が分かります。
つまり、この観測時間は、電子から光が放射される時間と同じですが、人為的にコントロール出来るものでは無いという事です。
つまり、この観測時間が、バラバラな値をとれば、光子のエネルギーをhνで表す事が出来なくなります。

先日お渡ししたレポートは、その後に、プランク定数や光子に対する認識が大幅に代わりましたので、一時、保留と指せて下さい。
間もなく、修正したものをお送り致します。

以上です。
今後とも、宜しくお願いします。
2003/07/27/12:33 >y軸方向の成分である床から天井までの距離Lは・・・拡大する・・・と解釈すべきです

これを受け入れることが出来ません。ローレンツ変換公式に反するからです。
ローレンツ収縮などというローレンツ変換公式の帰結を採用しておきながら、ローレンツ変換公式の別の帰結は却下するという態度は一貫性を欠くものと思います。

座標系の進行方向にのみ収縮が起きる事は、トーマス歳差と呼ばれる現象を通して実験物理学で確認されているはずです。
2003/07/27/13:17 宇田 様
ご返信、有り難うございました。

<<y軸方向の成分である床から天井までの距離Lは・・・拡大する・・・と解釈すべきです>

これを受け入れることが出来ません。
ローレンツ変換公式に反するからです。
ローレンツ収縮などというローレンツ変換公式の帰結を採用しておきながら、ローレンツ変換公式の別の帰結は却下するという態度は一貫性を欠くものと思います。

座標系の進行方向にのみ収縮が起きる事は、トーマス歳差と呼ばれる現象を通して実験物理学で確認されているはずです。>

それでは、もう1つ、光源の所から進行方向の床に、適当に長さL1の目印をして付けておくとします。
光源から出た光がこの目印まで進む時間を考えます。
電車が静止時は、t1=L1/c となります。

電車が速度vで進行中は、光が床から天井に向かう場合が、1/√(1-(v/c)^2))倍の時間が掛かるという事は、光源から床の目印まで運動方向に向かう光も、1/√(1-(v/c)^2))倍の時間が掛かると考えてはいけませんか?
これが正しいとすると、光源から目印までの距離が1/√(1-(v/c)^2))倍に伸びたという事であり、その場合の距離L2=L1/√(1-(v/c)^2))という事となります。
ここで、ローレンツ収縮を考慮すると、結局、L2=L1となり、光から考えて、列車の進行方向の空間が、静止時と同じ伸縮率1の空間を維持していると考える事が出来ると思います。

今回の要の事柄は、時間が多く掛かる現象をどの様に解釈する事が正しいかという事です。

今までの議論で私が主張している事柄は、従来の相対論の光時計の思考実験では、時間が多く掛かる事を時間が遅れると解釈し、そこで思考実験が終わってしまっている事が問題であるという事です。
本来は、この後に、ローレンツ収縮が加わる事によって、光の経過時間がどの様になるかという考察が必要になります。

以上です。
ご返信をお願いします。
2003/07/27/14:00 >操作を

とおっしゃいますが、例えばある波動が10秒間に1000001回振動したとしましょう。
すると、この波動は1秒間に整数回振動していません。
それでも電磁波の場合にはそういう波動が現に存在してますよねえ。

>光子のエネルギーと電磁波のエネルギーを比較すると、観測時間がある一定の値にならざるを得ない事が分かります

一応光子のエネルギーも電磁波のエネルギーも各時刻(各瞬間)に対して定義されており、したがって、理論的には、エネルギー測定時間は任意に小さく取れるはずですが。

>電子から光が放射される時間

これは古典論では有限ですが量子論ではゼロです。

>この観測時間が、バラバラな値をとれば、光子のエネルギーをhνで表す事が出来なくなります

良く意味がわかりませんが、光電効果の実験において観測時間の取り方に何か異論があるのでしょうか?
2003/07/27/21:32 宇田 様
ご返信、有り難うございました。

<<操作を>

とおっしゃいますが、例えばある波動が10秒間に1000001回振動したとしましょう。
すると、この波動は1秒間に整数回振動していません。
それでも電磁波の場合にはそういう波動が現に存在してますよねえ。>

勿論、その通りです。
問題は、振動数が実数という連続した数を取り得るとの事で、エネルギーも連続した量(h/sの整数倍以外の量)も取れるという誤った判断をしている事です。
つまり、単位時間で割り算を行う結果、振動の回数に小数を含む数が現れるというだけの事であり、現実には、振動の回数が整数以外を取り得る可能性は無いという事です。
これは、電磁波の場合の半端な不完全な波は存在しないという事と同様な事柄です。

<<光子のエネルギーと電磁波のエネルギーを比較すると、観測時間がある一定の値にならざるを得ない事が分かります>

一応光子のエネルギーも電磁波のエネルギーも各時刻(各瞬間)に対して定義されており、したがって、理論的には、エネルギー測定時間は任意に小さく取れるはずですが。>

勿論、可能と思います。
但し、文意は、観測時間が10^(-6)秒以外では、光子のエネルギーE=hνと電磁波のエネルギーE1=10^(-6)*h/s とが一致しなくなり、光子のエネルギーE=hνという表現が成立しなくなるという事です。
つまり、光子のエネルギーhνは、観測時間が10^(-6)秒の時にしか成り立たない危うい表現形式と言わざるを得ません。
更には、座標変換に於いては、振動数(電磁波では、周波数)が変化する結果、観測時間も変化する事となり、光子のエネルギーhνという表記方式では、エネルギー保存則を満足する事が出来なくなります。

<<電子から光が放射される時間>

これは古典論では有限ですが量子論ではゼロです。>

観測時間と放射時間は原則として等しいとの考えの上での説明です。
それ以外の意味は有りません。

<<この観測時間が、バラバラな値をとれば、光子のエネルギーをhνで表す事が出来なくなります>

良く意味がわかりませんが、光電効果の実験において観測時間の取り方に何か異論があるのでしょうか?>

前の説明でお解りと思います。

以上です。
ご返信をお願いします。
2003/07/27/21:35 今回はジョージ・ウィンストンです。
これは僕がリチャード・クレイダーマンの次に好きになったピアニストです。
ご存知なければお勧めします。「オータム」というアルバムが最も有名です。

>光源から床の目印まで運動方向に向かう光も、1/√(1-(v/c)^2))倍の時間が掛かると考えてはいけませんか?

ちょっと計算してみますね。
求める時間を t とすると、光速点が進む距離はL1 + v t です。
これが c t に等しくなるんだから、 t = L1 /c - v )です。
これは L1 / c の c / ( c - v ) 倍です。
1/√(1-(v/c)^2))倍にはなりません。
2003/07/28/07:42 宇田 様、お早うございます。
ご返信、有り難うございました。
前回のあなたがお示しの式、1/(c-v)と1/√(1-(v/c)^2))の比較検討が焦点となっています。
これまでの議論でもお解りの様に、アインシュタインの光時計の思考実験では、ローレンル収縮を考慮せずに、時間が長くかかる事で、この事を時間が遅延すると解釈してしまった事が、はっきり間違いである事が分かると思います。
後は、私の狙いである定量的に時間遅延が生じない事を証明する事です。

ここで、問題点を整理します。

電車が運動している時に、光がその進行方向に向かう場合は、光子から観ると、あたかも、空間が伸張している様にみえます。
そこで、この状態での時間の掛かり具合を静止時に比べると、前回の結果では、1/(c-v)倍に伸びるという事になります。
何故、相対論での思考実験では、この様に単純なx軸方向での時間遅延を使わずに、なわざわざ進行方向と垂直な方向の光の運動に要する時間を使う事によって、時間の遅延を計算したのでしょうか?

この誘因は、マイケルソン・モーレーのエーテルと地球との相対速度を測定する実験の結果を考慮した為と思います。
その実験の結果は、あらゆる方向に向かう光は、その速度に違いが無く、光を運ぶ媒質であるエーテルの地球との相対速度は検出できなかったという事です。
そこで、彼らは、エーテルは存在しているが、空間が収縮する為に、相対速度による時間差が帳消しになり、観測の結果は、エーテルと地球の相対速度が0となったと判断しました。
その空間の収縮の割合は、ローレンツ収縮と定量的に同値となっています。

そこで、前々回の私の解釈を再掲します。
「ここで、y軸方向の成分である床から天井までの距離Lは、x軸方向に空間が伸張した場合は、Lのままではなく、2番目の図の様に、列車の進行方向に傾き、その距離が拡大する(L -> L/√(1-(v/c)^2)))と解釈すべきです。」

あなたが最初にお示しの第二番目の図で、床と天井までの距離Lは、当然ながら、静止時と比べて変わりなく、空間の伸張の影響は受けていません。
しかし、光の軌跡は、空間の伸張に伴い、X軸方向に傾いています。
つまり、光にとっては、確かに、x軸方向に空間が伸張した状態になっています。
問題は、この伸張の割合を、1/(c-v)倍と取るか、1/√(1-(v/c)^2))倍とるかの問題となります。

ここで、1つの問題を解いて頂きたいと思います。
静止時に、既に、光の軌跡が進行方向にθ傾いている状態を初期設定とする場合に、運動時には、時間の経過がどれだけになるか、方程式で定量的に求めて頂きたいと思います。
目的は、θがπ/2(列車の進行方向に向かう光の軌跡)の場合の、時間の遅延を求める事です。
これにより、大方の決着がつくものと思います。

以上です。
ご返信をお願いします。
2003/07/28/15:05 まず、ごめんなさい。計算ミスしてました。
列車が運動している場合はローレンツ収縮を考慮に入れねばならないので、
L1√( 1-( v / c )^2 ) ) + v t = c t
故に t =[ L1√( 1-( v / c )^2 ) ) ] / ( c - v )
となり、これは L1 / c の [ c √( 1-( v / c )^2 ) ) ] /c - v )倍です。
少し変形すると倍率は
 [ c √( 1-( v / c )^2 ) ) ] / ( c - v )
= √[( 1+ v / c )( 1- v / c ) ] / ( 1 - v / c )
=√[ ( 1+ v / c )/( 1- v / c ) ]
と書き表されます。

>何故、相対論での思考実験では、この様に単純なx軸方向での時間遅延を使わずに、(な)わざわざ進行方向と垂直な方向の光の運動に要する時間を使う事によって、時間の遅延を計算したのでしょうか?

これは鋭い指摘です。
答えは「アインシュタインの思考実験はラフだから」です。
アインシュタインの思考実験を見てみると、彼は本質を見抜く力が非常に強いが、専門論文は別として、論の展開が精密さに欠けており、ラフに流れている、と言えると僕は思ってます。
量子力学のボーアとの論争なんか見てみると特にそうです。
余談になりますが、光子は点粒子ではないのだから、光子時計という設定から既にラフなんです。
だから僕は光とも光子とも言わず、光速点という言葉を用いてるんです。
この事情はjh6さんも重々御存知のはずだから、僕の前であまり「光子がこの点から発射されてこの点に到着すると・・・」なんて言わないで下さい。
それからエネルギー保存則という言葉の使用法をみんなに合わせて、jh6さんは新しく完全エネルギー保存則という言葉をお作りになったはずなのに、最近またjh6さんが完全エネルギー保存則のことをエネルギー保存則と言うのを見ましたよ。
余談はこの位にして、本論に戻りますと、本来特殊相対性理論で言うところの「運動する時計の遅れ」というものは、運動する座標系の一点に固定された時計を運動しない座標系で観測すると、それが遅れている様に見える、というものです。
したがって、考察の対象になる時計が飛び回ってはいけないんです。
なのですが、偶然によるのかアインシュタインが意識して巧妙に仕組んだためなのか、光速点は列車の運動方向に対して垂直にしか移動しないから、これが列車の一点に固定された時計とみなされても良い事になるんです。
ローレンツ変換が y を変換しないからです。

忘れないうちに言っておきますが、素光子論のまとめの方については、書類がこちらに届きましてから、その書類についてのみ言及させて頂く、という事にさせてください。

>ここで、1つの問題を解いて頂きたいと思います。静止時に、既に、光の軌跡が進行方向にθ傾いている状態を初期設定とする場合に、運動時には、時間の経過がどれだけになるか、方程式で定量的に求めて頂きたいと思います

そりゃあ、jh6さんの頼みとあらばやりますけどさあ、こんなもの計算しても意味無いですよ。
それよりもローレンツ収縮とローレンツ遅延のイメージ図が僕の本「古典物理学」の363ページと364ページに出てますから、御覧になっておいて下さい。
説明文も参考にして下さいね。
2003/07/28/22:04 宇田 様、今晩は。
ご返信、有り難うございました。

ローレンツ収縮を考慮した運動中の空間の倍率が、√[ ( 1+ v / c )/(1- v / c ) ]倍という事は、大変面白い値と思います。
これは、相対論の時間遅延効果を考慮した光のドップラー・シフトでの波長の変化率と同じ式となっています。
本質的に何らかの繋がりがあると思います。

エネルギー保存則の件は、まだ覚えておられた様で、恐縮です。

最後に、本題になります。
私も、静止時に、θ傾けた光線の軌跡が、速度v時にどの様に描くかを考えて観ましたが、その時の光が天井に到着する迄の経過時間をtとすると、ピタゴラスの3平方の定理より、
(ct)^2=(Ltanθ+vt)^2+L^2
となりました。
ここで、tを求めようとしましたが、複雑過ぎて、諦めました。
静止時に、傾けた状態にする方法は、余り得策とな思われません。

私の自然に対する信念(理念)は、簡潔な状態に帰するとの考えです。
つまり、光がどの軌跡を取ろうとも、静止時と同じ経過時間しか要しないとの予測です。
どこかが、間違った解釈をしているに違いないとの思いです。
もう少し、考えてみます。
2003/07/29/12:16 パソコンを買い換える事になりまして、数日後に次のパソコンが来る予定になってるんですが、アドレス帳の中身やメール受信トレイの中身やメール送信済みアイテムの中身やインターネットエクスプローラーのお気に入りの中身を旧機から新機へどうやって移植すれば良いのかや、インターネット電話の契約関係にどのような影響が出るのかなど、教えて下されば幸いです。

宇田君より
2003/07/29/13:09 宇田 様、今日は。
パソコンを買い換えられるとの事で、おめでとう御座います。
私も、多くのパソコンを買い換えてきましたが、ご質問の事柄に関しましては、バックアップを取ってデータを継続した事は有りません。
外の者で、その様な経験が無いか、たずねてみます。
少し、お待ち下さい。
2003/07/29/14:53 お手数かけて済みません。
よろしくお願いします。
2003/07/29/19:27 角θで光速点を射出した場合を
http://www.f3.dion.ne.jp/~x-wooder/
>「図画集」>「(1)メール補助」の末尾に付け足しておきました。

宇田より。
2003/07/30/08:00 宇田 様、お早うございます。
今回も、大変面倒な計算をして頂き、有り難うございました。
大変、恐縮に存じます。
この一般化の目的は、θ’を変更すると、全ての光の軌跡について検討できる事ですが、事の本質が見えてくる迄には至りません。

1つの大きな疑問は、ローレンツ収縮が速度との二次関数となっていますが、単に、光が進行方向に平行に向かう場合には、空間の伸張効果は、速度の1次関数として現される事であり、この関数の違いは、何が原因でしょうか?

