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2019年04月30日(火曜日)
2018年末那須川メイウェザー戦の真相

てんで勝負に成らなかったと、そもそも体重階級がとか、思われ、言われている、この試合。
果たして、そうだろうか。
対村田戦を調べてメイウェザーに不信を抱く様に成った私は詳細を確認してみる事にした。
その結果は驚くべき物だった。

第1ラウンド終了までの時間 出来事
2:12 那須川とメイウェザーの右(那須川は途中やめかフェイント)が同時に外れ、直後に那須川の左がメイウェザーの顔を直撃、深さ十分、快挙。
その直後にメイウェザーが左フックするが那須川は既に届かない体勢を取っており空振り。
2:02から2:01に切り替わる瞬間 那須川の右にメイウェザーが左でクロスカウンター(どちらが先かわからない)。
那須川が右を上げ受けに切り替えるが間に合わず、頭部を左に倒してメイウェザーの左を回避する事に成功。
メイウェザーが右でボディーフックするが届かない。
打つのが遅れた為か。
遅れたのは直前の左打ちにこだわった為。
1:56 那須川の右がメイウェザーの正規ガード両腕の間を通過し顔面に到達(第1撃)。
当たりが浅く効かなかったが快挙。
メイウェザーは那須川に差し込まれた形。
続いてメイウェザーの左腕の外から那須川が右を当てる(第2撃)。
メイウェザーが那須川の第1撃に反応して左腕を右に寄せたからだろう。
第2撃も強度不足。
1:54-1:53 メイウェザーの左手首腹が那須川の後頭部をかする。
これで那須川が仰向けに倒れる動きに入ったのでメイウェザーの右ボディーフックは届かなかった(見えないので推定)。
これが1回目のダウン。
「ボディーが効いたか」と解説者は言ったが、復帰直後一瞬の那須川のアクションは頭部被打の場合のふらつき。
1:36 メイウェザーが左フックを空振りして体勢を前傾に崩した瞬間に那須川の右フックがメイウェザーの首背部に命中、効きは無さそう。
メイウェザーはそのままコーナーに向かって突進。
那須川の左足にメイウェザーの左足がつまづいたかの様だった。
メイウェザーは、ほとんどコーナーを抱く寸前まで行った。
映画「ZATHURA」の「敵を発見、攻撃します」のロボットみたいだった。
ここは、この試合の最大の名場面だと思う。
もし那須川が詰めていれば、もし総合ルールだったなら、メイウェザーを後ろからコーナーに押し付ければ、メイウェザーは絶体絶命。
1:34 那須川の左フックがメイウェザーの腹にクリーンヒット。
ヒットの瞬間に那須川が脱力した疑い有り。
1:31 メイウェザーの左フックの左手の掌底部分が那須川の頭をなでた。
続いて右フックが那須川の左腕で上にそらされた。
1:30 メイウェザーの左フックが那須川のガード右腕の外から当たり、那須川が後左方に吹っ飛ぶような感じで体勢を崩す。
吸収ステップかもしれない。
1:28 メイウェザーが再度左で上段を打つが那須川のガード右腕にはばまれる。
続いてメイウェザーが右ボディーフックするが届かない。
1:26 メイウェザーの左と那須川の右が交錯だが、開始はメイウェザーの方が一瞬早いので、那須川のは内側からのクロスカウンターと見える。
メイウェザーが左腕を慌ててパンチから那須川の右腕を払い落とすパーリングに切り替えたので双方ともパンチはヒットせず。
直後にメイウェザーが右フックで那須川を追うが那須川は既にギリギリ届かない距離まで離れている。
1:24-1:23 那須川が4連コンビネーション。
その内容は以下。
1. 右で上段(ガードで阻まれた)
2. 左で上段(差し込めかけた)
3. 右で上段(ガードの外からフックヒット、腕を伸ばしたままガードを抑えて戻さない)
4. 左でボディー(力が入ってない感じ)
1:23から1:22に切り替わる瞬間~1:22 那須川がメイウェザーのガード正面に右左右と3連コンビネーション。
