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2019年05月01日(水曜日)
日本銀行って何だ?(宇田経済学の話の続き)

私は自分の
宇田経済学を書きながら、発行者が自分の発行した紙幣の所有者に成ったり、発行者が自分の発行した紙幣で購入した権利の保有者に成る、という制度は現代民主主義社会の前に終わっており、現代民主主義社会においては当然、紙幣の発行は、政府が国民Aの財やサービスを国民Bに買い与える、という形でのみ(しかも公平に)実施されているものとばかり思い込んでいた。
(この部分を書いていた時刻16:28に激しいオートバイ騒音が始まった。このオートバイ騒音は映画の録画を昨日視聴していた時にしつこく鳴らされ続けた音だった。今日は直ぐに止んだ)
公道を建設するなら、建設業者の役務提供を完成後の道路を通行する人に買い与える、と見なせるし、公務員に給料を払うなら、公務員の行政サービスを受ける人に買い与える、と見なせる。

そうではない事に気付いたキッカケは、日本銀行が自分の発行した紙幣で国債を購入する事に着目した瞬間だった。
たとえば先日の池上彰さんの番組で、日本の場合政府の借金の貸主は国民だ、という説明が行なわれていた時に、画面には大きな円グラフが表示されていて、その円グラフを見ると最大の貸主は国民ではなく日本銀行だった。
それなのに池上彰さんが日本銀行の事に全く触れなかった事は、日銀がやましい事の明白な証拠だと思った。
その時はそう思ったが、現時点での結論を言うと、日本銀行の尻尾を私はまだつかめないでいる。
池上彰さんが日本銀行に言及しなかったのは、政府が日銀から借金する事は政府が自分自身から借金する様なものだからではないか。

日本銀行について今日インターネットで調べてみると、それを陰謀の一角だとする主張が既に沢山ある事が分かった。
昨日までに既に耳に入っていた言説としては、ベンジャミン・フルフォードさんの言説が思い出される。

建前論を調べてみると、日本銀行は政府機関でも株式会社でもない、株式会社に近いが出資者は経営に口出しできない、発行にうま味の無い硬貨は政府が発行するが発行にうま味の有る紙幣は日本銀行が発行する、といった事が分かった。

私は、通貨=硬貨+紙幣、だと思っていたが、それは間違いかもしれない様だった。
よく見ると「紙幣」には「貨」の字が入っていない。
通貨=貨幣=硬貨、紙幣は通貨ではない、紙幣=日本銀行券、という事だったかも。

おおよそ、ハゲタカ買収にしても、暴力団の悪どい稼ぎ方にしても、サラ金にしても、既に有る紙幣の奪い合いである限り、どんな経済犯罪も、造幣の悪用という犯罪に比べればコソ泥程度でしかない。
(この部分を書いていた時に時刻17:00頭痛を催す様なオートバイの騒音、昨日のとは違う音)
造幣の悪用が悪魔の所業なら、既に有る紙幣の奪い合いは悪魔の奴隷の働きに過ぎない。

機会の不平等にしても、最も不正な不平等は、相続に由来する不平等ではなく、造幣に由来する不平等ではないか。

宇田経済学で第1種のペテンとして指摘されている問題が、何の偽装もせずに白昼堂々と行なわれているのが日本銀行であり(この部分を書いている時に時刻17:10大型車の特殊クラクション)、宇田経済学の第1種のペテンを書いていた頃には私は、そんな物は現代民主主義社会にはもう無い、と思い込んでいた。
道理で宇田経済学を書き始めると直ぐ、私への集団ストーカー工作が理由をこじつけて警察を私に立ち向かわせるまでに激烈な反応を見せたわけだ。
ベンジャミン・フルフォードさんの言論の力点の移行も、2012年01月に私が宇田経済学を書き始めた事に応じての事かもしれない。

さて、この問題に気付いた時、そんな日本銀行を私は最初は論外だと持ったが、結局今では「尻尾をつかめない」という所までしか来ていない。

紙幣を政府が発行すると過剰に発行してしまい紙幣の価値が低下(インフレ)し過ぎる、という指摘や、現代日本の経済的苦境である過度のデフレは紙幣の発行によってではなく紙幣の不発行によって生じている事、日本銀行の経営に出資者が口出しできない事、これらを知ったからだ。

3権分立ならぬ4権分立って事か。
立法、司法、行政、中央銀行。
それならそうと何故そう社会科で習わないのか。
やはり隠しておきたいからではないのか。

日本銀行が紙幣を発行しない程度が過ぎている、という指摘も有るが、日本政府がしている借金が大き過ぎる事と考え合わせると、この事は、紙幣を政府が発行すると過剰に発行してしまうので、それを防ぐ為に日本銀行が政府とは独立に紙幣を発行する、というシステムが健全に機能している事を意味するだけかもしれない。
つまり問題は、日本銀行が紙幣を発行しない事ではなく、政府がしている借金が大き過ぎる事なのではないか。

もし仮に日本銀行ではなく日本国政府が紙幣を発行したなら、日本国政府は自分がしている借金を新規発行した紙幣でアッという間に完済できるし、デフレが改善される。
しかし、それは、紙幣の宇田経済学で明らかにされている性格上、自分がしている借金を代わりに他者に返済してもらう事、代わりに返済する人の中には貸主も含まれている故に貸主の権利が薄められる事、を実質上は意味するので、それが紙幣の価値を低下させ過ぎないかは不明。

とまあ、現時点では、どこにも悪意の証拠を見付ける事が出来ないのだが、私の宇田経済学の執筆公開開始を受けて私への犯罪が激増を見せた事は、日本銀行は虎の尾である疑いが強い事を示している。
日本銀行をどうこうすると太平洋戦争でアメリカが日本に勝った事が帳消しに成るとか、そんな事に関係しているのかもしれない。