(例)
光を列車の進行方向に放射して、Lだけ離れた地点に鏡を設置しておく場合。
静止時;光の所要時間をt0、t0=L/c
速度v時;光の所要時間t、t=L/(c-v)
空間の伸張率S=t/t0=c/(c-v) ・・・ vの1次関数
対して、
ローレンツ収縮による空間の収縮率S=√(1-(v/c)^2) ・・・ vの二次関数

この違いは、ローレンツ収縮は、飽くまで、光が床から天井に垂直に放射された場合の光の軌跡から導き出された解であり、上記の様な、列車の進行に放射された光の軌跡を基に導出された解では無いという事だと思います。
兎に角、最終目的は、空間の伸張率がローレンツ収縮の逆数(1/√(1-(v/c)^2)となる事を証明する事には変わり有りません。

以上です。
ご返信をお願いします。
2003/07/30/12:56 宇田 様
当院のパソコンのメンテ等を担当している者に尋ねてみましたが、旧システムの全てのデータを引き継ぐ為には、ハード・ディスクのデータを丸々コピーする以外には、良い方法は分からないとの事でした。
つまり、一般的には、継続したいデータは、CD-R等にコピーして、新システムに継承するという方法が取られているようです。
また、良いアイデアが入手出来ましたら、お知らせします。
2003/07/30/20:10 有難うございました。
僕の外付けハードディスクは120GBで継承したい内容は10GBハードディスク内に格納されておりますので、サイズ的には余裕綽々です。
外付けハードディスクに内蔵ハードディスクの内容をそっくりそのままコピーしてみます。
ところで、そのデータを新しいパソコンは正しく呼び出してくれるんでしょうか?
2003/07/30/21:22 良いアイデアが思い浮かびました。
本機で僕のサイト内にリンク集ページを作ってそこに、本機のお気に入りに入っているウェブサイトへのリンクを全て張っておき、新機でそのリンクを一つずつクリックして新機のお気に入りに登録して行けば良い。
これでお気に入りは解決です。

受信メールや送信済みメールやアドレス帳は本機で一々メモ帳にでもコピーを取っておき新機でそのメモ帳ファイルを開き一つ一つ登録しなおす必要があるんでしょうか?
まあ、そのあたりの線で行ってみます。

受信メールには非常に重要なものがあるんです。
登録番号とかユーザー名とかパスワードとか「大切に保存しておいてください」って書いてあるんですよねえ。

お騒がせしました。
2003/07/30/21:59 宇田 様、今晩は。
ご返信、有り難うございました。
そう言えば、120GBの外付けハード・ディスクをお持ちでしたので、そのディスクを、内蔵ハード・ディスクのクラッシュ時のデータのバック・アップ用のハード・ディスクとして活用される事が有用と思います。
ユーザのデータを格納するドライブは、Cドライブが一般的ですので、そちらにフォルダーごとコピーする事が宜しいと思います。
尚、システム・ファイルやユーティリティ・ソフトのファイルも、購入時の初期設定では、Cドライブに格納されている事が一般的ですので、同じフォルダー名が既に存在していたら、古い機種のデータを重ね書きする事は絶対に行わない事が必要です。
なお、電子メール・ソフトのOutlook や インターネット・ブラウザのInternetExplorer 等のユーティリティ・ソフトには、データのバック・アップ機能が付いていると思いますので、その指示に従って、データの継承を行う事が可能では無いでしょうか?
実際に試した事が無いので、確信は有りませんが。

以上です。
作業が、首尾良くスムースにいきます様に、お祈りします。
2003/07/30/22:35 ご丁寧なご指導を有難うございました。
やってみます。
2003/08/02/08:06 宇田 様
お早うございます。
無事に、新しいパソコンへ移行が出来て、おめでとう御座います。

ところで、例の光時計の件は、如何でしょうか。
私は、何故系の運動方向とは垂直方向の光の軌跡の考察が必要なのか、更には、この場合のみで十分であり、それ以外の方向への光の軌跡に関する考察は必要ないのでしょうか?
この辺の考察を行った文献を見たことが有りません。
数日前に、私が提案しました光の放射角度θを変数として、一般解を出した場合に、θに関係なく光の軌跡の道のりが1/√(1-(v/c)^2)倍に伸びる事を証明する事が必要では無いかと思います。
これが言えなければ、アインシュタインが考えた光時計の思考実験は、特殊な条件下での光の軌跡の道のりが伸びる事であり、とても、その運動系全体が一様に時間の経過が遅くなる(光が経験する時間が長くなる)とは言えない事になります。
私は、ここのところをもっと厳密に攻めて行く事により、自然の本質が垣間見えて来る事に繋がると思いますし、ローレンツ変換に代わる正しい変換法の本質も見えてくると思います。
2003/08/02/13:47 >何故系の運動方向とは垂直方向の光の軌跡の考察が必要なのか、更には、この場合のみで十分であり、それ以外の方向への光の軌跡に関する考察は必要ないのでしょうか?

運動する時計の遅れ、というのは、正確には、時計が静止しているように見える座標系で測って、その時計が時刻 t1から時刻 t2 を指すまでの時間(当然 t2-t1となる)を、その座標系が x 軸方向に運動しているように見える座標系で測るとt2-t1より大きくなる、というものです。
ただし、二つの座標系の x 軸は完全に重なっているものとします。
したがって運動している時計として選ばれるべきは、正確には運動している座標系に固定された時計であって、運動している座標系で測ってもピョンピョン飛び回っている時計であってはいけないのです。
それなのに運動している座標系で測っても飛び回っている光速点を用いている点で、アインシュタインの思考実験はラフに流れているのです。
悪く取れば、結果が正しいのは偶然。
善意に解釈すれば、運動する座標系で測って座標系の運動方向に垂直に運動している時計を用いても、運動する座標系に固定された時計を用いたのと同じ結果が出て来る事をアインシュタインが利用した。
というわけで、本来、用いるべき時計は運動する座標系に固定されたものでなくてはならず、運動する座標系で測って飛び回っていてはいけないのです。
運動する座標系で測って時計が運動方向へも変位する場合にはこの理屈による不都合が出て来てしまいます。
というわけです。

僕のサイトに説明図がありますから、その中に、運動する座標系から見て運動方向に垂直に運動する光速点の世界線( t-x 関係)を書き入れて、考察してみて下さい。
http://www.f3.din.ne.jp/~x-wooder/ >「宇田英才教室」>「アインシュタイン」>「宇田先生のカンタン相対性理論」の2ページ目です。
2003/08/02/18:56 7月分授業料入金確認いたしました。
毎度ありぃ。
こないだ頂いたお金と重複してしまう様で心苦しいです。
医療という社会貢献によって得られたキレイなお金から授業料を頂けた事を光栄に思います。
世の中にはマネーロンダリングなんてのもあり、実のところは同じ2万円でも由来の不浄なものから由来の清潔なものまで色々あると思います。
金銭社会には、お金の由来を問わず、その額のみを問題にする、という欠点がありますよね。
2003/08/04/08:02 宇田 様
お早うございます。
わざわざ、授業料の受領のご通知をして頂き、有り難うございました。
先月(7月)は、私にとっては、大変有意義な1ヶ月間でした。
宇田さんに直接お会いして、色々意見を交換することが出来ました。
さらに、アインシュタインの特殊相対性理論の光時計の不可解な思考実験についての疑問点の数々についての意見等、大変充実したものであったと、感謝しております。
私も、疑問を持ったら納得するまで考える質ですので、納得できる結論が出るまで考えたいと思いますし、宇田さんのご指導も宜しくお願いします。

私の予想は、以前から考えていた様に、光の運度を中心に考えると、ある慣性系の運動の方向に向かう光は、空間が伸張している様な効果(ローレツ収縮の逆数と同値)を生じるが、物質の頭打ち現象により、物質の運動が鈍化する事により、物質(及び空間)が収縮している様な効果(ローレンツ収縮)を生じる事となり、これらの効果が相殺する結果、結局、静止系と同じ空間状態が維持されるという考えです。
一方、運動方向と逆に向かう光は、順方向とは全く逆に、空間が収縮している様な効果(ローレンツ収縮と同値)を生じるが、物質の頭打ち現象即ち、物質の運動が鈍化する事により、物質(及び空間)が伸張している様な効果(ローレンツ収縮の逆数と同値)を生じる事となり、これらの効果が相殺する結果、結局、静止系と同じ空間状態が維持されるというものです。
この考察の結果、ローレンツ収縮は、論理的な考察上に現れる算術上の仮想的な物理現象であり、時間の遅延も生じない事を考慮すると、系に依る時空の変化は無く、ニュートンの時間と空間の普遍性の自然観が正しいと考える次第です。
尚、ミュー粒子等の素粒子の寿命が延長する実験結果は、物質の運動の頭打ち現象(物質の運動の鈍化)により説明可能と考えます。

そこで、目下の急務は、物質の運動の頭打ち現象を特殊相対性理論の前提に加える事により、新しい特殊相対性理論を構築する事です。
その結果、ローレンツ変換に代わる新しい変換方式が導き出される事になります。
どうぞ、宜しくお願いします。
2003/08/04/14:08 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
メ^-ルを見過ごしておりました。
アインシュタインが考えた光時計についての考察についての我々の見解は、一致しているものと思います。
私は、物質がどの様な慣性運動をしていても、光と物質との間では、光速不変の原理(物質である観測機器から見た光の速さが一定)により、静止時と同一の相互作用を行うという事を考えますと、光から見た場合には、逆に、どの様な慣性運動中の物質も、静止した状態(物質の運動エネルギーが0)と同様にして、相互作用を行うと考えても良いのではないかと思います。
つまり、光にとって(光時計)は、任意の慣性系での物質との相互作用は、静止系での物質との相互作用と同一という事であり、時間の遅延や空間の収縮(ローレンツ収縮)は生じていないという事です。
2003/08/04/20:14 >宇田 様
>ご返信、有り難うございました。
>メ^-ルを見過ごしておりました。
>アインシュタインが考えた光時計についての考察についての我々の見解は、一致
>しているものと思います。
>私は、物質がどの様な慣性運動をしていても、光と物質との間では、光速不変の
>原理(物質である観測機器から見た光の速さが一定)により、静止時と同一の相
>互作用を行うという事を考えますと、光から見た場合には、逆に、どの様な慣性
>運動中の物質も、静止した状態(物質の運動エネルギーが0)と同様にして、相
>互作用を行うと考えても良いのではないかと思います。
>つまり、光にとって(光時計)は、任意の慣性系での物質との相互作用は、静止
>系での物質との相互作用と同一という事であり、時間の遅延や空間の収縮(ロー
>レンツ収縮)は生じていないという事です。

アウトルックの使い方が分からないのでアウトルック・エクスプレスで送信します。
アウトルックの使い方を教えて頂ければ幸いです。
受信トレイはあるのに送信済みアイテムが無いのは不便です。
送信も失敗しました。エラーが出ました。
マイクロソフトのヴァージョン・アップにはほとほと嫌気がさします。

さて本論。
まず、相互作用は関係ありません。
次に、ある慣性系から見て光の速さで運動している慣性系というものは存在しません。
したがって「光から見る」という見方は出来ません。
以上の点に留意して再考をお願いします。
2003/08/04/20:24 あれれ、こんな所にメールが来てました。
アウトルック・エクスプレスからアウトルックに切り替えたはずなのに。
頭打ち現象ですが、あれは運動方程式をいじくればどうにでも出来るものなのではないでしょうか?
座標系の変換測を制限する条件が出て来るかどうか疑問ですよ。
2003/08/05/01:41 宇田 様、今晩は。
<次に、ある慣性系から見て光の速さで運動している慣性系というものは存在しません。>

誤解を与える表現をしました。
文意は、どの様な慣性系から観ても、光速が一定に観測される(光速不変の原理)という事が、光と慣性運動中の物質の相互作用が慣性系に依らず一定という結果をもたらすのではないかという事です。
例として、光速が不変故に、電磁気力は、任意の慣性系で同じ効果を生じるという事です。
勿論、光速で運動中の慣性系の存在は不可能ですが、光を中心に考えると、光以外の物質はこの速度に達する事は不可能といういわば数学的には無限の速度に相当する自然界の最高速度の為に、全ての物質があたかも静止している様に見える事となり、光と物質の相互作用は、系に依らず一定という事が言えるのではないかと思います。
つまり、光速が一定で最高の速度故に、物質から見ても、光から見ても、光と物質の相互作用は系に依らず一定であると言えるという事です。
これに、物質の運動の頭打ち現象が加わる事により、光から観た空間の伸縮が0(静止系の空間の状態)を保っている事となると考えます。
以上の事の結論として、特殊相対性原理を論理的に保証するものであるという事です。
つまり、従来の考えでは、光速不変を考慮した結果、時間が遅延したり、空間が収縮(ローレンツ収縮)したり、質量が増加したりする不思議な現象が生じるという様な間違った結論に達していましたが、本来はむしろ全く逆で、光速不変(更には、物質の運動の頭打ち現象が共同して)こそが、我々の理解を超える様な不可解な現象が生じないように、自然の秩序を巧妙に保っている根本的な原因ではないかと考えます。
2003/08/05/01:41 宇田 様
メール、有り難うございます。
私は、現在、Outlook を使用しています。
OutlookExpress はOutlook の簡易版と思われていますが、全く別のソフトです。
Outlook の方が信頼性や機能的にも優れています。
一刻も早く、Outlook が動く様になる事をお祈りします。

<頭打ち現象ですが、あれは運動方程式をいじくればどうにでも出来るものなのではないでしょうか?
座標系の変換測を制限する条件が出て来るかどうか疑問ですよ。>

私には、どの様にして数式化するかは具体的には分かりませんが、物質の運動の頭打ち現象と同等な効果である質量増加の方面から、論理的に導き出す事が可能と思います。
2003/08/07/00:10 >どの様な慣性系から観ても、光速が一定に観測される(光速不変の原理)という事が、光と慣性運動中の物質の相互作用が慣性系に依らず一定という結果をもたらすのではないかという事です。

何故ですか?
また、光と慣性運動中の物質の相互作用が慣性系によらず一定、とはどういう意味ですか?
光と相互作用しているなら慣性運動中ではないということになるはずですが。

言っておきますが、相互作用は関係ありませんよ。
マクスウェル方程式を不変にする座標変換を考えるとローレンツ変換になってしまうんです。

全ての慣性系でマクスウェル方程式が同じであることは実験物理学から支持されています。

これらの事実により、座標変換の式をローレンツ変換から少しでも変更したら直ぐにつじつまが合わなくなってしまうんです。

jh6さんは、やはり、ローレンツ変換について読み物を読むだけでなく、書く勉強をする必要があると思います。
私がインスタントコースを設置してもかまいませんよ。
ローレンツ変換に対して様々な方程式が共変あるいは不変になる過程を手で書いて確かめると、言い知れぬ喜びを覚えるものです。
jh6さんは「管理職だから時間がない」とおっしゃいますが、jh6さんの掲示板への投稿にかける時間は大変大きなものだったと推測いたします。
その時間を全て私との勉強に費やせば、書く勉強が出来ます。
2003/08/07/06:41 宇田 様
お早うございます。
私の意図が正しく伝わっていないようです。
マクスウェル方程式が慣性系により不変である事は良く理解しています。
私の申したいことは、ローレンツ変換も、光速不変により導かれた変換方式であり、光速不変を別の角度から考えると、前回私が申しました事柄が考えられるという事です。
つまり、私は、光は素光子の集団であるとの基本的な考えがありますので、光と物質の相互作用は、物質と物質の相互作用に帰着する事になり、光速が一定の為に、どの様な慣性運動中の物質も、光との相対速度は光速のままであり、従って、これらの間の相互作用は、慣性系に依らず(物質の運動に依らず)一定の効果をもたらすというものです。
従って、ローレンツ変換を行うまでも無く、電磁相互作用に関して、系に依らず一定の効果をもたらすことは自明との考えです。
つまり、この見地に立てば、ローレンツ変換に代わる新しい座標変換方式の予想を立てる為にも、見通しを良くする事に役に立つと考えます。
ところで、これも1つの案ですが、「物質の運動の頭打ち現象」と等価と私が考えている事として、線形(1次関数)と信じられている速さの概念を、光速を極限値とする二次関数(双曲線)の性質を持った物理量として、座標変換式に取り入れる事も有望と思います。
2003/08/09/08:51 >ローレンツ変換も、光速不変により導かれた変換方式であり
>光速が一定の為に
>ローレンツ変換に代わる新しい座標変換方式の予想を立てる

光速度不変を認めていらっしゃり、それを認めるとローレンツ変換が出て来ることも認めていらっしゃるのに何故、ローレンツ変換に代わる・・・となるんですか?
2003/08/09/22:38 ローレンツ変換の定義について前々から思ってたことがあるんですけれど、僕のサイトの「図画集」>「メール補助」に掲載しときました。
普通はローレンツ変換が光速不変の原理から導き出されると言いますが、そんなことは無いんです。
光速不変の原理だけからでは、物理の専門家がローレンツ変換の定義としているものは出て来ません。
もっと調べてみます。
授業料は欲しいけどネタが無いなあ、と思っていたところでした。
jh6さんに気に入られるネタが見つかってホッとしてます。
授業料が欲しいからと言って、真理をねじ曲げるわけには行きませんから。

ウッダ君でした。
2003/08/10/15:15 宇田 様、今日は。
ご返信、有り難うございました。
勿論、修正相対論において、物質の運動の頭打ち現象が新しく前提に加わる事により、時間の遅れやローレンツ収縮が生じない、ローレンツ収縮に代わる新しい変換方式が出来るという事です。
私の予想は、物質の運動の鈍化が生じるのみで、全ての慣性系の運動が静止系と全く同等となるものと考えます。
後は、実際に理論を構築する過程で新しい変換方式が導かれると、その変換方式の真価が確認される事になります。
2003/08/11/07:22 宇田 様、お早うございます。
ご返信、有り難うございます。

私の特殊相対性理論についての考えを述べさせて頂きます。
自然現象の基本的な性質としての前提(特殊相対性原理及び光速不変の原理)を仮定すると、自然がどの様に調和して成り立っているかを考察する事が、相対性理論の目的とするところであると考えます。
その結果、時間の遅延やローレンツ収縮、質量増加等の不思議な現象が導き出されました。
しかも、論理の破綻を防ぐために、同時刻の相対性という、これまた奇妙な条件を自然現象の基本的な性質として付加する事も敢えておこなった訳です。
アインシュタインは、この段階で満足した訳ですが、実は、光の性質である光速不変の原理を前提にした結果、物質の基本的な性質である「物質の運動の頭打ち現象」の存在も明らかにした事に気が付かなかったと、私は考えている訳です。
自然現象とは、光と物質の相互作用が基本である事を考えますと、光だけの基本性質である光速不変の原理だけでは片手落ちであり、光のペアーとしての物質の基本性質を前提に加えてこそ、本来の正しい前提が揃うと考えるものです。

