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< 学問は正直をもって第一となす >

このページの内容は下書きです。

学問においては正直が第一です。
自分に正直であること、他人に正直であること、正直であることを貫けば、何が真実であるかを識別する感覚が研ぎ澄まされて行きます。
その反対に、他人を欺き、自分を欺き続ける者は、徐々に何が真実なのか分からなくなって行きます。
学者は弁護士であってはなりません。
自説にとって不利な事実の存在に気付いたら、知らぬふりをせず、それを直ぐに公にしなくてはいけません。
この点、自分にとって不利な供述はしなくて良い、とされる法曹界とは事情が異なります。
また学者たる者は討論に際してアメリカ式のディベートの態度を取ってはいけません。
自分が「おかしい」と感じる意見を、論述のテクニックでもって押し通してはいけません。
「おかしい」という事に気付いたら直ぐに、その旨を申し出る事が学者の義務です。
そうする事によって、誤った意見を論駁するための無駄な証明努力が必要なくなるからです。
逆に、正直の原則に背き、自分で「おかしい」と感じる意見を論述のテクニックでもって押し通そうとする者がいれば、それを論駁するための労力が、社会的損害として費やされる事に成るのです。
私は学者じゃあないからそんな掟に縛られなくても良い、という考えも間違いです。
学問は全ての人に開かれています。
学問で飯を食っていない人も、学術活動に参加する際には、上記の掟を守らねばなりません。