since 2003
イレコナビ サイトマップ
昨日テレビで池上彰さんの番組を見ました。
途中で村上ファンドの村上さんがサプライズ登場して私はサプライズされました。
まず昔の映像中での村上さんの「おカネ儲けって悪い事ですか？」について。
悪い事じゃないです。
けれど、どうやって儲けたか、おカネ儲けの手段は問われます。
おカネ儲けだからいけない、とは言えないのと同様に、おカネ儲けだから許される、とも言えない。
もし仮に、おカネ儲けのやり方が間違っていると相手が批判しているのを承知の上で、それを捻じ曲げて、おカネ儲けだからいけないと批判された、その批判は当たらない、という言い方をしていたなら、それは、最近やっと表面化した自動車の威嚇運転で、被害者は本当は追い越し方に腹を立てたのに、それを犯人が、被害者は追い越された事に腹を立てた、という風に捻じ曲げて表現し、マスコミにもそういう捻じ曲げられた表現で報道させるのと同様の不正行為です。
おカネ儲けは悪い事です、という意見の人も居るので、その人には「おカネ儲けって悪い事ですか？」と問い掛けるのも良いでしょうし、まずそこから話を始めなければ、正しいやり方で儲けました、という説明も出来ない、という事なら村上さんは間違ってないと思いますよ。
ただし、私は、現行の経済のルールは不正だと思っているので、現行の経済のルールに従がっていても、それで十分とは思いませんけど。
民主主義の世の中では権力者の御機嫌を取るイエスマンは蔑まれ、批判の対象にも成ります。
しかし、そんな民主主義の世の中では逆に民が全体として王であり、誰もが民の御機嫌を取る、それが独裁体制と全く同じ醜態である事に、自分達が蔑む独裁者の様に滑稽で醜い事に気付く民は居ない。
間違ってない自分の間違った所を無理して見付ける必要は無い。
現在の村上さんが過去の村上さんに「偉そうな」という欠点を見付けたシーンは私の目には、民の御機嫌を取る為に無理して見付けた、こじつけた、という風に見えました。
風貌にしても、昨日見た最近の村上さんの風貌は、昔の映像の村上さんの風貌を鈍化している、と思いました。
風貌まで、私はこんなに鈍です、と言って自分を卑下して民の御機嫌を取らされる、そう私の目には見えました。
「偉そうな」で人を逮捕する事は出来ません。
逮捕どころか、偉そうなという理由で出来る事は何も無い、と言った方が正義に近いでしょう。
それなのに、堀江さんの話を聞いていた時にも、刑期中に警察職員から加害候補者を刺激しない様に努力する必要が有る、という風に指導された、という話が聞こえました。
何だ、それじゃあ、堀江さんは偉そうな事を別件処理方式で処罰するという犯罪の被害に遭った、というのが真相なのか、と思った。
であれば警察は、犯罪を取り締まる事が出来なかったのみならず、加害に加担したって事なのか？
警察は、教え諭すなら、被害者ではなく加害者を教え諭せよ。
いつ頃だったか、泥棒が怒るからという理由で犯罪を批判する言葉の厳しさを減らすのを何度かテレビで見て目を疑った耳を疑った。
あの頃が転機だったのかなあ、と言うと善意に解釈し過ぎなのだろうけど。
池上彰さんの過去のテレビ番組では、韓国には「けしからん罪」というのが有るんですよ、駄目な国ですね、という風に「けしからん罪」が説明されていました。
それを見た時には、日本には無いけどね、という事を言わずして言ってると思ったんですが、村上さんは日本でけしからん罪に問われた、という風に昨日の池上さんは言っていました。
じゃあ何か？
あれって、警察と裁判所がやっちゃったって事か？
ああ、ああ、目も当てられんわあ。
「チャレンジする人を叩く社会であって欲しくない」と村上さんが言うのを聞いて、この人は、自分が儲ける為にではなく、投資を受ける人を応援する為に投資を行なっている、という面も有りそうだ、と思った。
前回の朝まで生テレビを見ていると、アメリカのブレインが中国の犯している罪として、アメリカの覇権に挑戦している事、を挙げていると知った。
軍事ならともかく、経済について覇権って何ですか？
それを言う事はアメリカが他国への侵略を自白しているに等しい、と思った。
チャレンジ＝挑戦ですから、それを叩く社会は間違っている、というのが村上さんの意見ですよね。
私も同感です。
アメリカも経済については公正な競争に甘んじるつもりが必要です。
なのに、競争でアメリカに勝とうとする事を罪だと認識する事は、そのつもりが無い、という事ではないですか。
村上さんには、とは言わないけれど、そういう勢力とは戦って欲しいですね。
間違った所が無いんなら、堂々と胸を張るべきです。
無理して糞民にへつらう事は無い、無理するな。
 |