物理学の理論の構築とは、数学での文章題を解く事とは全く異なる事であると考えます。
特殊相対阿世理論は、あたかも数学の文章題を解いたという感じがします。
つまり、光速不変性が、時間の遅延、ローレンツ収縮、質量増加等の不思議な現象を生じせたという感じで受け止められているからです。
しかし、良く考えると、大変奇妙な事に気が付きます。
それは、光速不変の結果として、その様な奇妙な現象がどうして生じなければいけないかという素朴な疑問です。
つまり、ある2つの物体が存在すれば、その間には、お互いの質量の積に比例しその距離の二乗に反比例して引力が働くというニュートンの重力理論と同様に、光速不変性がその様な不思議な現象を生じさせていると結論づける事はおかしいという事です。
物理理論は論理定な矛盾を生じてはならない事は当然ですが、最終目的は、自然現象の仕組みを発見する事であり、論理的に組み立てたられた堅固で非の打ち所がない理論も、自然現象を反映していなければ意味の無いものとなります。
つまり、ある前提の基で、予想外のある解が出てきた場合は、前提が適切かどうかの検討を先ず行う事が重要である訳です。
特殊相対性理論の場合は、光速不変性の前提の基で論理の展開を行った結果、不足している「物質の運動の頭打ち現象」の存在を浮き彫りにしましたが、この現象は、決して光速不変性に従属する現象では無く、全く独立した物質固有の基本的な現象であり、元来、前提に加えられるべき現象という事です。

以上です。
是非、新しい座標変換方式を構築して頂きたいと念願します。
宜しくお願いします。
2003/08/17/19:33 宇田君です。
光速不変だけを仮定したのでは変換式がローレンツ変換にまで絞り込まれない事を前回指摘いたしましたが、では変換式に対するどのような条件が出て来るのかを現在調査中です。
現段階で到達した結論を僕のサイトの「図画集」>「メール補助」に掲載しておきました。
御覧になってみて下さい。

http://www.f3.dion.ne.jp/~x-wooder/
>「図画集」>「メール補助」
2003/08/18/07:47 宇田 様
お早うございます。
いつもながら、ご指導頂き、大変有り難うございます。

ローレンツ変換の条件式のご呈示、有り難うございました。
式の意味が良く理解できませんが、これからもご検討をお願いします。

ところで、ローレンツ収縮を直観的に理解できる解説のサイトを見つけました。
下記をご参照下さい。

http://dla.numazu-ct.ac.jp/hosaka/problems/frel12/rel12.html
2003/08/19/13:28 宇田 様、今日は。
前回、私が紹介しました相対論の講義のサイトのローレンツ収縮の事を考えていて、少し考えがまとまりましたので、ご報告します。

(1)速度vの運動系に於いて、運動方向に光が向かう場合。
光から観ると、運動系の空間が伸張している状態になり、この空間を進む光の軌跡は、静止系に比べると、長い道のりを進む事になる。
つまり、定量的には、静止系に比べて、1/√(1-(v/c)^2)倍の時間がかかる事になる。
従来の解釈では、この時点で、この現象を時間の遅延と即断している。
しかし、物質の運動の頭打ち現象(物質の運動の鈍化)を加味すると、静止系での物質の運動より鈍化を生じ、あたかも、ローレンツ収縮(√(1-(v/c)^2))に相当する物質の収縮(空間の収縮と等価)を生じる事となり、これらの効果が相殺されて、静止系と同じ空間状態が保たれる。
従って、全ての系での光の進む道のりは不変であり、時間の経過も不変となる。

(2)速度vの運動系に於いて、運動方向と逆の方向に光が向かう場合。
光時計の思考実験の光の軌跡と反対の運動を考えると、地面に固定された系から観ると、光は列車の床と天井を垂直に運動しているが、列車内では、光が進行方向と逆の方向に傾き、(1)と同じ形の光の反対向きの軌跡が描かれる事となり、運動系よりも静止系の方が光の運動する道のりが伸びる(逆に考えると、静止系に比べて、運動系での光の運動の道のりが短くなる)事となり、その結果、光から観ると、慣性系の運動方向と逆の方向に、空間が、√(1-(v/c)^2)倍に収縮した状態を呈する事となる。
ところで、前回のサイトでは、この事柄をローレンツ収縮と誤った解釈をしている。
そこで、物質の運動の鈍化を、慣性系の運動方向と逆の方向で考えた場合は、運動方向のローレンツ収縮に相当する空間の収縮とは反対に、ローレンツ収縮の逆数に等しい空間の伸張効果(所謂、ローレンツ伸張)を生じる事となり、以上の効果が相殺し、静止系と同等の空間状態が保たれる。
従って、光の進む道のりは、全ての系で不変であり、時間の経過も不変となる。

以上の結果、時間と空間の普遍性が保たれる事となる。

以上です。
残るは、物質の運動の頭打ち現象(物質の運動の鈍化)を定式化して、新しい前提として、既存の特殊相対性理論に組み入れて、論理の展開を行い、ローレンツ変換に代わる新しい変換方式(宇田変換)を如何にして確立するかという段階にあると思います。
2003/08/20/20:40 宇田君です。
非ローレンツ変換の研究を少し進めたので、結果を「メール補助」にアップロードしときました。
まだ途中です。
説明については、この問題の決着がついてから詳しく説明してあげたいと思います。
基本的には、x-y-z-t-系とx’-y’-z’-t’-系との関係を、一次変換と仮定して、その変換行列が満たすべき条件を求める、という方針です。
┏  ┓    ┏       ┓┏ ┓
┃x’┃    ┃   何   ┃┃x┃
┃y’┃ ━━ ┃   か   ┃┃y┃
┃z’┃ ━━ ┃   行   ┃┃z┃
┃t’┃    ┃   列   ┃┃t┃
┗  ┛    ┗       ┛┗ ┛
2003/08/21/07:58 宇田 様、お早うございます。
新しい変換「宇田座標変換」の研究が着々と進んでいる様で、嬉しく思います。
一刻も早く成果が出ることを期待します。
2003/08/24/13:02 宇田 様、お早うございます。
「宇田変換」の構築の進捗状況は如何でしょうか?
ところで、以前から懸案事項について、一応解決が出来ましたのでご報告致します。

光時計の思考実験で、電車の床から真上の天井の鏡に向けて発射された光の軌跡は、地面に固定された観測者からは、電車が停止時には、当然床から天井にまっすぐ向かいますので、床から天井までの距離をL、天井の鏡に到達する時間をt0とすると、ct0=L となります。
この電車が速度vで運動している場合は、光の方向が電車の進行方向に傾く為に、光源から鏡までの光の軌跡の道のりが延長する為に、その経過時間tは延長し、
ct=L/√(1-(v/c)^2)
となります。
ここで、光時計を垂直の状態から水平の状態にして、電車の進行方向に鏡を向けた場合を考えます。
私がいつも使う考え方として、光を中心に考えますと、電車の進行方向に向かう光は、空間が静止時に比べて伸張した状態(光の軌跡の道のりが延長)を経験します。
そこで、その空間の伸張の割合をαとすると、光時計の長さLもα倍に伸びる事となります。
ここで、ct0=Lの両辺に、1/√(1-(v/c)^2)を掛けると、
ct0/√(1-(v/c)^2)=L/√(1-(v/c)^2)
となります。
ここで、左辺は、光の経過時間が、静止時(t0)に比べて、1/√(1-(v/c)^2)倍伸びた事(t)を意味し、左辺は、静止時の長さLが、1/√(1-(v/c)^2)倍に伸張した事を意味する事となり、空間が運動方向に、1/√(1-(v/c)^2)倍伸張した事を表しています。
以上より、空間の伸張率αは、α=1/√(1-(v/c)^2)となります。
後は、物質の運動の頭打ち現象から、運動する物体のローレンツ収縮と同等な収縮効果を導くことで、全ての慣性系での光の軌跡の道のりが不変(静止系と同一)となり、時間及び空間の普遍性が保たれる事を証明する事が出来ます。

尚、電車の進行方向と逆の方向に向かう光の場合は、順方向とは反対に、空間が√(1-(v/c)^2)倍に収縮する事が導けます。

以上です。
ご参考にされて下さい。
2003/08/24/13:41 宇田君です。
あい変らずやってるようですねえ。
光速不変だけを仮定したらローレンツ変換以外のものまで許される事になるかの研究は一時停止状態です。
■■さんの方から力学教材の作成を催促されまして、今日はそれだけしか出来ません。
リー代数の勉強もありますし。
一つだけ、言っておかねばならぬ事があります。
それはアインシュタインの光子時計は、光子を運動方向に対して垂直な方向に飛ばすから偶然上手く行くんだ、と僕は言いましたが、これは間違いでした。
光子をどんな方向に飛ばしても、往復運動させてちゃんと元の点に戻す様にすれば、上手く行きます。
jh6さんもこの点に留意してください。
2003/08/25/13:13 宇田 様、今日は。
ご多忙中、申し訳有りません。
光時計の思考実験が、進行方向と垂直(Y軸方向)意外でも成立するとの情報を与えて頂き、当然とは言え、意を強くした次第です。
私が前々回で、あるサイトでのローレンツ収縮の説明を挙げましたが、あの収縮は、光が列車の進行方向と逆に進む場合に於ける、光を中心に考えた場合の空間の収縮の事であり、決して相対論的な物質(空間)の収縮では有りません。
もしかしたら、専門的なローレンツ収縮の導出過程でも、同様な間違いを犯している可能性があります。
私自身も、相対論の教科書でのローレンツ収縮の導出過程を検討してみます。
今後とも、宜しくお願いします。
2003/08/27/17:54 宇田君です。
ローレンツ変換の導き方を復習なさる、というのは、とても良い事だと思います。
僕の数式の意味が分からぬ、との事でしたので、詳しい説明を付けておきました。
「メール補助」末尾をご覧下さい。
条件を緩めて光速不変しか仮定しないことにするとどうなるか、を調べているわけですが、ひょっとすると、やはりローレンツ変換しか許されない、という結果が出て来るかもしれません。
2003/08/28/07:05 宇田 様、お早うございます。
早速拝見しましたが、ローレンツ変換についてのご検討事項の内容は、とても高度で理解できません。
私の方は、物質の運動の頭打ち現象の定量化を、速度の加法則の方程式(双曲線関数)をヒントに導出したいと考えています。
2003/08/28/17:50 宇田君です。
はあ、理解できませんか?
理解はできるが処理できないだけなのではないですか?
独自の方針をお持ちのようですので、そのまま進んでみてください。
お互いにローレンツ変換以外の変換式が出て来ると面白いですね。
2003/08/29/12:49 宇田 様、今日は。
ご返信、有り難うございます。
高等数学の約束事等の基礎知識が有りませんので、式の処理過程が理解できません。
なお、ローレンツ収縮が物質の運動の頭打ち現象と同値である事を論理的に証明すれば、ゴールは間近い事になります。
2003/09/05/17:42 宇田 様
ご連絡、有り難うございました。
ローレンツ変換のご検討、有り難うございます。
私も、「物質の運動の頭打ち現象」を、どうにか定式化する事によって、光の立場で考えて、慣性系の運動方向には、空間の収縮と同等な効果(ローレンツ収縮と同等)を導き、一方、逆の方向には、空間の伸張と同等な効果を導く事を目指しています。
この結論は、光と物質との関係は、静止系と運動系とは全く同等であるというものです。
つまり、時間も空間も静止系と運動系とで変化無く、普遍な状態を保つという事です。

ところで、最近のYAHOOの掲示板では、専門家が2人お相手をして頂き、大変盛況を呈しています。
議論が進み、新しい展開が期待できそうです。
2003/09/22/22:45 宇田君です。
http://www.f3.dion.ne.jp/~x-wooder/
>「図画集」>「メール補助」の末尾の部分をご覧下さい。
どこかで僕がミスをしているらしく、第2行第2列と第3行第3列成分がゼロに成ってしまいました。
これはいけないんです。
でも、ここまで計算を進めてみて、光速不変の原理を認めるとローレンツ変換は避けられそうに無いということが分かって来ました。
非ローレンツになりそうにない事はjh6さんにとっては残念な事かもしれませんが、光速不変だけを仮定してローレンツ変換が出て来る事を示せたら、それはそれで一つの面白い発見だと思います。
これから引き続き計算ミスを探します。
2003/09/24/07:58 宇田 様
お早うございます。
ローレンツ変換のご検討、有り難うございます。
私の元来の予想は、物質の運動の頭打ち現象が前提に加わる為に、任意の慣性系で、時間の遅れや空間の収縮(ローレンツ収縮)が生じないというものです。
問題は、頭打ち現象を運動方程式に定式化する方法と思います。
今後とも、宜しくお願いします。
2003/09/26/15:40 宇田君です。
例の「メール補助」ページに僕の身体の寸法が掲載されていますが、これを無視してください。
自転車屋さんに自転車を注文するためのものです。
jh6さんも如何ですか?ロードバイク。
僕は空手の練習の一環として基礎体力作りのうちのエアロビクスをサイクリングとしています。
2003/10/04/19:23 宇田君です。
非ローレンツ変換の研究のミスを発見しました。
条件1はk=1,2,3に対して成り立つがk=4に対しては成り立たない事を考え落としていました。
で、ミスを直して計算してみてるんですが、またしても変な結果が出てきて困ってます。
送金有難う御座いました。
2003/10/06/11:46 宇田 様、お早うございます。
ローレンツ変換のご検討、有り難うございます。
期待しております。宜しくお願いします。

なお、電磁波の波を素光子の集団に置き換える事を以前から考えていましたが、最近、ベクトル・ポテンシャルと電場&磁場の相互関係から、以下の様な描像を描いています。
電磁波の1波長分を構成する素光子の数は、10^8個程度と見積もっています。
素光子は、車輪の軌跡の様に回転しながら、光速で運動(サイクロイド運動)していると、類推しています。
なお、回転面が電場の方向と一致していますので、光の偏光現象が良く説明できると考えています。
また、電場は半周期毎に電場の向きが反転しますので、素光子の回転方向も、反転する事になります。
つまり、1周期分の波は、半周期毎に、10^8/2個の素光子の集団が、交互に逆向きの回転をしながら光速で電場と磁場と垂直の方向に光速で運動しているという描像を描いています。

以上です。
2003/10/06/17:20 やってますねえ。
お元気で何よりです。
僕の方は数学的に処理しやすい部分だけを考えさせていただこうと思っています。
お互いがんばりましょう。
jh6さんの言ってる意味がわからなかったりして。ハハハ
2003/10/17/13:02 お久しぶりです。宇田君です。
光速不変の原理のみを仮定するとローレンツ変換以外の変換も許されるか?
やってみてるんですが、条件式を十分たくさん作れてしまうので、ローレンツ変換以外は不可、という結果になる様相が濃厚です。
式が複雑に成り過ぎて、取り扱う気力をそがれます。
でも、何とか結果を出すまでは食い下がろうと思います。
2003/10/17/18:17 宇田 様
メール、有り難うございました。
ローレンツ変換では、大変ご苦労されているようで、お疲れさまです。

私の光のモデルとしての電磁波の波を素光子の集団(10^8個程度)とする新しいモデルが、やっと現実の物理現象を忠実に表現しているのではないかという自信がついてきたところです。
これで、電流が流れている真っ直ぐな導線の周りに右回りの磁場が生じる機序が解明出来るのではないかと考えています。
なお、前回のメールで、素光子のサイクロイドの描像が良く分からないとの事でしたので、私のレポートの最後に、ある本からのコピーも電磁波のイラストと併せて、書き殴りのイラストをのせています。
明日、これを郵送致しますので、ご参照下さい。
2003/10/20/18:04 郵便物が届きました。
イラスト見てもまだ良く分かりません。へへ。
2003/10/20/18:45 宇田 様、今晩は。
下手なイラストで申し訳有りません。
少し説明しますと、電磁波の半波長分を、素光子の集団(5*10^7個程度)が同心円状に電場の振幅方向と回転面を一致させる状態で、ある方向に回転(ベクトル・ポテンシャルの渦に相当)しながら、X軸方向に光速で運動している状態(サイクロイドの軌跡)を想定しています。
なお、回転方向は、磁場の振幅方向に対して右ねじの回転する方向です。
次の半波長分は、前記の方向とは反対向きに回転する事になります。
以上の2箇所での素光子の回転状態の集団が、1波長分の電磁波を形成します。
これで、電磁気現象の全てが説明できるのではないかと考えています。
ご感想をお願いします。
2003/10/21/16:49 では、クーロン電場を素光子で表すとどうなるんでしょうか?
当面しばらくは非ローレンツ変換に専念させてください。
2003/10/22/07:58 宇田 様、お早うございます。
ご返信、有り難うございました。
クーロン電場の場合を素光子で置き換える作業は、まだ白紙の状態です。
素光子の半束縛の状態を考えています。

