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2019年03月28日(木曜日)
次世代の世界一の天才へ(13)

(9a) 一番稼ぐのは頭脳です、世界一の天才は知的所有権で稼げ。

例えば、家を建てる、清掃をする、貨物を運ぶ、手術をする、こういった作業実行型の仕事を私は「したらした分だけの仕事」と言います。
では、そうではないタイプの仕事って何か?
それは「やり方を考え出して教える仕事」です。
やり方を考え出して教える仕事の方がしたらした分だけの仕事よりもずっと儲かる事は、次の様に考えれば分かります。
例えば、清掃をする仕事の効率を1%上げる方法を考え出して教える場合、千人の人に教えれば、清掃の仕事の十人分に相当する与益をした事に成ります。
清掃の仕事を実行したら1人分しか稼げませんが、効率を上げる方法を考え出して教えれば、際限なく多数の人に教える事によって、何人分でも稼げます。
上がった効率の分だけ教えた人に指導料を払ったのでは、実行する人にメリットが生じないので、その価格では指導は売れませんが、実行する人にメリットが生じるレベルまで価格を下げても、価格を下げた以上に教えられる人の数を増やせば、いくらでも儲かる計算に成ります。

起業しろ、と言えば、実務家に成るな、と言ったじゃないか、との反論を受けるかもしれません。
しかし、私が次世代の世界一の天才に勧める起業は、知的所有権の獲得を業務内容とする事業の起業です。
それは産業技術の発明家とは限りません。
世界一でない天才には産業技術の発明家ぐらいが丁度良いレベルの人も居るでしょう。
しかし、世界一の天才の事業は哲学を考え出して教える事です。
これは、現行の制度では特許法の対象とは成らないだろうから、著作権に基づくか、宗教法人が使っている稼ぎ方で稼げ、という事です。
そして、その稼ぎで資本家に成って、資本家の投資回収業務では一切稼がない様にして下さい。
世界一の天才はキリスト教にも仏教にもイスラム教にもユダヤ教にも勝って世界最大の財団を作って下さい。

参考:
2014年08月08日の記事