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2019年10月28日(月曜日)
投資って何だろう(8)

どの売買がどの方式かの一例を考えてみました。
今の私は未だ実情に明るくないので、将来実情に明るく成ったら修正したいと思います。

消費者 親会社(組立屋) 部品屋 材料屋 原料屋
仕入れ 販売 仕入れ 販売 仕入れ 販売 仕入れ 販売
生産先行方式。
発注時全額払方式。
受注生産方式。
成功報酬方式。
生産先行方式。
発注時全額払方式。
生産先行方式。
発注時全額払方式。

ミシン屋
組立ミシンへの販売 部品製造ミシンの販売 製材ミシンの販売 原料採掘ミシンの販売
生産先行方式。
発注時全額払方式。
生産先行方式。
発注時全額払方式。
受注生産方式。
発注時全額払方式。
生産先行方式。
発注時全額払方式。

部品の売買を成功報酬方式だと考えたのは、実質上は受注した部品の全部を1度に買ってもらえるわけではない、という状況を想定したからです。

ミシンの販売で生産先行方式とした物は、顧客のニーズに合わる調整は有っても、基本的に新型を開発して売り込む、というパターンを想定したからです。

製材ミシンの販売で受注生産方式を考えたのは、製鉄所を念頭に置いての事です。
ミシンが巨大で、そんなに多数個作られる物ではないだろうとか、受注者と発注者の区別があまり明確ではないのではないか、と思ってそう書きました。

巨大ミシンの販売の場合、受注生産方式でも、1個売れば1個作るのに掛かった負担に売り上げが相応するけど、部品販売の場合には、1回の注文に応えただけでは、その部品を作る能力を立ち上げるのに掛かった負担に売り上げが相応しないのではないか。

受注生産方式にしても発注が技術的に難しいから需要の不確実さに起因するリスクを無くす事は出来ない、という事に昨日気付きました。
注文の記述に非の打ち所が無ければ、それはもう注文ではなく設計だ、と言えるでしょう。
その意味で、その様な高度な発注という業務は消費者のではなく生産者の業務だ、という事を、親会社が設計を行なうという事は、我々に教えているのではないか。

親会社は販売を生産先行方式で行なうから需要の不確実さに起因するリスクを負うが、部品の売買が成功報酬方式である事によって、そのリスクのしわ寄せを部品屋が被る、という構図が成り立つ可能性が有る。

まあ、当てずっぽうです。