非ローレンツ変換の研究が成果をもたらす事を期待します。
2003/10/31/14:29 非ローレンツ計算の途中式にミスを発見しました。
本日はちょっとこれに本腰を入れてみようと思います。
トドメを刺せれば良いのですが。
2003/10/31/18:13 非ローレンツの計算を進めてアップロードしておきました。
後一つ独立な条件が見つかるとローレンツ変換になってしまいます。
非ローレンツの可能性はほとんどありません。
2003/11/15/17:49 宇田君です。結果が出ました。
ある意味ではjh6さんの勝利と言えるかもしれません。
光速不変を仮定しただけでは変換がローレンツ変換だけに限られないからです。
しかし、任意性は空間的時間的に等方性を持った拡大縮小の分だけしかありません。
なので実質的にはローレンツ変換が出て来たようなものです。

http://www.f3.dion.ne.jp/~x-wooder/
>「図画集」>「メール補助」
2003/11/16/09:30 宇田 様、お早うございます。
いつも、大変お世話になります。
ローレンツ変換公式の再検討、ご苦労様でした。
早速、検討された式の展開を拝見しましたが、内容が高度で、直ちに理解することは困難です。
この結果が大きな意味を持つものとご判断されていれば、雑誌等に投稿されては如何でしょうか?
ところで、私のレポートも最近大分更新しました。
特殊相対性理論に関する箇所も、主張を明確化しております。
私の主張を、再確認の意味で、列記します。

 相対論の解である時間の遅延に相当する物質の運動の鈍化(物質の運動の頭打ち現象)が、光速不変性とは独立に認められるという事により、ニュートン力学から続いてきた時間という不変で絶対的という人為的に定めた観念的な物理量を、敢えて変更する価値は無いと考えます。
もっと断言すれば、物質の運動の鈍化が存在する事は、即ち、時間の遅延という考えが否定されて然るべきと考えます。
もし、時間の物差しが、系毎に変更されなければならないとすると、系毎の時間の単位を含んだ物理量や普遍量(光速、プランク定数、重力定数、etc)全てが変化する事を考慮すべき事となり、物理の基本法則が極めて複雑怪奇なものとならざるを得ないと思われます。
この事情は、ローレンツ収縮による長さの物差しの変化にも該当する事柄です。

ローレンツ変換の再検討が終了しましたので、今後は、光速不変性と物質の運動の鈍化(物質の運動の頭打ち現象)を前提とした、ローレンツ変換に代わる新しい座標変換公式の構築をお願いします。
2003/11/16/14:16 解決困難な問題を提起して下さっているように見えます。
僕なりにjh6さんの文章を読解して問題解決を目指したいと思います。
しかし、ローレンツ変換に代わる変換式、については、今ご報告申し上げているように、光速不変を認める限りにおいては存在しません。
したがって、光速不変と頭打ちに反しない範囲内で、ローレンツ変換に代わる変換式を求めよ、とのご要望には残念ながら僕の力では沿う事が出来ません。
それ以外の部分については出来るだけやってみます。
2003/11/17/13:33 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
素人なりに、ローレンツ変換に代わる新しい座標変換方式について、考えているところを述べます。
まず、光と物質の関係を考えてみますと、物質である我々が観測する光の速度は、一定cである事を考えますと、逆に光から観ますと(光速の慣性系という意味では有りません。物質から光を観た場合の反対の場合という事です。)、全ての慣性系が静止系と同等の様に感じるだろうと思います。
特殊相対性理論が、光と物質との運動に関する関わり合いを論述する理論であると考えますと、全ての慣性系での光と物質との関わり合いは、静止系と全く同じ状態である事になります。
つまり、全ての慣性系で物理現象が同一の振る舞い方を行うという事になりますので、これは、特殊相対性原理を拡張ししたものと言う事が出来ます。

ここで、以前の私の考えと大分異なりますが、光速不変性を光の基本的な性質として、その奥の機序を不問とする従来の考えに代わりに、「物質の運動の頭打ち現象」が光速を一定の速さに見せかけているという考えも可能ではないかと考えています。
つまり、光速不変性から、時間の遅延及びローレンツ収縮を導き出すのでは無くて、これらと同等の現象である「物質の運動の頭打ち現象」を導きだして、これを定式化すると、ローレンツ変換に代わる新しい座標変換方式が出来ると考えます。
このヒントとしては、私が以前から指摘しています様に、列車内での光時計の思考実験では、光が斜めに進む為に、その分、光の所要時間が長くなるという事柄のみで、運動時では時間が遅れると即断している事がおかしい訳であり、本来は、運動の方向にローレンツ収縮が生じる為に、光の軌跡は、これらの効果が相殺されて、静止時の状態を保つ事となり、光の所要時間は静止時のままであり、時間が遅れる事は無いという事です。
なお、「物質の運動の頭打ち現象」の定式化の1つの方程式が、速度の加法則であると考えていますので、この方程式を使って、時間の遅れに代わる物質の運動の鈍化を数式で表現する方法が見つかると考えます。

最後に、クーロン場で、正と負の電荷を持った粒子間の引力は、或る程度説明できる可能性も出てきましたが、同符号の荷電粒子間での斥力のモデル化が巧く出来ません。
斥力のモデルを考える上で役に立ちそうなアイデアが有りましたら、ご教授をお願いします。
以上です。
今後とも、宜しくお願いします。
2003/11/17/17:55 光速不変を放棄し、これを見せかけのものに過ぎないと考えよ、と指摘なさっているように見えますが、その線で考えて見ます。
「見せかけの」の意味が分かりません。
それにしてもjh6さんは何故そんなにローレンツ変換を嫌うんですか?
理解してしまうと極めて数学的に美しい変換式なのですが。
2003/11/18/00:41 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
私は、光速の不変性を放棄する訳では有りません。
但し、全ての慣性系で光速が一定に観測される事柄を、原理の座に据えて、その奥の仕組みを考える事を放棄する事がどうしても出来ないだけです。
現に、相対論に懐疑的な人の最大の動機は、光速不変性がどうしても信じられない事の様です。
現在までの私の考えは、素光子の運動エネルギー(質量エネルギーがゼロの為に、これが全エネルギー)が、全ての慣性系でh/sという不変の値を取りますので、素光子の速度が光速cという一定の速度で観測されるというものです。
但し、良く考えてみますと、プランク定数が全ての慣性系で不変という事は、どの様にして保証されているのかという疑問に行き着きます。
つまり、光速とプランク定数の不変性は、疑いのない事実ですが、自然の基本的な仕組みのところで密接に関係している様に思われますが、その仕組みを知りたいと考えている訳です。

ところで、私は、ローレンツ変換自体を何の理由もなく毛嫌いしている訳では有りません。
ローレンツ変換では、時間の遅延とローレンツ収縮が出てくる事が正しい自然の表現では無いと考えていますので、この部分が修正されなければならないと思います。
時間の遅延とローレンツ収縮と同等の現象である「物質の頭打ち現象」は、速度の概念を、従来の加減算が出来る一次関数から二次関数(cを極限とする双曲線)に変更する事で、同値になると考えますので、従来の速度の表現方法を変更する方法も可能ではないかと考えます。
2003/11/24/18:17 >私は、光速の不変性を放棄する訳では有りません。

ということは、

>現に、相対論に懐疑的な人の最大の動機は、光速不変性がどうしても信じられない事の様です。

この部分で述べられている人達とjh6さんとは意見が違うということですね。
そう考えてよろしいでしょうか?

>但し、全ての慣性系で光速が一定に観測される事柄を、原理の座に据えて、その奥の仕組みを考える事を放棄する事がどうしても出来ないだけです。

光速不変の奥の仕組みは、マクスウェル方程式が全ての慣性系で同じになる、という原理です。
原理に理由はありません。
実験物理学によって是非が判定されるだけです。
そしてこの原理はマイケルソン・モーレーの実験によって支持されています。
この原理を認めると時空のローレンツ変換公式と電磁場のローレンツ変換公式を認めざるを得なくなります。
マクスウェル方程式が全ての慣性系で同じになる、と言ってる段階では光速不変は「光の物性」とでも言うべきものに過ぎませんが、時空座標の変換公式としてローレンツ変換を認めると、光速不変は光の物性ではなく、如何なる(数学的な)点も光速で運動している点はどの慣性系から見ても光速で運動してる、という、時間空間に対する理解を迫られます。
慣性系同士がローレンツ変換で結ばれている、という事も一つの原理であり、マクスウェル方程式の不変性とリンクしてるが故に、マイケルソン・モーレーの実験によって支持されていると考えるのが普通です。

>但し、良く考えてみますと、プランク定数が全ての慣性系で不変という事は、どの様にして保証されているのかという疑問に行き着きます。

特殊相対論的量子場理論の成功によって、量子論の基礎原理がローレンツ不変であると信じる事ができ、プランク定数が全ての慣性系で同じという事は、ローレンツ変換公式の妥当性と共に、この事によって強く支えられています。

>つまり、光速とプランク定数の不変性は、疑いのない事実ですが、自然の基本的な仕組みのところで密接に関係している様に思われますが、その仕組みを知りたいと考えている訳です。

量子場理論がすべての慣性系で同じであるという原理が、求める仕組みです、現段階では。
しかし、プランク長が古典物理学の方程式に最もふさわしい単位系の長さの1単位に等しくなってる恐れがある(来年春発表予定)ので、量子論に対する現段階での理解を超えるもっと深い仕組みがあるかもしれません。

>ところで、私は、ローレンツ変換自体を何の理由もなく毛嫌いしている訳では有りません。

この部分の根拠として

>ローレンツ変換では、時間の遅延とローレンツ収縮が出てくる事が正しい自然の表現では無いと考えていますので、この部分が修正されなければならないと思います。

が挙げられていると思うのですが、「ローレンツ変換では、時間の遅延とローレンツ収縮が出てくる事が正しい自然の表現では無いと考えていますので、この部分が修正されなければならない」と思うことは、無根拠とまでは言えないとしても、直感的に過ぎるのではないかと思います。

>時間の遅延とローレンツ収縮と同等の現象である「物質の頭打ち現象」は、速度の概念を、従来の加減算が出来る一次関数から二次関数(cを極限とする双曲線)に変更する事で、同値になると考えますので、従来の速度の表現方法を変更する方法も可能ではないかと考えます。

物質の頭打ち現象を認める事は、運動方程式に対する弱い条件にしかならないため、その方程式を不変にする座標変換式を作れ、という問題は、無数の答えを許してしまうことに成るでしょう。
さらに、マックスウェル方程式の不変性はどうするんだ?という事にも成ります。
速度の加減算は変換公式が出来た後でそれを用いて導き出されるものです。
2003/11/25/08:05 宇田 様、お早うございます。
ご返信、有り難うございました。
光速不変性について、私の考えを補足します。
光速不変の原理は、任意の慣性系から放射した光の速さが一定という事であり、拡大解釈しますと、全ての光は一定の速さで観測されるというものです。
これは、これまでの実験結果から、疑う余地のない真理(原理)と思います。
但し、それでは何故、光速が一定として観測されるのかという「素朴な疑問」も依然として残ります。
この疑問を原理として、更に考察する事を封印しているのが現在の物理学の現状であると考えています。
わたしは、再三の述べています様に、「物質の運動の頭打ち現象」を深く考えた結果、特殊相対性理論の時間の遅延とローレンツ収縮とは別の自然観を考えています。
要約しますと、ある慣性系では、光が運動方向に進む場合は、物質の運動の鈍化にて、ローレンツ収縮と同等の空間の短縮効果を生じる為に、系の運動による運動方向に空間が伸張した効果と相殺して、静止系と同等の空間が保たれ、光の軌跡は、静止系と同等になり、時間の遅れは生じない。
一方、運動方向と反対の方向に進む場合は、物質の運動の鈍化が、空間の伸張状態(ローレンツ伸張とも呼ぶべき状態)を生じ、系の運動方向とは逆の方向に空間が収縮した効果と相殺して、静止系と同等の空間が保たれ、光の軌跡は、静止系と同等となり、時間が早まる事は無い。
なお、特殊相対性理論では、慣性系の運動方向とは逆の方向については考察せず、同時刻の相対性にてごまかしている事になります。
以上の様に、我々(物質サイド)から観れば、運動系における光と物質の関係は、静止系に比べて異なっている様に感じられる訳ですが、実際は、静止系と運動系は、全く同じ関係を保っている事になります。
これこそは、マクスウェエルの電磁気理論が全ての慣性系で不変である為の必要条件であると考えます。

光速の不変性の問題に戻りますが、以上の考えにより、光速不変性は、静止系の物質の身ならず、全ての慣性系での物質にも当てはまるという事になります。
残る問題は、静止系での光速不変性を解釈できるかどうかという事になります。
2003/11/25/12:13 >宇田 様、お早うございます。
>ご返信、有り難うございました。
>光速不変性について、私の考えを補足します。
>光速不変の原理は、任意の慣性系から放射した光の速さが一定という事であり、
>拡大解釈しますと、全ての光は一定の速さで観測されるというものです。
>これは、これまでの実験結果から、疑う余地のない真理(原理)と思います。
>但し、それでは何故、光速が一定として観測されるのかという「素朴な疑問」も
>依然として残ります。
>この疑問を原理として、更に考察する事を封印しているのが現在の物理学の現状
>であると考えています。
>わたしは、再三の述べています様に、「物質の運動の頭打ち現象」を深く考えた
>結果、特殊相対性理論の時間の遅延とローレンツ収縮とは別の自然観を考えてい
>ます。
>要約しますと、ある慣性系では、光が運動方向に進む場合は、物質の運動の鈍化
>にて、ローレンツ収縮と同等の空間の短縮効果を生じる為に、系の運動による運
>動方向に空間が伸張した効果と相殺して、静止系と同等の空間が保たれ、光の軌
>跡は、静止系と同等になり、時間の遅れは生じない。
>一方、運動方向と反対の方向に進む場合は、物質の運動の鈍化が、空間の伸張状
>態(ローレンツ伸張とも呼ぶべき状態)を生じ、系の運動方向とは逆の方向に空
>間が収縮した効果と相殺して、静止系と同等の空間が保たれ、光の軌跡は、静止
>系と同等となり、時間が早まる事は無い。
>なお、特殊相対性理論では、慣性系の運動方向とは逆の方向については考察せ
>ず、同時刻の相対性にてごまかしている事になります。
>以上の様に、我々(物質サイド)から観れば、運動系における光と物質の関係
>は、静止系に比べて異なっている様に感じられる訳ですが、実際は、静止系と運
>動系は、全く同じ関係を保っている事になります。
>これこそは、マクスウェエルの電磁気理論が全ての慣性系で不変である為の必要
>条件であると考えます。

>光速の不変性の問題に戻りますが、以上の考えにより、光速不変性は、静止系の
>物質の身ならず、全ての慣性系での物質にも当てはまるという事になります。
>残る問題は、静止系での光速不変性を解釈できるかどうかという事になります。

前回申し上げましたように、ローレンツ変換公式を認めるということは、光だけでなく、光でも物質でもない数学的な点が、ある慣性系から見て光速で運動しているならば、その点は他の慣性系から見ても光速で運動している、という事を認めるという事です。
jh6さんの文章を読んでいると、光速不変を「光の物性」とでも言うべきものとしてjh6さんが理解しておられるように見えます。
それはjh6さんが「物質」と「光」を対義語として用いておられる事から分かります。
「光の物性」という言葉を僕は前回も用いましたが、これは光の物質性という意味ではありません。
光の「特殊な物理的実在としての性質」という意味です。
光速不変を「光の物性」としてではなく「光速」という「速さ」だけが特別に不変だ、という意味を表すものと理解するならば、jh6さんの上記思考実験「要約しますと・・・時間が早まる事は無い」でjh6さんが否定しようとしているローレンツ変換公式が、光速不変から導き出されるのです。
これは今でも「メール補助」に掲載してあります。
jh6さんの思考実験を使うと話が複雑になり過ぎて途中で判断を誤る危険がありますが「メール補助」掲載部分の僕の推論を使えば、見通し良く、かつ、考え落とし無く、正しい結論に至る事が出来ます。
アインシュタインの思考実験において同時刻の相対性が光速不変から導き出されるときには、光の後方への進行も考慮に入れられています。
同時刻の相対性は「ごまかし」ではありません。
偉大な発見です。
理性が感性を打ち破った歴史的瞬間なのです。
しっかり勉強すれば感性も「同時刻の相対性」を受け入れてくれるようになります。
jh6さんは同時刻の相対性が非常識だから間違いだと決め付け、そこから逆算してローレンツ変換公式は間違いだと判断しておられるように見えます。
実験物理学の結果と論理的思考によって、常識の堅き砦であった時間空間の概念が修正を迫られたのです。
これぞ物理学の醍醐味ではありませんか。