1:21-1:20 メイウェザーが急接近して那須川のガードに自分のガードを押し付け、それに反応して那須川が右足を軸に左足を後退させる回転をすると同時にメイウェザーが左フック(届かなかった)。
ここでメイウェザーは接触するまで接近する事によってフックの打てる位置関係を作ってる。
しかし、この方法でも敵に先にフックを打たれる危険が有る。
1:19 那須川の右差込がヒット。
続いて那須川が左でボディー。
メイウェザーの防御は遅れていると思うが、肋骨のおかげでボディーは効かなかったのでは。
1:19から1:18に切り替わる瞬間 那須川が両手でメイウェザーを押し離した。
メイウェザーが接近による防御をし始めていた事、守勢に立たされていた事の証拠ではないか。
1:17から1:16に切り替わる瞬間まで またメイウェザーが急接近して自分のガードを那須川のガードに押し付けた。
今度は上から押さえつけ気味。
審判が両手を広げて前に突き出し制止するジェスチャー。
審判の陰に成って見えない(偶然か?)メイウェザーの右がローブローの疑い。
那須川の立てた右腕はメイウェザーの水平にした左腕で封じられ、那須川の左腕はボディーをガードするには十分なポジション。
この時点では、まだ那須川はロープに詰められていない。
したがって、那須川は右足を軸にして左足を後退させる回転運動が可能かもしれないが、右腕を押されている事がその妨げに成っているのかも。
1:16 メイウェザーの右が那須川の頭部にクリーンヒット。
2回目のダウン。
この時点では那須川は立てた右腕をメイウェザーの水平にした左腕で封じられたままロープに詰められている。
したがって、左足を後退させる事は不可能な状況。
しかし、構えを左構えから右構えに切り替える余地は有った。
0:59 メイウェザーの右を那須川がヘッドスリップでかわした。
0:58 メイウェザーが那須川の頭部のヘッドスリップからの復帰点を左ジャブで再度突くが、那須川は頭部を止めたまま復帰点に戻さない事によって、それをかわした。
メイウェザーの左フックの手首か腕の腹が那須川の後頭部ないし首背部に抱え込むように当たった。
0:57 メイウェザーがフックを打った左腕を切り返して手首と肘の間の部分で那須川の首を押し離している状態で那須川が右パンチ。
これは当たったかもしれないが浅すぎて効かなかった。
0:56 那須川の右ジャブにメイウェザーが左フックでクロスカウンターするが、那須川のが右ジャブ左フックのコンビネーションだった為に、そのうちの左フックの為に那須川が体軸を右傾させたので、メイウェザーの左フックは当たらなかった。
こういうのが偶然ではなく那須川のカウンター対策である可能性が高いのは驚き。
0:55 那須川がメイウェザーのガードの上から右フック。
メイウェザーは頭の高さを下げる対策も併用したので、那須川のフックはガードの上でかするに留まった。
0:54 那須川がメイウェザーの左腕の外に右ストレートを打つ。
意味不明。
メイウェザーの左フックを封じたのか。
あるいはメイウェザーが頭部を左に移動させると予想した為か。
0:53-0:52 メイウェザーが左フックから始めるワンツー。
那須川は頭を左下に逃して回避成功。
0:51 那須川の右左とメイウェザーの左右が交錯し、メイウェザーの右だけが那須川の頭部にヒットし、これが決定打と成った。
3回目のダウン。

メイウェザーのガードは、両腕を間隔を空けて平行に立てる形の物だった。
このガードは動かさないと差し込まれる。
特に、那須川のジャブは極端に素早いので、ガードを動かすに当たっては、反応して動かしたのでは間に合わず、対那須川戦では予め不規則に動かし続ける必要が有った。
フレキシングを使って全身と一緒に動かす事も含まれていてよい。
メイウェザーが那須川に歯が立たないのでボクシングを放棄した疑いも有るぞ。
ミスマッチと言われているが、実は内容が充実してるし、
メイウェザーが距離を潰して逃れる守勢に立たされていた