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< 続・プロフェッショナリズムvsアマチュアリズム >

このページの内容は下書きです。

全人生を単一の究極的価値創出に統一的に動員し切る、なんて格好の良いことを言いましたが、今もチョッと昼寝をしてしまいました。
なにせ生活がかかってないものだから、アマチュア活動は自分を甘やかす事との戦いです。
自分を甘やかしても誰も叱ってくれない。
自分で自分に厳しくするしかないんです。
これは実際問題として不可能です。
というか、職業において要求されるほど厳しくはなれません。
その点プロフェッショナルの世界は厳しいですから、自分で自分に厳しくできなくても、外部からの強制力によって「さぼる」事が出来なくなっています。
ここで「プロ」と「アマ」の差が付くんですよね。
「アマ」は「アマい」という事でもあるんです。
しかし、「プロ」とて所詮は人の子です。
ある程度までは厳しさに耐えられても、それには限度というものがあります。
もし要求される厳しさがその限度を超えてしまうとどうなるか?
答えは「不正行為を行なう」です。
勝負のプロの世界でしばしば「八百長」疑惑が持ち上がるのはこのためです。
賭博が絡んでるケースもあるんでしょうけれど、ここではそれには触れないことにします。
いくらプロの世界は厳しいと言っても、負けたら終わり、では厳しすぎる、なあ、お前もそう思わないか?思うだろ?だったら俺と手を組んで一方ばかりが負け過ぎないように手加減することにしようじゃあないか、まあ「八百長」って言うと言葉は悪いけど、僕たちは生活がかかってるから「背に腹は代えられぬ」ってことよ。
普通の神経の持ち主だったらこのような誘惑に打ち勝つことはなかなか難しいのではないでしょうか?
また、私は「背信の科学者達」という本を読んだことがあります。
数理物理系分野においてはほとんど見られないそうですが、医学系分野においてはプロ研究者による「剽窃」や「データねつ造」などの不正行為が多発している、と書かれていました。
その背景には「プロ」としての熾烈な研究競争があるとも書かれていました。
「プロ」の厳しさは「不正」を生むんです。
まとめると、「アマ」は「プロ」より「アマい」が、「アマ」は清廉潔白を貫き通すことが出来、「プロ」にはそれが難しい、「プロ」は汚れている、という事になります。
さて、学問の分野において「熾烈な研究競争」は非常にバカげた事です。
それを次節で述べましょう。