もしjh6さんさえよろしければ、「メール補助」掲載部分の僕の推論を噛み砕いて易しく詳しく御説明したいと思います。
2003/11/25/12:56 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
「同時刻の相対性」について、私の見解を述べます。
この現象そのものに反対(毛嫌い)している訳では有りません。
時間の遅延が生じるという事を認めると、必然的に設定しなければならない条件と思います。
素朴に考えますと、光が運動の方向に向かえば、その距離が伸びる為に、経過時間が長くなる(相対論は、これを時間の遅延解釈)ことのは当然ですが、反対の方向には、逆にその距離が短縮する結果、経過時間が速まる事となります。
私は、この辺の事柄を、「同時刻の相対性」を設定する事により、不問にしていると感じていますので、ごまかしと申し上げました。
それから、今まで何度も申しております様に、時間の遅延は、物質の運動の頭打ち現象にて定量的に説明できます。
従いまして、時間の遅延という現象の存在意義は無いものと考えています。
また、ローレンツ変換は、光速不変の条件のみから導かれたものですが、これに、物質の運動の頭打ち現象(具体的な方程式としては、速度の合成則)を前提として加える事により、時間の遅延やローレンツ収縮が現れない新しい座標変換方式が出来ると考えます。
2003/11/25/21:04 慣性系の厳密な定義をjh6さんは御存知ですか?
慣性力の現れない座標系?
まあ、そりゃあそうなんですが、じゃあ、座標系って何ですか?
この辺りからご説明しましょう。
慣性力は現段階では御存じ無くても結構です。
座標系、正確には、これから御説明するのは時空座標系ですが、時空座標系とは、4つの実数の順序対を時空点に写す写像の事です。
順序対、時空点、写像、この辺にjh6さんが疑問をお持ちになると予想されますので、以下にこれらを説明します。
2003/11/26/01:43 宇田 様
時空のご解説、有り難うございました。
これからも、色々教えて頂きたいと存じます。

相対論に関する私の今まで述べた考えは、全く新しい視点から考察した考えです。
この考えの発端は、ご存じの様に、素光子説に於いて素光子のエネルギーの状態式から「物質の運動の頭打ち現象」を見いだした事です。
相対論では、質量増加が原因で物質は光速に達することは不可能と解釈されていますが、素光子説では、素光子同士の束縛状態である物質は、この束縛状態故に、単独の素光子のみが達成出来る光速に達する事は不可能との解釈をします。
尚、「物質の運動の頭打ち現象」を如実に表現している方程式は、速度の合成則という双曲線関数です。
「物質の頭打ち現象」は、運動系の運動方向には、ローレンツ収縮と同等の定量的な空間の収縮効果を生じ、逆の方向には、ローレンツ伸張とも呼ぶべき空間の伸張効果を生じます。
また、「物質の運動の頭打ち現象」は、物質の運動の鈍化の事ですので、これを観測すれば、あたかもこの物質の時間経過が同じ割合で遅れている様に観測されます。
この様に大変解りやすい事柄を、今まで誰も気が付かなかった事は、全く不思議という他は有りません。

それから、これも何度も述べています事柄ですが、光時計の思考実験で、運動中の列車での光の軌跡が停車時より長くなる為に、光の経過時間が延びる事は当然ですが、この時にローレンツ収縮も同時に生じている訳であり、空間が運動方向に収縮する結果、光の軌跡も圧縮されて、丁度、列車が静止時と同じ軌跡を描く事になります。
つまり、アインシュタインは、この思考実験で、ローレンツ収縮を考慮せずに、光の軌跡が長くなる結果、その経過時間が長くなると即断(誤った判断)をした事になります。
また、系の運動方向と逆方向に向かう光の場合を考察する代わりに、「同時刻の相対性」という巧妙な条件を付加する事で、全ての矛盾を封じ込める事に成功した事も、相対論が無矛盾の完璧な理論であるという信頼を勝ち得た事の影の功労者であり、逆の見方をすると、相対論の誤りを発見できなかった張本人でもある訳です。
つまり、ローレンツ変換は、光速不変性とともに、同時刻の相対性を前提として組み立てられていると言えると思います。

以上の事について、ご感想をお願いします。
2003/11/26/13:20 感想ですね。簡単な感想に成りますが、お許しください。
同時刻の相対性の思考実験や光時計の思考実験といったものを用いて議論を進めると、特にjh6さんの主張の可否を判定しようとすると、議論が複雑であるために途中にミスが入り込みやすいので、「メール補助」部分の問題を考える事によって、思考実験の考察に代えたい、と考えております。
思考実験の考察はいったん保留にしましょう、と提案してるわけです。
前回の説明は時空の説明ではなく時空座標系の説明です。
これを説明することから始めて、「メール補助」部分を理解して頂ける様に歩を進めたいと思ってます。
「メール補助」部分を理解なさると、思考実験でローレンツ変換公式を反駁しようという意欲が無くなってしまうと思っています。
でも、どうしても、と言われれば、アインシュタインの提示した同時刻の相対性の思考実験だけなら、これを先に議論しても構いません。
既に僕は、光の後方への進行でローレンツ伸長、という考えに対する反論を思いつきました。
多分当たってると思います。
2003/11/26/17:58 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
メール補助の式の展開は、私の数学のレベルからは、とても理解できません。
ただ、前回も気に掛けていた事として、ローレンツ変換は、光速不変性ともう一つの同時刻の相対性が必要と思います。
この件に関して、どの様に思われますか?

それから、何度も申している事柄ですが、アインシュタインの光時計の思考実験で、ローレンツ収縮が考慮されていない事が、誤りの最大の原因と思いますが、如何でしょうか?
2003/11/27/07:12 >メール補助の式の展開は、私の数学のレベルからは、とても理解できません。

仮定から結論を導き出す部分は理解できなくても構いませんよ、僕を信じてくだされば。
仮定の意味と結論の意味だけ理解できるようになって欲しいのです。

>ただ、前回も気に掛けていた事として、ローレンツ変換は、光速不変性ともう一つの同時刻の相対性が必要と思います。
この件に関して、どの様に思われますか?

同時刻の相対性を仮定する必要はありません。
同時刻の相対性は結論として出て来ます。

>それから、何度も申している事柄ですが、アインシュタインの光時計の思考実験で、ローレンツ収縮が考慮されていない事が、誤りの最大の原因と思いますが、如何でしょうか?

あれ、なぜ、同時刻の相対性の単純な思考実験の方を取り下げるんですか?
じゃあ、光時計でもやってみますか?
キチンと考えれば正しい結論が得られるはずです。
ただし、こういうので考えると途中にミスが入り込み易いので注意しましょう。
2003/11/27/08:49 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
同時刻の相対性は、結論というよりも、この様に設定しなければ、時間の遅れやローレンツ収縮だけでは、論理的矛盾が生じる為に新しく付加しなければならない制約事項と考えます。
なお、光時計の思考実験に於いて、ローレンツ収縮を考慮すると、光の経過時間は長くならない事が定量的に分かります。
自然現象は、相対論の主張する時間の遅延とローレンツ収縮が同時に生じている筈であり、ローレンツ収縮を考慮しない思考実験の結論は誤りと断定できます。
ご反論下さい。
2003/11/27/18:24 >同時刻の相対性は、結論というよりも、この様に設定しなければ、時間の遅れやローレンツ収縮だけでは、論理的矛盾が生じる為に新しく付加しなければならない制約事項と考えます。

上記を言い換えると、同時刻の相対性を認めなければ論理矛盾が生じるという事であり、これは、同時刻の相対性が論理的に導き出されたという事に他なりません。

>なお、光時計の思考実験に於いて、ローレンツ収縮を考慮すると、光の経過時間は長くならない事が定量的に分かります。
自然現象は、相対論の主張する時間の遅延とローレンツ収縮が同時に生じている筈であり、ローレンツ収縮を考慮しない思考実験の結論は誤りと断定できます。

これについては、「光時計の思考実験」と題して二人でじっくり考えましょう。
出来るだけ早く「メール補助」に掲載しておきます。
しばらくお待ちください。
2003/11/27/19:25 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
前回の私の内容を補足します。
光速不変性から論理的に導き出された時間の遅延やローレンツ収縮や同時刻の相対性の現象は、光速不変という性質を持つ光が惹起する二次的な自然現象では有りません。
単に、光速不変性を仮定(前提)とすれば、これらの現象が起きなければならないという事であり、光速不変性とは独立に、いわば新しい自然現象の存在を示唆(更には、存在が必要である)した事であると考えます。
つまり、これらの現象は、数学に於ける単なる解ではない事を認識すべきと思います。
ポアンカレは、自分がほぼ同じ事を考えていたアイデアをアインシュタインにさらわれたという思いで、よほど悔しかったのか、特殊相対性理論の解であるローレンツ収縮を前提に加えて、理論を再構築する試みを行いましたが、相対論よりシンプルに理論を構築する事が出来ない結果に終わりました。
ポアンカレのこの試みは、私の考えと同様に、相対論の解として新たに明らかになった現象は、解としてそのまま置いておくのでは不自然であり、これを新たに前提に加えて、再度理論を構築する事が必要と考えていたからであると思います。
私は、相対論に加えるべき真の前提は、自然界での光の性質である光速不変性と共に、もう一つの対象物としての物質の基本的な性質である「物質の運動の頭打ち現象」であると考えます。
この現象は、相対論の解である時間の遅延とは全く別の原因で生じる同様な効果であり、ローレンツ収縮やローレンツ伸張、更には、速度の合成則も生じさせている事を強調します。
この現象を光速不変性に加えて理論を再構築すると、全ての系で、時間の遅延やローレンツ収縮が生じない座標変換方式が出来上がると考えます。
問題は、「物質の運動の頭打ち現象」をどの様に数式上で定式化するかという事です。
一案としては、「物質の運動の頭打ち現象」と速度の二次関数(双曲線)化とが同値であれば、速度の概念を変更する事が、新しい座標変換方式を構築する近道ではないかとも考えています。

以上の事が達成されたら、ノーベル賞は確実ですよ。
頑張って頂きたいと存じます。
2003/11/27/20:08 では、一時、「光時計の思考実験」を保留とし、当面は扱わない事にしますか?
特殊相対性理論に取って代わる理論の構築を望んでおられるようですが、その様な理論の構築を企てる動機としては、特殊相対性理論の欠点の認識が必要です。
お送りくださったメール文からは特殊相対性理論のどこがいけないと指摘なさっているのかを明瞭に読み取る事が出来ません。
僕の目には、相対性理論はまだ一度も馬脚を表したことの無い完璧な理論に見えます。
したがって、相対性理論に取って代わる理論を構築する動機が存在しません。
その辺をどうお考えですか?
2003/11/27/23:13 宇田 様
ご返信、有り難うございました。

自然科学の最も基本的な指導原理は、その理論がよりシンプルであるかどうかという事に尽きると思います。
特殊相対性理論の代替案は、「物質の運動の頭打ち現象」を前提に加える事により、元来人間が自然現象をより良く理解するために設けたニュートン以来の絶対時間の概念や一様であると信じられていた空間の概念の変更を強いる相対論を、ニュートンの時代のシンプルな概念に回帰させる事が出来ると考えます。
また、特殊相対性原理を強力にサポートする根拠にもなります。

 私は、時間という概念は、単なる観念的な物理量であり、時間の経過が変動すると言う現象が生じた場合は、必ず時間が遅れる物理的な現象が生じなければならず、時間が遅れる結果、物質の運動が遅れるという相対論の因果関係は本末転倒と言わざるを得ないと考えています。
つまり、ある理論で時間の遅れが生じている現象が現れた場合は、必ず時間を遅らせる原因となる物理現象が生じることが必要であり、それが無くして時間が遅れる様な場合は、物理現象とは無縁の数学上の解に過ぎないと考えます。
相対論の光時計の思考実験に於ける時間の遅延は、正にこの事です。
一方、相対論の代替案では、「物質の運動の頭打ち現象」という紛れもない物理現象があり、この現象を観測した場合に、あたかも時間が遅延している様に観測される事となります。
ここで、再度申しますと、相対論の時間の遅延は、運動系の運動方向に向かう光は静止系より長い道のりを進み、所要時間が長くなるという事を根拠にしていますが、一方、代替案では、光に注目すると空間が伸張している状態と同等の効果を生じる為に、光の所要時間が長くなるのは当然であり、この状態を時間が遅れるという根拠には成り得ず、「物質の運動の頭打ち現象」が、即ち、時間の遅れと同等の自然現象として観測されるという解釈を行っています。
多くの検証実験にて、時間の遅延と同等の自然現象が起きている事は疑いのない事実ですが、その根拠となる原因は全く異なるという事になります。
相対論と代替案の時間遅延の効果が奇しくも同等であった為に、相対論の検証実験が全てクリアーされて、馬脚を現さない事になったと考えます。

後は、あなたの意欲の如何に掛かっています。
是非、ノーベル賞を取って頂きたいと期待しています。
2003/11/28/11:09 特殊相対性理論の欠点についてお尋ねしたわけですが、お答えの要旨は「特殊相対性理論は2つの欠点を持っている。
その一つはシンプルではない事であり、もう一つは本末転倒な理論である事である」だと考えてよろしいでしょうか?
シンプルではない事はさておき、本末転倒については、最後まで読むと、特殊相対性理論が馬脚を現さない理由の説明となっており、特殊相対性理論が馬脚を現すことを指摘する文には成っていません。
つまり欠点の指摘と読み取る事が出来ません。
さて、シンプルではない事についてですが、これについては、残念ながら物理学理論は発達すればするほど難解なものに成って行ってます。
現在でもそうだし、ニュートン力学にしても、それ以前の理論と比べると微分という当時の数学の最先端の概念が用いられており、難解化してます。
こういった点を捉えて、シンプルではない、とおっしゃるなら、まさにその通りですが、僕はこういった難解化を、研究が誤った方向へ向かっている事の現れだ、とは思いません。
僕は、自然は常に既存の理論で要求される数学よりもっと高度の数学を要求する、と思っています。
それとは別の面では、相対性理論はそれ以前の理論よりもシンプルです。
保存則を表す方程式やマクスウェル方程式は、相対性理論の記号法を用いて書かれたものの方がそれ以前の書き方よりもシンプルです。
2003/11/28/12:35 宇田 様
ご返信、有り難うございました。

私の特殊相対性理論に関する考えを述べて参りましたが、大筋では理解して頂いたと思います。
相対論のおかしい点を幾つか指摘しました。
この視点で、相対論を再度ご検討下さい。
相対論のいい加減さがご理解頂けると思います。

後は、行動のみです。
2003/12/04/10:12 宇田 様、今日は。
相対論につての私の見解を如何お考えでしょうか?

速度という物理量について、私の考えをもう少し述べます。
ニュートン力学(ガリレイの相対性原理)では、速度を一次関数的な物理量考え、速度の加減算を線形として取り扱ってきましたが、特殊相対性理論では、速度の加減算を、光速不変の原理により、光速cを極限値として速度の加法則という二次曲線である双曲線関数の形式をとる方程式で表現しています。
しかし、不思議なことに、今まで「物質の運動の頭打ち現象」を示唆する相対論的質量増加や物質の速度が光速に到達する事が不可能という事柄を発展させて、速度という物理量が一次関数的な性質では無く、二次関数的な性質を持ったものではないかという考察を行った文献を知りません。
「物質の運動の頭打ち現象」と、速度が光速cを極限値とする二次関数的な物理量である事とが、数学的にまた物理学的に同値であるとすれば、ローレンツ変換に代わる新しい変換方式での速度は、従来の速度とは異なった表現が必要になると考えます。
ここで、速度の代替案を述べます。

静止時の長さがL0の棒状の物体を考えます。
(1)静止時
   この物体の端から端までの光の所要時間は、t0=L0/c
(2)速度vの運動系
系の運動方向にこの棒が位置しているとすると、ローレンツ収縮により物体の長さL=L0√(1-(v/c)^2)と短くなっています。
ここで、光の所要時間をtとし、新しい概念の速度をxとしますと、
ct=L+xt
x=c-L/t
ここで、光時計の思考実験の私の改良版では、時間の遅延は生じない(時間の遅延の代わりに物質の運動の鈍化が生じる=速度という物理量がcを極限値とする二次関数的な振る舞いを行う)という事から、
t=t0=L0/c と置くと、
x=c-L0√(1-(v/c)^2)/(L0/c)
∴x=c(1- √(1-(v/c)^2))
この式が、従来の速度vを新しい二次関数的な速度xに変換する変換式という事になります。
なお、この関数は、双曲線では無く、円という事になります。
この代替案が正しいかどうかは、解りません。
因みに、私の素光子説では、素光子が束縛状態にある素量子のエネルギーの状態式の運動エネルギーの割合を表す係数が、1- √(1-(v/c)^2) となっています。

出来ましたら、この代替案の検証をお願いします。
2003/12/04/17:55 考えて見ます。
今日と明日は私用のため外出です。
その後で考えます。
一見した所では、速度が二次関数的とはどういうこと?という疑問を持ちます。
2003/12/04/21:21 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
「物質の運動の頭打ち現象」は、特殊相対論が明らかにした重要な自然現象と考えます。
速度を、従来の一次関数的な物理量の概念から、光速cを極限値とする二次関数的な物理量と見なす事により、「物質の運動の頭打ち現象」を物質特有の基本性質と解釈する従来の見地から、物質の運動の鈍化が観測される原因は、光速cを極限値とする二次関数としての速度の性質に従って運動しているだけであるとの解釈が可能となると考えています。

先ず、速度の概念の変更の可否について、お考え下さい。
2003/12/06/15:09 「メール補助」の末尾にローレンツ変換を使って速度の加法則を得る計算法を示しておきました。
速度を一次関数的な量としてではなく二次関数的な量と捉えよ、とのことですが、
速度を「何の」二次関数だと考えれば良いのですか?
2003/12/08/06:41 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
速度の合成則を単純明快に導出して頂き、有り難うございました。

