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< エルンスト・マッハ著「マッハ力学」 >

私が物理学を自分の専門として選ぶキッカケに成った本です。
力学の教科書ではありません。
論理実証主義と呼ばれる哲学思想の原点です。
出来た後の物理学を学んでいる限り、幾ら腰をすえて詳しく学んでも出会わない考え方が書かれています。

マッハ力学

エルンスト・マッハ 著
伏見譲 訳
講談社


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マッハ力学―力学の批判的発展史

マッハ力学―力学の批判的発展史 (1969年)

マッハ力学史〈上〉―古典力学の発展と批判 (ちくま学芸文庫)
マッハ力学史〈下〉―古典力学の発展と批判 (ちくま学芸文庫)

力学史―古典力学の発展と批判 (1976年) (公論選書〈4〉)




マッハの他の著作

マッハは「マッハ力学」以外にも何冊か本を書いていますが、どの本も主旨は「マッハ力学」と同じです。
マッハオタクの私は学生時代に以下の書籍に巡り合った時に宝物を見付けた気分に成りましたが、こんな本を読んでいると本業の物理学の学習進度が遅れるので、その点は自己責任で読んで下さい。

熱学の諸原理

エルンスト・マッハ 著
高田誠二 訳
東海大学出版会



論理実証主義が高じて原子論を否定した事はマッハが犯した間違いの代表例ですが、マッハが熱弁をふるって原子論批判を展開しているのは、確かこの本においてだったと思います。

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熱学の諸原理 (物理科学の古典 4)

熱学の諸原理 (1978年) (物理科学の古典〈4〉)


時間と空間

エルンスト・マッハ 著
野家啓一 訳
叢書ウニベルシタス



後に論理実証主義と呼ばれる事に成るマッハの思想は、相対性理論の誕生の思想的背景に成った、という風に高く評価される事が有ります。
この本のタイトルは、その事を髣髴とさせます。

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時間と空間 (叢書・ウニベルシタス)


感覚の分析

エルンスト・マッハ 著
須藤吾之助、広松渉 訳
叢書ウニベルシタス



後に論理実証主義と呼ばれる事に成るマッハの思想は、量子力学の誕生の思想的背景にも成った、という風に高く評価される事が有ります。
この本のタイトルは、その事を髣髴とさせます。
量子力学では、古典力学と違って、測定に原理的な問題意識が向けられるからです。

アマゾンで検索すると、以下の4件がヒットしました。

感覚の分析 〈新装版〉 (叢書・ウニベルシタス)

感覚の分析 (1971年) (叢書・ウニベルシタス)

感覚の分析 (叢書・ウニベルシタス)

感覚の分析 (1963年)


認識の分析

エルンスト・マッハ 著
廣松渉 訳
叢書ウニベルシタス



論理実証主義が高じると、認識を超越した客観という物の存在すら批判の対象とされます。
デカルトが行なった懐疑の徹底に通じる物が有る。

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認識の分析 (叢書・ウニベルシタス)

認識の分析 (りぶらりあ選書)

認識の分析 (1966年)

認識の分析 (1971年) (りぶらりあ選書)