since 2003
イレコナビ サイトマップ
< 日記 >
< 2019年05月 >
< 26日 >
2019年05月26日(日曜日)
原始悪から推測される現存悪

昨日の日記に書いた様に、生産能力が高く破壊能力が低い者を生産能力が低く破壊能力が高い者が奴隷にする、という犯罪は現在でも、偽装された形で続いている、と私は考えている。

生産能力の高低の部分は少し条件が違うかもしれないが、偽装する事なく露骨に行なわれている例として、牛や豚や鶏の牧畜が挙げられる。
野生の鳥があんなに大切にしている卵を鶏から奪い、奪われても何も感じない様に飼い慣らし、無生卵しか産めない体にすらしている。
正義の観点から正しいか間違いかと問われれば、ハッキリと間違っている。
間違っているのにやめない理由は、牧畜されている動物から反撃を受ける恐れが無い事だけだ。

つまり、報復の心配が無ければどんな悪い事でもする、というのが現実の人間の倫理レベルであり、それは今後正されるかもしれないが、現在までは正されずにそうであり続けて来た。

そんな人間だから現代社会ではこういう犯罪を行なっているだろう、という推測を以下でします。

まず原始悪で考えます。
世界にN男、S子、G男、B子の4人しかいない場合を考える。
N男とG男は男で、S子とB子は女です。
結婚相手としてN男もG男もS子を、S子もB子もN男を望んでいるとします。
この場合、N部分=N男+S子、G部分=G男+B子、だと考えられます。
G部分が力づくでN部分を攻めれば、G男はS子と、B子はN男と結婚する事が出来ます。
しかし、正義に従がうなら、S子はN男と結婚するのでG男はB子で我慢しなければいけないし、N男はS子と結婚するのでB子はG男で我慢しなければいけません。
G男とB子は、正義なんて踏み倒して暴力を行使すれば、自分達の思い通りに成るのに、律儀に正義に従がうだろうか、という問題だ。
G部分がN部分の産物を全て奪い、N男はB子と結婚しなければ食べて行けない、S子はG男と結婚しなければ食べて行けない、それと同等の結果を得る犯罪は現代社会で横行しているだろうか。

横行しているどころではなく、ほとんどそれでカバーされている、と私は思う。
それは、強姦事件などの開き直った凶悪犯罪の場合も有るだろうけれど、ほとんどの場合は、自然な成り行きでそう成った、という形に偽装されているだろう。
女性が学校の部活動などでの過度のスポーツによって生殖能力に障害を負ったり生殖能力を失う、という問題がNHKのクローズアップ現代という報道番組で取り上げられていたが、これなんかも、その1例だ。

以下は昨日の記事への補足です。
N君がG君に自分の産物を与えても、それと同価値の見返りをG君からN君が受け取るなら、貧富の差は変化しません。
見返り無しでN君が自発的に自分の産物をG君に贈与すれば貧富の差は減りますが、それではG君は自分をカッコ悪いと思うだろうし、その事でN君がG君を見下す様に成ってもN君は間違っていません。
そこでG君が考えるのが、どうすればN君がカッコ悪くG君がカッコ良く見える形でN君から奪う事が出来るか、という虫の良い事だ。
お礼として不足ですみませんが、と言いながらN君がG君に報酬を支払う、とか、N君がG君に対して犯した罪への賠償として支払う、という形にG君はしたいのだ。