「物質の運動の頭打ち現象」は、物質の運動が光速に近づくに連れて、その運動が鈍化して、頭打ちになる現象ですが、これをそのまま座標変換に於いて定型化して表現する事が容易では無いというであれば、速度という物理量が光速cを極限値とするある二次関数的に変化する物理量と見なすことにより、同等の現象になるのではないかと言う考えを持っています。
前回の式、u=c(1-√(-(v/c)^2)は、vの速度の慣性系に於ける物質の真の速度uを表現する方程式のつもりです。
この方程式が妥当かどうかは解りませんが、従来の一次関数的に変化する速度vに対して、新しい概念の速度uは、二次関数的に変化し、その最大値はcです。
物質が光速に近づくに連れて、その運動が鈍化する現象を、物質固有の現象と見なす代わりに、速度という物理量が二次関数的に変化する物理量と見なす事によって、自然現象の機序をシンプルに説明できないかという考えである訳です。

なお、これまでの考えは、相対論の時間の遅延は間違った解釈であり、運動中の物質自体の運動が確かに鈍化するという解釈を基に話を進めています。
ご返信をお願いします。
2003/12/08/10:57 u=c(1-√(-(v/c)^2)が分かりません。
それから、慣性系の速度だけで物質の速度が決まってしまうのは変です。
同じ慣性系で計って、異なる速度を持つ様々な物質が存在するからです。
2003/12/08/13:37 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
代替案を再掲示します。

ここで、速度の代替案を述べます。

静止時の長さがL0の棒状の物体を考えます。
(1)静止時
   この物体の端から端までの光の所要時間は、t0=L0/c
(2)速度vの運動系
系の運動方向にこの棒が位置しているとすると、ローレンツ収縮により物体の長さL=L0√(1-(v/c)^2)と短くなっています。
ここで、光の所要時間をtとし、新しい概念の速度をxとしますと、
ct=L+xt
x=c-L/t
ここで、光時計の思考実験の私の改良版では、時間の遅延は生じない(時間の遅延の代わりに物質の運動の鈍化が生じる=速度という物理量がcを極限値とする二次関数的な振る舞いを行う)という事から、
t=t0=L0/c と置くと、
x=c-L0√(1-(v/c)^2)/(L0/c)
∴x=c(1- √(1-(v/c)^2))
この式が、従来の速度vを新しい二次関数的な速度xに変換する変換式という事になります。
なお、この関数は、双曲線では無く、円という事になります。
この代替案が正しいかどうかは、解りません。
因みに、私の素光子説では、素光子が束縛状態にある素量子のエネルギーの状態式の運動エネルギーの割合を表す係数が、1- √(1-(v/c)^2) となっています。

それから、説明不足でしたが、静止系で速度ゼロの物質が、速度vの運動系では、その速度がu=c(1- √(1-(v/c)^2))に修正されるという事です。
なお、静止系での速度がwの物質が、速度vの運動系では、当然、速度の合成則の適応を受けなければなりません。
ただし、新しい速度を使って整合性が取れるかどうかは、解りません。
検証をお願いします。
2003/12/09/14:25 かぜをひきました。
今回はワンポイントだけ述べます。
速度vの運動系というのは、その系の全ての固定点が静止系で測って速度vを持つという事であり、この事は「静止系で速度ゼロの物質が、速度vの運動系では、その速度がu=c(1- √(1-(v/c)^2))に修正される」というjh6さんの主張に反します。
速度vの運動系で測ると静止系は速度-vの運動系だからです。
静止系で速度ゼロの物質は、速度vの運動系では、速度-vで運動しているものとして観測されます。
2003/12/09/18:33 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
風邪をこじらせないように、十分養生して下さい。

誤解なさっている様なので、もう一度申し上げます。
例えば、静止系から速度vの運動系にローレンツ変換する場合に、静止系で速度ゼロの物質は、速度vの運動系ではvの速さで運動している訳ではなく、u=c(1- √(1-(v/c)^2))に修正されなければならないという事です。
これは、前回のこの変換式を導出した過程をご覧頂きますと、納得されるものと思います。
2003/12/10/11:56 僕のカゼについてお心遣い有難う御座います。
誤解はしてません。
詳細を「メール補助」末尾に掲載しておきましたので、御覧になってください。
2003/12/11/09:13 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
それでは、光時計の思考実験のおかしな点に立ち戻って、総括的にまとめてみようと思います。

思考実験は、速度vの運動系では、光の所要時間が1/√(1-(v/c)^2)倍に伸びるという事でした。
アインシュタインは、これを即ちその系の時間が遅くなると判断しました。
私は、光から観れば、空間が静止系に比べて1/√(1-(v/c)^2)倍に伸びている事と同値であり、その為に、速度一定の光の所要時間が同じく伸びる事に過ぎません。
ここで、ローレンツ収縮の存在により、速度vの運動系の空間が√(1-(v/c)^2)倍に収縮する事を加味すると、これらの効果が相殺されて、空間は、静止系の状態が保たれる事となり、光の所要時間も静止系と同じとなります。

これで、特殊相対性理論の時間の遅延効果が無い事となり、これだけでも、この理論の大幅な修正が必要となる事は明かです。
それでは、時間の遅延効果と定量的に等しいμ粒子の寿命の延長の観測やローレンツ収縮とは、どこから生じる現象であるかという事になります。
特殊相対性理論の光速不変性の条件の基で、論理的に導き出される相対論的効果(時間のの遅延、ローレンツ収縮、質量増加)について、何故この様な現象が生じるのかという疑問を追求しようと言う試みが行われないのは、全く不思議という他は有りません。
つまり、これらの現象は、光速不変性を仮定した為に論理的に導き出された今までに気づかれなかった隠れた現象であったものであり、決して光が起こす電磁気現象の様な二次的な現象では無く、光の振る舞いとは全く独立の物質独自の現象であるという事です。
ここで、速度の加法則でも明かな、物質の速度が光速cより遅い速度でしか観測されない事を考えますと、物質の速度が光速cを極限値として「寸詰まり」の状態になる事が分かりますが、この事を、私独自の表現として、「物質の運動の頭打ち現象」と呼んでいます。
この現象は、物質の速度が光速cに近づくに連れて、その運動が鈍化する事であり、この現象が、正にμ粒子の寿命の延長等のあたかも時間遅延効果を生じていると解釈する事が出来ます。
更に、ローレンツ収縮も、この現象が本態という事になります。
特殊相対性理論の実証実験が全て理論値と一致している訳は、時間遅延が無いにも拘わらず、幸か不幸か、物質の運動の鈍化の割合が時間遅延効果と一致した結果であることにあります。
時間という概念は、我々人類が、自然現象を理解する為に設けた飽くまで観念的な物理量であり、時間が遅れる結果、物質の運動が鈍化するという解釈は本末転倒であり、物質の運動が鈍化するという現象が生じて、初めて、その物質の時間経過が遅くなるという解釈が可能となるという事に注意すべきと思います。

今回のu=c(1- √(1-(v/c)^2))という速度の修正案が、正しい仮定の基の正しい結果であるかどうかは、目下のところは解りません。
もう少し、考えてみます。

結果的に、「物質の運動の頭打ち現象」を新しい速度の概念として肩代わりさせる事が無理であれば、元々の物質の運動の鈍化そのものを、光速不変性と共に座標変換方式の前提に加えて、新しい座標変換公式を構築する必要が有ります。

いずれにしましても、「物質の運動の頭打ち現象」を、新しい座標変換の数式としてどの様に表現出来るかという問題に絞られます。
2003/12/11/12:23 光時計の思考実験については、光速不変だけを仮定してローレンツ変換が出て来るかどうかについての僕の考察の中に全ての内容が含み尽くされています。
結論は、
(1) ローレンツ収縮と時間遅延のどちらかを無くす事は出来るが、両方ともを無くす事は出来ない。
(2) 時間遅延を回避するとローレンツ収縮は周知の収縮率とは異なった収縮率での収縮となる。拡大かもしれない。
(3) 同時刻の相対性は避けられない。
というものです。
前回お知らせした2つの慣性系の相互関係については、納得して頂けたでしょうか?
「今回のu=c(1- √(1-(v/c)^2))という速度の修正案が、正しい仮定の基の正しい結果であるかどうかは、目下のところは解りません。もう少し、考えてみます。」という文面を見て不安を感じます。
僕の提示した考えで異論の余地は無いはずだ、と思っていますから。
最後に、意味が不明瞭な所があるので、その点について正確に伝達して下さると幸いです。
「光から見て」「物質の運動の頭打ち現象」
前者は全く何の事か分かりませんし、後者も数学的にはどう書かれるのか分かりません。
後者については、僕の頭では、物質にいくら大きな力学的仕事をしても物質は光速に達しない、という意味だと理解しており、これを原理として採用する事は、運動方程式の形を制限する事とみなされます。
しかし、jh6さんはそういう意味で「物質の運動の頭打ち現象」という言葉を使ってませんよね。
2003/12/11/22:58 宇田 様
ご返信、有り難うございました。

<結論は、
(1) ローレンツ収縮と時間遅延のどちらかを無くす事は出来るが、両方ともを無くす事は出来ない。>

この考えは、私も同じ考えです。
光時計の思考実験で、運動方向には光の経路が延びるために、その所要時間が延びる事は当たり前で、この事を時間の遅延とする根拠は全く有りません。
但し、ローレンツ収縮は、私流の「物質の運動の頭打ち現象」と同値の現象と解釈できると考えますので、この効果を消し去る事は不可能と考えます。
なお、「物質の運動の頭打ち現象」は、即ち物質の運動の鈍化という事が出来ますので、この現象を、運動している物質の経過時間の遅延効果と見なしても良いと考えています。
厳密に同値であるかどうかは、徹底的な検討を要する事ですが。

<(2) 時間遅延を回避するとローレンツ収縮は周知の収縮率とは異なった収縮率での収縮となる。拡大かもしれない。>

大分、お互いの考えが近寄ってきた様に思います。
私の考えは、運動系での運動方向に向かう光は、物質の運度の鈍化によって、ローレンツ収縮を経験し、逆の方向には、物質の運度の鈍化によって、ローレンツ伸張を経験すると考えています。

<(3) 同時刻の相対性は避けられない。>

同時刻の相対性は、慣性系の運動方向と逆の方向に向かう光の所要時間は、順方向に向かう場合とは逆に短くなり、系の時間の進み方がその方向により全く逆になり、論理的に収拾が付かなくなる為に設けた苦肉の策と考えます。
私の考えでは、どちらに向かう光の所要時間も一定のままであり、対称の状態を保っている事になり、同時刻の相対性という余分な条件など無用となります。

<前回お知らせした2つの慣性系の相互関係については、納得して頂けたでしょうか?>

このご説明には、全く異論は有りません。

「光から見て」とは、勿論、光速の系という意味では有りません。
飽くまで、光の身になって考える(光が経験する)という程度の意味です。
つまり、運動系の運動方向に向かう光の場合は、物質が光から遠ざかる運動であり、あたかも空間の伸張と同様な効果を生じ、また、運動と逆の方向に向かう光の場合は、物質が光に接近してくる運動であり、あたかも空間の収縮と同様な効果を生じるという事です。

「物質の運動の頭打ち現象」は、ご指摘の様に、物質に幾らエネルギーを加えても、光速に達することが出来ないという事です。
また、どの様な座標変換に対しても、系の速度が光速cを越える事は不可能という事であり、これを表現する方程式として、速度の加法則があります。

<これを原理として採用する事は、運動方程式の形を制限する事とみなされます。>

この現象が光速不変性とは全く独立した自然現象である事を考えますと、光の基本性質である光速不変性と共に、物質の基本性質としての「物質の運動の頭打ち現象」を前提に加える事は、当然必要な事と考えます。
つまり、相対性理論の本来の目的は、自然現象の秩序を保つ仕組みを明らかにする事により、正しい座標変換方式を構築する事であり、ある自然現象を前提として論理的に新しい自然現象の存在が導き出された場合は、この意味づけを行い、前提とは独立した現象である事が分かれば、この現象を新しい前提として加えて、理論を再構築するという過程を繰り返すことが必要であると考えます。
即ち、特殊相対性理論は、光速不変性から、論理的に、「物質の運動の頭打ち現象」を導いたところで、理論が完成したと考えていますが、本来は、新しく発見した「物質の運動の頭打ち現象」を前提に加えて、理論を再構築すべきという事になります。
因みに、ポアンカレは、ローレンツ収縮を前提に加えて新しい理論を再構築しようと試みましたが、理論をより簡潔にする事が出来ず、失敗に終わったという事です。
私は、ポアンカレはこの理論の本質を見抜いていた為に、理論の結果(相対論的効果)をそのままにしておく事はおかしいと考えた結果、この様な試みをしたことに敬意を表していますが、この失敗の原因は、ローレンツ収縮を前提とした事であり、「物質の運動の頭打ち現象」を前提とすれば、アインシュタインの特殊相対性理論に代わり、ポアンカレの相対性理論が、20世紀初頭に完成したものと思います。

「物質の運動の頭打ち現象」を定式化する手段が現在のところ思いつきませんが、物質の速度が光速cを極限値とする二次関数的に変化するという予想を立てています。

u=c(1- √(1-(v/c)^2))という案について、補足します。
光時計の思考実験で、速度vで運動している列車における光の道のりが、静止時に比べて1/√(1-(v/c)^2)倍に伸びるところまでは疑問を挟む箇所は有りませんが、これにローレンツ収縮の効果が加わった場合に、果たして、列車の速度がvのままか、或いは、物質の運動の鈍化の効果にて、或る割合でvより遅くなるかという事に関して検討を行う必要があると考えています。
つまり、vとは、ローレンツ収縮(物質の運動の鈍化)効果を加味する前の物質の速度であり、u=c(1- √(1-(v/c)^2))は、ローレンツ収縮効果が加味された為に、物質の運動が鈍化した結果の速度であると解釈できる可能性を考えています。
2003/12/13/10:43 本日より力学教材の作成を開始しますので、しばらく返信できません。
ご容赦ください。
今週分の教材作成は今日1日で終わるかもしれないし、もっとかかるかもしれません。
結果は「宇田英才教室黒板」で御覧頂けます。
2003/12/13/13:02 宇田 様
ご多忙中のところ、ご返信有り難うございました。
どうぞ、余裕のある時間で、十分にご検討の上、ご返信をお願いします。
最近のメールの遣り取りから、相対論の全体像が鮮明になって来たと思います。

私は、約5年前までは、特殊相対性理論については、何の疑問も無く、ひたすら正しいと信じてきました。
素光子説に於ける素量子の速度vでのエネルギーの状態式を検討中に、「物質の運動の頭打ち現象」に気付き、特殊相対性理論を改めて見直しましたところ、物質の速度がcより低い状態にしかならない事(速度の加法則や質量増加(私は、この現象は生じないと考えています))が、正に「物質の運動の頭打ち現象」と同等の事である事が分かった訳です。
それからは、光時計の思考実験のおかしい点が、色々出てきました。

そこで、素量子のエネルギーの状態式を使って、静止時と運動時での同じ量のエネルギーを加えた場合の加速効果を定量的に求めた結果が、ご存じのように、素光子説のレポートに記載済みです。
これが、正しいかどうかを判定して頂く必要があります。
急ぐ必要は有りませんが、宜しくお願いします。
レポートの最新を下記のサイトに載せておりますので、ご参照下さい。

http://kkh.jp/ronbun/kihonryusi.html

最後ですが、「物質の運動の頭打ち現象」をその物質の経過時間の遅延と見なす事が可能であれば、相対論の時間の遅延とは全く別の機序で時間遅延が生じているとはいえ、その本質的な意味を把握しておけば、現在のローレンツ変換を大幅に変更する事無く(つまり、従来の時間遅延効果を継続したままで)、新しい変換方式を構築する目処が付く可能性も有るのではないかと考えています。
2003/12/14/18:17 本日は空手の試合を見に行き、その後でサイクリングに出かけました。
明日中に力学教材作成を終えたいと思ってます。
遅くとも水曜日にはjh6さんとの議論に復帰するつもりです。
木曜日は外出予定。
金曜以降はリー代数の勉強に突入します。
ということで、水曜日には何らかの意見を述べます。
毎週そういった調子だと思っていて下さい。
2003/12/14/21:34 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
ご多忙中のところ、誠に申し訳有りません。
あなたに、物理学の革命を起こして頂きたいと、切に希望しております。
ご検討(健闘)をお願いします。
2003/12/15/17:13 今週分の力学教材作成終了です。
光速不変から何が出てくるか、の続きをやって見ます。
逆変換が速度(-v,0,0)系への変換で無ければ成らぬ事を課すと拡大縮小因子が決定されそうだ、という事に気付きました。
2003/12/16/06:31 宇田 様
ご連絡、有り難うございました。
ローレンツ変換のご検討、有り難うございます。
革命的な結果が出ることを期待しております。
2003/12/16/17:16 宇田 様
大変お世話になっております。
ローレンツ伸張の候補を求めてみました。

運動系の運動方向に向かう光の場合を再掲します。
静止時の長さがL0の棒状の物体を考えます。
(1)静止時
   この物体の端から端までの光の所要時間は、t0=L0/c
(2)速度vの運動系
系の運動方向にこの棒が位置しているとすると、ローレンツ収縮により物体の長さL=L0√(1-(v/c)^2)と短くなっています。
ここで、光の所要時間をtとし、新しい概念の速度をxとしますと、
ct=L+xt
x=c-L/t
ここで、光時計の思考実験の私の改良版では、時間の遅延は生じない(時間の遅延の代わりに物質の運動の鈍化が生じる=速度という物理量がcを極限値とする二次関数的な振る舞いを行う)という事から、
t=t0=L0/c と置くと、
x=c-L0√(1-(v/c)^2)/(L0/c)
∴x=c(1- √(1-(v/c)^2))
この式が、従来の速度vを新しい二次関数的な速度xに変換する変換式という事になります。

ここで、この速度xで運動している棒に於いて、運動方向と逆の方向に向かう光の棒の先端から後端までの所要時間をtとし、ローレンツ伸張率をαとすれば、光から観たときの棒の長さは、αL0となるので、
ct=αL0-xt
αL0=(c+x)t
ここで、x=c(1- √(1-(v/c)^2))、更に、時間の遅延が無いとして、t=t0=L0/cと置くと、
ローレンツ伸張率α=2-√(1-(v/c)^2)
となります。

宇田さんがご検討中のローレンツ収縮において、上記のαと同じ値が求められる事を期待しています。
2003/12/16/17:39 光速不変の原理と幾つかのもっともらしい条件より以前導き出された結果に、y軸方向やz軸方向の伸縮率がxyzt系でx’y’z’t’系を計ってもx’y’z’t’系でxyzt系を計っても同じという条件を加えると、これらの伸縮率は1でなくてはいけない事が導き出され、ローレンツ変換のみが許される事が分かりました。
したがって、ローレンツ収縮も時間の遅延も同時刻の相対性も全てを認めなくてはいけません。
「メール補助」を御覧下さい。
2003/12/16/20:35 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
ローレンツ変換で、時間の遅延がそのまま無傷で残存する事は、明らかに間違っていると考えます。
これを解決する唯一の手段は、「物質の運度の頭打ち現象」を新しく前提に加える事しか方法は無いと思います。
2003/12/17/10:08 時間の遅延が明らかに間違っている、と判断なさる根拠は何ですか?
列挙して下さると有難いです。
二人で一緒に一つ一つ潰して行きましょう。
2003/12/17/13:04 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
光時計の思考実験のおかしなところは、何度も指摘しているところです。
何度も申します様に、運動系で、光が運動方向に進む場合は、その系を追いかける状態であり、静止系に比べて光の所要時間が延びる事は、当然の事です。
この事のみで、時間が遅延すると断言する事はとても出来ません。
光速不変性を前提にして、全ての物理現象を論理的に辻褄が合うように考察した結果、所要時間が延びる事を、別の現象で説明できるかどうか、更には、この現象を相殺するような現象が無いか、十分に検討した結果、皆無という事が分かって初めて、時間の遅延効果としか説明できないと結論づけるべきです。
ところが、正にローレンツ収縮が、所要時間の遅延(経路の伸張)と同時に起こっている訳であり、これが光の経路を短縮させる作用を生じる事は直ちに推測できる事です。
つまり、この時点で、光時計の思考実験での時間遅延効果は否定される事になります。
更に、この様な相対論的現象は、光が作り出している訳では決して無く、光の現象とは全く独立の物質の基本性質である「物質の運動の頭打ち現象」が原因であるという事になります。
つまり、ニュートン力学に欠如していた光の基本性質である光速不変性を前提に加える事により、特殊相対性理論が作られましたが、物質の基本性質である「物質の運動の頭打ち現象」が前提に新たに加えられて初めて、正しい座標変換公式が完成すると考えます。
2003/12/17/18:20 まず

>光時計の思考実験のおかしなところは、何度も指摘しているところです。
何度も申します様に、運動系で、光が運動方向に進む場合は、その系を追いかける状態であり、静止系に比べて光の所要時間が延びる事は、当然の事です。
この事のみで、時間が遅延すると断言する事はとても出来ません。
>正にローレンツ収縮が、所要時間の遅延(経路の伸張)と同時に起こっている訳であり、これが光の経路を短縮させる作用を生じる事は直ちに推測できる事です。
つまり、この時点で、光時計の思考実験での時間遅延効果は否定される事になります。

について、光時計の思考実験を、近い内に「メール補助」に掲載いたしますので、お手数ですが、どこが間違っているかを、もう一度具体的に指摘してください。

>光速不変性を前提にして、全ての物理現象を論理的に辻褄が合うように考察した結果、所要時間が延びる事を、別の現象で説明できるかどうか、更には、この現象を相殺するような現象が無いか、十分に検討した結果、皆無という事が分かって初めて、時間の遅延効果としか説明できないと結論づけるべきです。

については、異議があります。
光速不変と、全ての慣性系が物理的に対等である事、を仮定すれば、慣性系間の相互関係はローレンツ変換によって記述されねばならぬ、という結果が現在も「メール補助」に掲載されています。
これがどうして間違いなのかを示して頂かないと、ローレンツ変換を回避できると考える事は出来ません。

>更に、この様な相対論的現象は、光が作り出している訳では決して無く、光の現象とは全く独立の物質の基本性質である「物質の運動の頭打ち現象」が原因であるという事になります。
つまり、ニュートン力学に欠如していた光の基本性質である光速不変性を前提に加える事により、特殊相対性理論が作られましたが、物質の基本性質である「物質の運動の頭打ち現象」が前提に新たに加えられて初めて、正しい座標変換公式が完成すると考えます。

については、確かにローレンツ変換よりも物質の運動方程式の方が論理的には先行します。
ですが、物質の運動方程式が光速不変に反しないようなものであるはずである事が、マイケルソン・モーレー実験から逆探知でき、その様な方程式を作ると、その方程式の結果として物質の頭打ち現象が導き出されます。
その運動方程式も近い内に「メール補助」に掲載しておきます。
しばらくお待ちください。
2003/12/17/21:29 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
私の主張の主旨については、ご理解頂いたようですので、率直な反論を期待します。
私は、物理学に関しては何も失うものは有りませんし、あなたも物理学を拠り所とする職についている訳でも有りませんので、何も恐れることは無い筈です。
釈迦に説法ですが、先入観を捨てて、純粋な気持ちで事に臨んで頂きたいと思います。
2003/12/19/09:39 岡山先生へ
反論の一つは現在でも「メール補助」に掲載されているローレンツ変換の導出です。
これは、光速不変を仮定すればローレンツ変換は避けられない事を表すもので、これが論破されなければローレンツ変換にケチを付ける事は出来ません。非常に強力な反論だと思います。
ただ、厳密に言うと、光速不変だけを仮定したわけではなく、変換が1次変換であることなど付加的な条件も用いています。
これらの条件に疑問をお感じならば、遠慮なくおっしゃってください。
お答えします。
上記以外の反論については、しばらくお待ちください。
近い内に「メール補助」にアップロードして、通知メールを送ります。
2003/12/19/17:53 宇田 様
ご返信、有り難うございました。

私は、ローレンツ変換自体について異論を唱えている訳ではありません。
ローレンツ変換は、数学的に無矛盾であることは、十分承知しています。
つまり、数学的には完璧では有りますが、本来の物理学的には、あなたもご承知の不足した前提による間違った結論を生じているという事です。
ここまで踏み込まないと、物理学的に正しい理論を構築する事は出来ないと考えます。
2003/12/19/18:53 岡山先生へ

「メール補助」に掲載されているローレンツ変換の導出は、ローレンツ変換が無矛盾、つまり内部矛盾を含まない事、を主張するものではありません。
主に光速不変、を認めるとローレンツ変換を認めざるを得ない事を主張するものです。
内部矛盾を含まないというだけなら、ガリレイ変換だってそうです。
物理現象との関係については、また期を改めて連絡します。
少し時間を下さい。

宇田君より。
2003/12/20/00:06 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
物理学の理論は、論理展開上世界共通言語である数学の記述に矛盾が有れば、この時点で破棄される事は当然ですし、実際の自然現象を忠実にシミュレートする事が出来て初めて、正しい理論と認められます。
ガリレイ変換は、ガリレイの相対性原理のみで構築された不完全な座標変換方式です。
ローレンツ変換は、ガリレイ変換で欠如していた光速不変の原理を加えて構築されました。
しかし、この座標変換方式は、残るもう一つの前提とすべき物質の持つ基本的な自然現象である「物質の運動の頭打ち現象」の存在を明らかにしたにも拘わらず、この存在意義を正しく解釈できず、これで完成したという誤った判断により、間違った時間遅延や辻褄合わせの時刻の相対性の条件を付加する事により、奇跡的に、一見したら自然現象を忠実にシミュレートする完璧な座標変換方式という誤った評価がされています。
つまり、ローレンツ変換は、自然現象というジグソーパズルに於ける残る最後のピースの存在を明らかにした事が最も重要な意義であり、本来は、この残りのピースを組み込んで、ガリレイ変換に対してローレンツ変換を構築した様にして、新しい座標変換方式を構築する作業が残っている事になります。
2003/12/20/10:24 岡山先生へ

まず、論点が無矛盾性であったことを思い出してください。
前回のメッセージで僕が伝えたかったのは、僕のローレンツ変換導出が無矛盾性の証明ではないという事です。
岡山先生のメッセージからは、僕のローレンツ変換導出がローレンツ変換の無矛盾性の証明だと、岡山先生に受け取られた恐れがある事が感じ取られ、これはいけない、と思ったのです。
まずは、僕のローレンツ変換導出が、無矛盾性の証明ではなく、光速不変という物理を認めればローレンツ変換は避けられない事の証明である、という事を認めてください。
そして、僕の出した結果を受け入れてくださるのか否かを明らかにしてください。
受け入れてくださらない場合には、どこが間違っているかを指摘してください。
テクニカルな事については、お手伝いします。
2003/12/20/11:05 宇田 様
ご連絡、有り難うございました。
特殊相対性理論については、アインシュタインが発表した当時から、多くの懐疑的な考えの研究者が徹底的に検討を加えて、十分枯れた理論として、今更数学的な矛盾を見つけ出すことは不可能であると認識しています。
私は、何度も申します様に、ローレンツ変換自体に異議を唱えている訳では有りません。
自然現象をより正確にシミュレートする為には、相対論に欠如している「物質の運動の頭打ち現象」を前提に加えて、新たに理論を再構築しなければならないという事を、何度も訴えている訳です。
あなたが、何故この様に躊躇しているか、訳が分かりません。
物理学に革命を起こす理論の構築こそ、全ての物理学者が最も夢に見ている仕事と思います。
正に、このチャンスが目の前に到来していると思います。
もっと、勇気を出して下さい。
2003/12/20/13:58 岡山先生へ

ローレンツ変換に異議を唱えないという事は、慣性系間の関係を記述する変換はローレンツ変換だ、という主張をお認めになるという事ですか?
イエスかノーではっきりとお答えくだされば幸いです。

>あなたが、何故この様に躊躇しているか、訳が分かりません。
>もっと、勇気を出して下さい。

この類の御忠告を岡山先生から何度も頂いているのですが、僕としてはいささか心外であることを知っておいてください。
僕は相対性理論を否定することを恐れ躊躇しているのではありません。
素直に心の底から相対性理論は正しいと思っているのです。
何か僕が正直さを失っているかのように聞こえますよ。
ただし、もっと別の角度から、
ローレンツ変換が厳密には正しくないのではないかと思う事はあります。
しかし、この話を現状での岡山先生にしても、いたずらに混乱を招くだけ、と思いますので控えておきます。

>物理学に革命を起こす理論の構築こそ、全ての物理学者が最も夢に見ている仕事と思います。正に、このチャンスが目の前に到来していると思います。

自然は、人間がそうあってほしいと願うように出来ている、とは限りませんよ。
これが科学の厳しさです。
2003/12/20/16:01 宇田 様
ご返信、有り難うございました。

<ローレンツ変換に異議を唱えないという事は、慣性系間の関係を記述する変換はローレンツ変換だ、という主張をお認めになるという事ですか?
イエスかノーではっきりとお答えくだされば幸いです。>

これも、何度でも申し上げている事ですが、論理的な展開に関する数学的には矛盾無い理論(質問の回答はイエス)ですが、自然現象を研究対象とする物理学としては、本来有るべき「物質の運動の頭打ち現象」の前提を欠いた理論故に、間違っているという事です。

<この類の御忠告を岡山先生から何度も頂いているのですが、僕としてはいささか心外であることを知っておいてください。
僕は相対性理論を否定することを恐れ躊躇しているのではありません。
素直に心の底から相対性理論は正しいと思っているのです。
何か僕が正直さを失っているかのように聞こえますよ。>

勿論、釈迦に説法の如く、大変失礼な言い方であると承知の上で申し上げている事です。

<ローレンツ変換が厳密には正しくないのではないかと思う事はあります。
しかし、この話を現状での岡山先生にしても、いたずらに混乱を招くだけ、と思いますので控えておきます。>

私は、ローレンツ変換に関しては、何ら関心は有りません。
それは、誤った(足りない)前提を基に展開された変換方式であるからです。

<自然は、人間がそうあってほしいと願うように出来ている、とは限りませんよ。
これが科学の厳しさです。>

今度も、生意気な言い方で申し訳有りませんが、光時計の思考実験は全く見当はずれの誤った解釈を行っている事になり、この1世紀の間に、何故もっと深く考察して自然の本質を見抜けなかったのか、不思議でなりません。
ただし、私は物理学者をバカにしている訳では決してありません。
岡目八木という諺の様に、当事者は先入観を基に事に集中している為に、意外と簡単な事柄に気付かない事が多々あります。
わたしは、素人の皮肉な長所として、何の先入観や基礎知識も無い為に、素朴な疑問を持ち続ける事が出来ていると思っています。

今後は、ローレンツ変換を修正した宇田変換が一日も早く誕生する事を期待します。
2003/12/20/20:45 宇田君です。
今、宇田英才教室「黒板」で素晴らしいクリスマスソングが聴けます。
http://www.f3.dion.ne.jp/~x-wooder/STUDENT007.htm
2003/12/28/10:50 宇田 様
暫くメールが途絶えておりますので、その後考察しました事柄を述べます。

以前のメールの内容として、ローレンツ収縮率をそのまま借用すると、静止系で静止している物体を速度vの慣性系として観測した場合の速度uは、光の所要時間が等しいと仮定すると、下記の如く、何と!慣性系vより遅い速度になる事が分かりました。
この事情は、ローレンツ収縮率の導出過程では、「物質の運動の頭打ち現象」による物質の運動の鈍化が考慮されていない事が原因です。

u=c(1-√(1-(v/c)^2))  ;縦軸をu、横軸をvとすると、中心が(0,c)で半径cの円の関数

そこで、上式でvを求めてみますと、v=√u(2c-u)となりますので、これをローレンツ収縮率αに代入しますと、
α=√(1-(v/c)^2)
 =√(1-u(2c-u)/c^2)
 =(c-u)/c
となり、何と!物体の速度uの一次関数となります。
更に、ローレンツ伸張率βに関しては、以前のメールでの結果から
β=2-√(1-(v/c)^2)であり、
これに、v=√u(2c-u)を代入すると、
β=2-(c-u)/c
 =(c+u)/c
となり、これも物体の速度uの一次関数となります。

これらの事柄を自然現象に即して要約しますと、運動している物体は、「物質の運動の頭打ち現象」により、物体の速度が鈍化する結果、静止系で静止している物体の慣性系vでの実際の速度uは、ローレンツ係数内の速度vよりも低下する事となります。
そこで、この物体の実際の速度uを基準として、ローレンツ収縮率αやローレンツ伸張率βを求めると、α=(c-u)/c 及び β=(c+u)/c という速度uの一次関数という簡単な式となります。

ここで、もう一度、初心に戻って検討してみます。
速度v(実測値!)で運動中の物体を考えますと、物体の運動方向に向かう光の場合は、光の所要時間をt、物体の運動の鈍化による物体の運動方向の収縮率をαとして、光の所要時間が静止系と同じとすると、
t=t0=L0/cであるので、
ct=αL0+vt
c*L0/c=v*L0/c+αL0
∴α=(c-v)/c
となり、当然ながら、ローレンツ収縮率と同一となります。

更に、運動系の運動方向と逆の方向に向かう光の場合を考えますと、光の所要時間をt、物体の運動の鈍化による物体の運動方向の伸張率をβとしますと、
ct=βL0-vt
光の所要時間が静止系と同じとすると、
t=t0=L0/cであるので、
∴β=(c+v)/c
となり、これまた、当然ながら、ローレンツ伸張率と同一となります。

以上の結果の意味するところを十分に消化吸収し得ていませんが、光時計の思考実験で、運動方向と垂直に設置した光時計と今回の運動方向に設置した光時計とでは、光の所要時間を不変とした場合には、同一の結果を得ることが出来たものであると考えます。
また、運動系の速度vを中心に考えると、静止系で静止している物体の速度uは、系の速度vよりも低下して観測される(今までの常識では、u=v)という事が分かりましたが、物体の実際の速度uを中心に考えると、系の実際の速度vはv=√u(2c-u)となり、ローレンツ収縮率α=(c-v)/c、ローレンツ伸張率β=(c+v)/cという速度uに関する非常に簡単な一次関数として表現できるという事が解りました。

以上の事柄は、「物質の運動の頭打ち現象」を前提として、私の物理学に関する乏しい知識と貧弱な思考力により考えた1つの案です。
ご指摘、ご指導をお願いします。
2003/12/28/12:21 岡山先生へ

メールを途切れさせたのは僕です。
年末年始につき、少しテンポを緩めてはいかがかと思ったからです。
クリスマス音楽をお聞きになりましたか?
しばらく気分転換して、来年また議論を再開しましょう。
僕の方は今、初頭力学教材を製作中です。
今回のCOMMENTSは岡山先生にとっても興味の対象となるのではないかと思います。
せっかく極秘アドレスを知ってらっしゃるのですから御覧になってはいかがですか?
宇田英才教室「黒板」の極秘アドレスを知ってるのは僕を含めて世界で4人だけです。

宇田君より。
2003/12/28/19:12 宇田 様、今晩は。
出来れば、私の投稿文に対してご意見なりの返信をお願いします。
私の問いかけに対して、真正面から取り組んで頂きたいと存じます。
私の特殊相対論に関する考えが、或る程度煮詰まってきましたので、あなたのご協力が得られなければ、従来の方法の様に、YAHOOの掲示板で広く意見を拝聴しようとも考えています。
正月前までに、あなたの意志を表明して下さい。
宜しくお願いします。
2003/12/29/09:54 意思ですね?
もちろん、岡山先生の問いかけに対する答えを真正面から考える意思はハッキリ言って有ります。
ただ考察の時期が、少し後になる、と言う点についてはご容赦ください。
2003/12/29/13:12 宇田 様
漢字の間違いをご指摘頂き、有り難うございました。
何度も申しますが、ローレンツ変換に代わる宇田変換を早く世に出して下さい。
現段階は、一刻も早く新しい相対論の青写真を描く事が必要と考えます。
2003/12/29/14:26 宇田 様
追伸です。
肝心の事柄の確認を忘れていました。
特殊相対性理論に代わる新しい理論の必要性をお認めになりますか?
ご返信下さい。
2003/12/29/15:24 漢字の間違いを指摘した覚えは無いのですが、僕のどの指摘の事を言っておられるのでしょうか?
特殊相対性理論に代わる理論の必要性を認めるかどうかについては、答えは「認める」です。
理由は、正確には一般相対性理論が正しいのであって特殊相対性理論が正しいのではない事、です。
したがって、特殊相対性理論に取って代わる新理論は一般相対性理論だ、と僕は考えますし、僕以外の多くの人もそう考えます。

僕の送信の途切れについてですが、現在は初等力学の教材作成のため、詳しい事は送信できません。
今日中に教材作成は終わると思います。
明日あるいは明後日に岡山先生への送信が出来ると思います。
サイクリングにも行かなくてはいけないので、結構予定が立て込んでいるのです。
しかし、最初に僕が送信を途切れさせたのは忙しかったからではありません。
僕が岡山先生に「イエス」か「ノー」かハッキリしてください、などと詰め寄ったときの岡山先生の返信を見て、しばらく冷却期間をおいた方が良いな、と感じたからです。
あまりキツイ事を短期間に集中して申し上げると、岡山先生がお気を悪くなさるのではないかと考えました。
岡山先生からは多額のお金を頂いているので、岡山先生が、自分のを最優先でやってくれ、とおっしゃるなら、僕は教材作成や自分の研究やサイクリングよりも岡山先生の件を最優先でやります。
その場合にはハッキリそうおっしゃってください。
ただし、その場合でも、現時点までの岡山先生のご意見について返信し終わったら、後回しにした仕事を片付けるために、その後の返信がしばらく途切れる事になります。
以前申し上げましたように毎週水曜日辺りに岡山先生のための時間を取る事が出来ます。
2003/12/29/16:59 宇田 様
早速ご返信頂き、有り難うございました。
漢字の間違いは、ご指摘の様に、「意志」では無く、「意思」でした。
特殊相対性理論に対する率直なご意見を頂き、有り難うございました。
但し、特殊相対論の何処を修正すべきとの事か全く分かりません。
しつこいようで申し訳有りませんが、下記の事柄について、はっきり表明して下さい。

(1)光時計の思考実験では、ローレンツ収縮を考慮していない事は、片手落ちと思いませんか?(Yes、No)
(2)光の所要時間が延長する事で時間の遅れと解釈している事は、正しい解釈ですか?(Yes、No)
(3)慣性系の運動方向に向かう光のみで思考実験を行い、逆方向は、同時刻の相対性で辻褄を合わせている現解釈を正しいと思いますか?(Yes、No)

以上が、私が特殊相対論がはっきり間違っていると考えている事柄です。
宜しくお願いします。
2003/12/29/18:29 漢字、了解です。パソコンが勝手にやった事です。
(1)思いません
(2)正しい解釈です
(3)思います
補足します。
(2)は(1)と同じ思考実験について、(3)は(1)(2)とは別の思考実験についてですね。
YES,NOで答えるのを避けたのは英文法によれば
(1)No.(2)Yes.(3)Yes.
となってしまい、日本語の
(1)はい(2)はい(3)はい
と食い違っている、と誤解を受ける恐れがあったからです。

一般相対性理論ですが、コレによれば大域的慣性系は存在しないのです。
したがって慣性系は時空内の小領域についての近似的概念です。
岡山先生の特殊相対性理論批判とは関係有りません。
2003/12/29/22:29 宇田 様
早速、回答して頂き、有り難うございました。
これで、お互いの考えの違いがはっきりしたと思います。
それでは、議論致します。
(1)は間違いとの事ですが、光時計の思考実験では、運動系での光の軌跡が静止系より当然長くなるので、光の所要時間が長くなるのは当然の事柄です。
ところが、運動系では、同時に物体のローレンツ収縮も生じている事は確実であり、この効果を全く考慮すること無く、光の軌跡が長くなる時点で思考が停止され、(2)の解釈が結論付けられています。
これは、同時に起こる全体の自然現象を総合的に考慮して結論を出さなければならない物理学の思考実験としては明らかに片手落ちと言わざるを得ません。
論理的な反論をお願いします。
2003/12/30/11:13 黒板内容を更新しました。
これから相対性理論の件について考えます。
期待して待っていてください。
2003/12/30/11:29 >(1)は間違いとの事ですが

(1)は命題ではありません。疑問文です。
したがって(1)が間違いか否かを問う事は出来ません。
岡山先生は「(1)は間違い」という表現によって「光時計の思考実験でローレンツ収縮が考慮されていない事は片手落ちだ」という事を言いたかったのだ、と解釈させていただきます。

反論につきましては、これから筆記して「メール補助」にアップロードします。
少々お待ちください。
2003/12/30/13:04 「メール補助」にアップロードしておきました。
これからサイクリングに行かせてもらいます。
2003/12/30/14:36 宇田 様
メール補助のご解説、有り難うございました。
前回の私の文章を再掲します。

<(1)は間違いとの事ですが、光時計の思考実験では、運動系での光の軌跡が静止系より当然長くなるので、光の所要時間が長くなるのは当然の事柄です。
ところが、運動系では、同時に物体のローレンツ収縮も生じている事は確実であり、この効果を全く考慮すること無く、光の軌跡が長くなる時点で思考が停止され、(2)の解釈が結論付けられています。
これは、同時に起こる全体の自然現象を総合的に考慮して結論を出さなければならない物理学の思考実験としては明らかに片手落ちと言わざるを得ません。>

あなたの書かれた文章は、上記の私の文章に完全に反したものです。
何度も申していますが、光時計の思考実験に於いて、運動系の光の軌跡が伸びた分が、ローレンツ収縮で打ち消され、結局光の軌跡は、静止系と同等の道のりを進む事となると考えます。
飽くまで、運動による光の軌跡の延長とローレンツ収縮は同時に起こる自然現象であり、切り離して別々に考える事は間違いであると考えます。
私の上記の問いに対して、反論して下さい。
2003/12/30/18:09 今、サイクリングから戻って来ました。
最高時速65キロメートルを達成しました。
走行距離58.5キロメートル、平均時速25キロメートルで、僕の最高記録です。

さて本論。

まず、光子は位置を持った粒子ではないので、光速で運動する点状の光子を考える光子時計は原理的にも作れません。
悪いのは、こういうラフな思考実験を持ち出したアインシュタインです。
したがって僕は光子時計ではなく光速点時計という言葉を使います。
この理由に納得されたならば、光子時計などと言わずに、僕に従って、光速点時計、という言葉を使ってください。

次に、(1)は疑問文だから、(1)が正しいか間違っているかを問う事は出来ない、と僕が指摘しているのですから、コレに納得されたならば、<(1)は間違い・・・>などという文章をそのまま再掲するのではなく、修正された文を提示していただきたい。

最後は、反論ですが、「メール補助」の僕の論説がそのまま反論です。
異議があるならばその旨をお申しつけください。
ただし、異議には根拠が必要です。
ローレンツ収縮と光速点の軌道の延長を切り離して考えている、この点が僕の間違いだ、という根拠を岡山先生はお持ちのように見えます。
これは、僕の論説に対する批判としては当たりません。
なぜなら、僕はローレンツ収縮と光速点の軌道の延長を切り離して考えてはいないからです。
僕はローレンツ収縮の効果を考えに入れて、なおかつ、その効果が現れない、と主張しているのです。

>あなたの書かれた文章は、上記の私の文章に完全に反したものです。

コレで僕が何か悪い事をしたという事になるんですか?
2003/12/30/20:37 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
あなたの考えで、時間の遅れを、ローレンツ収縮を考慮し、不等式では無く定量的に算出して下さい。
残念ながら、今までのあなたの回答では、私の問いかけに対して真正面から答えようとする姿勢が観られません。
私も、専門分野は異なりますが、自然科学を専攻していますので、ものの道理は弁えているつもりです。
自明の道理が通じない議論は、決して実りがない事は、明白です。
あなたが ,特殊相対性理論を堅持するおつもりであれば、決して実りある結果は生じないと考えます。
あなたのこれまでの弁明が自然科学者として正しいとお考えであれば、残念ながら、これ以上の議論は無意味と考えます。
これまでのご意見を堅持するおつもりかどうか、改めて態度をはっきりと表明して下さい。
2003/12/30/21:42 まず、定量的な結果については、後ほど「メール補助」にアップロードしておきます。
しばらくお待ちください。
僕の態度ですが、僕は、特殊相対性理論が岡山先生による批判を免れる、という意見を堅持します。
僕が岡山先生の問いかけに対して真正面から答えようとしていないと言われるのは心外です。
そうおっしゃるなら具体的にどこがどうなのか、僕が真正面から答えようとしていない事を具体的に指摘してください。
また、僕には自明の道理が通じない、と評価なさっているようですが、コレも心外です。
そうおっしゃるからにはどの部分がそうなのか具体的に指摘してください。
特殊相対性理論が正しいと言う意見を堅持することが、自明の道理が通じない態度と評価なさっているようですが、特殊相対性理論が正しいか否かは、私たち二人が今行なっている議論のメイン・テーマであり、決して自明ではありません。
特殊相対性理論が間違っているという事が自明だとお考えのようですが、そうおっしゃりたいなら、それを論証してください。
わたしはこれまで、その類の岡山先生の論証を親切に真正面から反駁したつもりです。
上記論証を伴わない議論の放棄は、岡山先生からの無根拠な決め付けによる一方的な議論放棄と考えねばなりません。

僕が岡山先生に対して如何に普通以上に誠実であったかは、僕が光速不変だけからローレンツ変換が導き出される事を論証した事に顕著に現れています。
僕以外の人に頼んでもやってくれませんよ!
僕はこの論証が完了するまで、中立的な立場に立っていました。
光速不変だけを仮定したのでは、ローレンツ変換以外の変換まで許されてしまうのではないかと考えていました。
決してローレンツ変換が出て来るはずだと無根拠に決め付けてはいませんでした。
しかし、この論証が終了した時点で、僕は光速不変を認めるとローレンツ変換が正しい変換であることを認めざるを得ない事を強く感じました。
このような、直感よりも論理と現実を優先させる態度こそが、科学的態度です。

以下、少しキツイ事を言います。

自然は、岡山先生に都合良くは出来ていません。
自然についての岡山先生の考えは誤っています。
その事が岡山先生にとって如何に不愉快で残念であっても、そんなことには自然はお構い無しです。
自然一般は常識ある社会人と違って、岡山先生のご機嫌をとってはくれません。
自然は平気で人間の気持ちを踏みにじるものなのです。

僕は岡山先生のご機嫌に沿った意見を述べる事よりも岡山先生に真実を述べる事を重んじます。
すると、岡山先生が真実に反するご意見をお持ちのため、わたしの提言は必然的に岡山先生のご機嫌に反するものになるのです。
それでも僕は、正しい事は正しい、間違いは間違いと、ハッキリ言う事を大切にします。

岡山先生は、特殊相対性理論が間違っている、という無根拠な主張を第一の前提として、何とかそれを根拠付けようとして論を展開しておられるように感じられてなりません。
つまり、特殊相対性理論が間違っているか否かを確かめてやろうという態度ではなく、それより先に、特殊相対性理論が間違っていなくては画期的ではないから、そうあってほしい、という気持ちを自然に押し付けようとしておられるのです。
自然は、そうあって欲しいと人間が考えるようには、出来ていません。

岡山先生の場合には、今さら自説の過ちに気付いても、もう遅い、と思いますので、
岡山先生のため、とは言いませんが、間違いがあるなら指摘してください、と言われれば、僕は真実を述べます。
その結果が、今までの僕のメッセージだったのです。
2003/12/31/00:11 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
何回も申し上げている事ですが、これが最後とします。

相対論では、運動系での光の軌跡が静止系より伸びることを、即時間の遅延と解釈していますが、同時にその経路のローレンツ収縮が生じている事も事実です。
この効果を加味すると、現在のローレンツ収縮を考慮していない時間遅延効果は当然修正を受けるべきでしょう。
あなたは、この自明な事実を真正面から受け止めて来ましたか?
2003/12/31/11:18 既に論駁された意見を何度繰り返して述べても無駄です。
今回岡山先生が述べておられる意見に対して反論を僕は何度も述べているはずです。
その僕に対して、何度言っても認めない、という評価を下すのは間違いです。

しかし、僕は親切にも、何故、岡山先生が既に論駁された意見を繰り返して主張するのか?を考えてみました。
そして僕にはその理由が分かりました。
岡山先生はローレンツ収縮を正しく理解しておられない。
コレがその理由です。
「メール補助」に、その点の説明をアップロードしておきました。

なお、光速点時計の思考実験やそれに類する思考実験によってなされる考察は、光速不変だけからローレンツ変換が導き出されるか、についての僕の考察に全て含まれています。

さらに、Yahoo!掲示板等で、僕以外の人に援助を求めても、僕より親切誠実かつ礼儀正しく接してくれる人はおそらく居ませんよ。
今までの経験から、それが岡山先生には分かっていると思います。
冷ややかにあしらわれるだけです。
あるいは罵られるか。
それを再度経験なさって、改めて僕に助けを求める気になったときには、僕はいつでも岡山先生を快く受け入れるつもりです。

この様な結末に成った事から、僕が冷却期間を必要と感じた事が、全く当を得た事だった事が、
お分かりに成ったと思います。
岡山先生は、科学の厳しさに耐える事が出来ないのです。
それは特別な事ではなく、普通人はそうです。
しかし、管理職に就いておられる岡山先生は、職場でこの性質を部下に対して現す事が決して許されないという事を肝に銘じておいて下さい。

岡山先生はいつも逃げておられます。
不等式ではなく等式を示せ、と要求しておられる事がそのひとつです。
時間の遅延が生じる事の証明としては不等式で十分であり、等式を示す必要は無いからです。
それなのに、岡山先生は等式を示さねば不等式では不十分だと暗に示しておられます。
岡山先生は自説が反駁されそうになると逃げます。
これは正直さと誠実さに欠ける行為です。

ご要望の等式導出は「メール補助」にアップロードしてあります。

世の中には相対性理論に異議を唱える人が少しだけ居ます。
大学教授の中にすら、そういう人がいます。
僕の知る限りでは、その人たちがそうするのは能力の欠如と人格の不良によります。
もし岡山先生が望むなら、その人たちと親交を深めれば、厳しい現実から目をそらし、ぬるま湯につかる事が出来ますよ。
しかし、それは偽りの安穏であって真実の知的満足とは程遠いものです。
2003/12/31/17:56 宇田 様
ご返信、有り難うございました。
私の意見は、物理学以前の、物の道理の基本的段階の事柄です。
ローレンツ収縮とは、紛れもなく物体がその進行方向に収縮する現象であり、運動系では、常時生じている現象です。
相対論が自然現象を対象とする学問であれば、何故この様な自明な事柄が理解できないのでしょうか?
私の物の道理が通じないという事がはっきり分かりました。
これにて、最後と致します。
有り難うございました。

論評および2004年以降の通信分については後日書きます。