| 概 要 |
私は途中から先周までよりもペースを速めるが敵は私が先周までのペースで動き続ける事を前提に攻撃する場合を考える。 T3 = T2とする事によりt6'をt6' = T2に限定し、t1 < T1としてt3 < T2とする事によって、t6' > t3とする作戦です。 この作戦は、敵が私の異変に気付いて途中で攻撃を中止すれば失敗に終わりますが、敵が私の異変に気付いても自分の攻撃を無理に間に合わせようとすれば成功する様に設計されています。 |
| 定 義 |
t3 - t2 = T3 - T2 = 0 ・・・ (式0b@hg1@kf34a) t6' = T3 = T2 ・・・ (式0c@hg1@kf34a) t5 - t4 = (私の健康最小待ち時間) ・・・ (式0d@hg1@kf34a) --- t2 - t1 = T2 - T1に限定すると、条件が厳しく成り過ぎて、せっかく位置関係が適しているケースの多くを不採用にしてしまう事に成るので、t2 - t1 = T2 - T1という条件は廃止しました。 t2 - t1をT2 - T1よりも小さくする事を前提に、 (T2 - T1) - (t2 - t1)をβと書く事にする。 (T2 - T1) - (t2 - t1) = β > 0 ・・・ (式0a@hg1@kf34a) |
| 分 析 |
(式1@hg0@kf34a)と(式0c@hg1@kf34a)から、問題(1)の条件は、 t4 ≦ T2 ≦ t5 ・・・ (式1a@hg1@kf34a) と書けます。 (式0d@hg1@kf34a)を使うと(式1a@hg1@kf34a)は、 T2 - (私健康最小待時間) ≦ t4 ≦ T2 ・・・ (式1b@hg1@kf34a) と書けます。同値変形すると、 0 ≦ T2 - t4 ≦ (私健康最小待時間) ・・・ (式1@hg1@kf34a) --- (式2@hg0@kf34a)と(式0c@hg1@kf34a)から、問題(2)の条件は、 t6 ≦ T2 + (敵のAFS終状態の持続時間) ・・・ (式2a@hg1@kf34a) と書けます。 ところが t6 = t4 + (私健康最小待時間) + (私AFS時間) だから、(式2a@hg1@kf34a)は t4 ≦ T2 + (敵AFS終状態持続時間) - (私健康最小待時間) - (私AFS時間) ・・・ (式2b@hg1@kf34a) と書けます。同値変形すると、 T2 - t4 ≧ (私健康最小待時間) + (私AFS時間) - (敵AFS終状態持続時間) ・・・ (式2@hg1@kf34a) --- t1 = t4 - (t4 - t3) - (t3 - t2) - (t2 - t1) = t4 - (私踏込時間) - 0 - (T2 - T1 - β) ∵(式0a@hg1@kf34a)(式0b@hg1@kf34a) = (t4 - T2) + T1 + β - (私踏込時間) ・・・ (式3a@hg1@kf34a) しかし、t1 ≧ T0 としたいので、 (t4 - T2) + T1 + β - (私踏込時間) ≧ T0 つまり T1 - T0 ≧ (私踏込時間) + (T2 - t4) - β ・・・ (式3b@hg1@kf34a) ここで(式3a@hg1@kf34a)(式3b@hg1@kf34a)と、T1 - T0を出来るだけ小さくしておきたい事、とを考え合わせて、 T1 - T0 = (私踏込時間) + (T2 - t4) - β and t1 = T0 ・・・ (式3c@hg1@kf34a) としてみる。 この場合、(式0c@hg1@kf34a)を使って、 t3' = t6' - (t6' - t5') - (t5' - t4') - (t4' - t3') = T2 - (敵AFS時間) - (敵待時間) - (敵踏込時間) ・・・ (式3d@hg1@kf34a) ところが T2 = (T2 - T1) + (T1 - T0) + T0 = (T2 - T1) + (私踏込時間) + (T2 - t4) - β + t1 ∵(式3c@hg1@kf34a) だから、この事を(式3d@hg1@kf34a)と考え合わせると、 t3' = (T2 - T1) + (私踏込時間) + (T2 - t4) - β + t1 - (敵AFS時間) - (敵待時間) - (敵踏込時間) ∴ t3' - t1 = (T2 - T1) + (T2 - t4) - β + (私踏込時間) - [(敵踏込時間) + (敵待時間) + (敵AFS時間)] ・・・ (式3e@hg1@kf34a) この事と(式3@hg0@kf34a)より、 (T2 - T1) + (T2 - t4) - β + (私踏込時間) - [(敵踏込時間) + (敵待時間) + (敵AFS時間)] < (敵の知覚時間) + (敵の反応時間) ・・・ (式3f@hg1@kf34a) この条件を変形すると、 (T2 - T1) + (T2 - t4) - β < (敵踏込時間) + (敵待時間) + (敵AFS時間) - (私踏込時間) + (敵知覚時間) + (敵反応時間) ・・・ (式3g@hg1@kf34a) 敵は待ち時間ゼロで打って来るかもしれないし、反応時間は敵によって違う。 敵がどんな人でも対応できる様に(式3g@hg1@kf34a)を十分条件化すると、 (T2 - T1) + (T2 - t4) - β ≦ (敵踏込時間) + (敵AFS時間) - (私踏込時間) + (0.100秒) ・・・ (式3h@hg1@kf34a) これら(式3g@hg1@kf34a)または(式3h@hg1@kf34a)が、[KF34A返逆1]の場合の(式3@hg0@kf34a)に対応する式です。 (式3h@hg1@kf34a)が成り立てば(式3g@hg1@kf34a)は自動的に成り立ちますが、個別の敵については(式3g@hg1@kf34a)の成立が確認できれば(式3h@hg1@kf34a)の成立は不要です。 ただし、敵が(敵待時間)を(敵健康最小待時間)よりも小さくすれば(敵AFS終状態持続時間)が大きく成ってしまう、という法則性が有れば、その事も計画に織り込みたい。 --- (式4f1@hg0@kf34a)と t5' = t6' - (敵AFS時間) = T2 - (敵AFS時間) ∵(式0c@hg1@kf34a) から、問題(4)の条件は、 [t4 - T2 + (敵AFS時間)]÷(敵AFS時間) > (敵の葛藤点) and (敵の葛藤点) < 1 と書けます。 この式を同値変形すると、 T2 - t4 < [1 - (敵葛藤点)]×(敵AFS時間) and (敵の葛藤点) < 1 ・・・ (式4@hg1@kf34a) --- (式1@hg1@kf34a)(式2@hg1@kf34a)(式4@hg1@kf34a)が全て同時に成り立つT2 - t4が存在するには、 (私健康最小待時間) ≧ (私健康最小待時間) + (私AFS時間) - (敵AFS終状態持続時間) つまり (敵AFS終状態持続時間) ≧ (私AFS時間) ・・・ (式4a@hg1@kf34a) である事と、 (私健康最小待時間) + (私AFS時間) - (敵AFS終状態持続時間) ≦ 0 ・・・ (式4b@hg1@kf34a) または (私健康最小待時間) + (私AFS時間) - (敵AFS終状態持続時間) > 0 and [1 - (敵葛藤点)]×(敵AFS時間) > (私健康最小待時間) + (私AFS時間) - (敵AFS終状態持続時間) ・・・ (式4c@hg1@kf34a) である事の両方が成り立つ事が必要十分です。 (式4a@hg1@kf34a) and [(式4b@hg1@kf34a) or (式4c@hg1@kf34a)]が、T2 - t4が存在する為の必要十分要件です。 (式4a@hg1@kf34a) and (式4b@hg1@kf34a)は(式4b@hg1@kf34a)と同値です。 (式4b@hg1@kf34a)を同値変形すると、 (私健康最小待時間) + (私AFS時間) ≦ (敵AFS終状態持続時間) ・・・ (式4d@hg1@kf34a) 一方、(式4a@hg1@kf34a) and (式4c@hg1@kf34a)は以下の式と同値です。 (私AFS時間) ≦ (敵AFS終状態持続時間) < (私健康最小待時間) + (私AFS時間) and [1 - (敵葛藤点)]×(敵AFS時間) > (私健康最小待時間) + (私AFS時間) - (敵AFS終状態持続時間) ・・・ (式4e@hg1@kf34a) (式4d@hg1@kf34a) or (式4e@hg1@kf34a)が、T2 - t4が存在するための必要十分条件です。 (式4d@hg1@kf34a)も(式4e@hg1@kf34a)も、どちらも、(私AFS時間) ≦ (敵AFS終状態持続時間)を必要条件として含んでいる。 しかし、例えば私の正拳連動式短前ストレート打ちの実測データを見てみると、(起動から終状態まで) = (終状態からAFS基本姿勢に戻るまで) = 0.27秒 ∴ (AFS時間) ≡ (起動から終状態まで) > (終状態の持続時間)だった。 したがって、(式4d@hg1@kf34a) or (式4e@hg1@kf34a)が成り立つのは、敵が空振りした事によって体勢を崩した場合だけ、なのかもしれない。 --- (式4d@hg1@kf34a)が成り立つ場合、 (私健康最小待時間) < [1 - (敵葛藤点)]×(敵AFS時間)の場合には、 0 ≦ T2 - t4 ≦ (私健康最小待時間) であり、 (私健康最小待時間) ≧ [1 - (敵葛藤点)]×(敵AFS時間)の場合には、 0 ≦ T2 - t4 < [1 - (敵葛藤点)]×(敵AFS時間) です。 --- (式4e@hg1@kf34a)が成り立つ場合、 (私健康最小待時間) < [1 - (敵葛藤点)]×(敵AFS時間)の場合には、 (私健康最小待時間) + (私AFS時間) - (敵AFS終状態持続時間) ≦ T2 - t4 ≦ (私健康最小待時間) であり、 (私健康最小待時間) ≧ [1 - (敵葛藤点)]×(敵AFS時間)の場合には、 (私健康最小待時間) + (私AFS時間) - (敵AFS終状態持続時間) ≦ T2 - t4 < [1 - (敵葛藤点)]×(敵AFS時間) です。 --- したがって、 (式4d@hg1@kf34a)が成り立つ場合には、 T2 - t4 = 0 ・・・ (式4f@hg1@kf34a) という選択をし、 (式4e@hg1@kf34a)が成り立つ場合には、 T2 - t4 = (私健康最小待時間) + (私AFS時間) - (敵AFS終状態持続時間) ・・・ (式4g@hg1@kf34a) という選択をする事にします。 --- 以上の結果を(式3g@hg1@kf34a)に代入すると、(式4d@hg1@kf34a)が成り立つ場合には、 T2 - T1 - β < (敵知覚時間) + (敵反応時間) + (敵踏込時間) + (敵待時間) + (敵AFS時間) - (私踏込時間) ・・・ (式4h@hg1@kf34a) であり、(式4e@hg1@kf34a)が成り立つ場合には、 T2 - T1 - β < [(敵AFS終状態持続時間) + (敵知覚時間) + (敵反応時間)] + [(敵踏込時間) + (敵待時間) + (敵AFS時間)] - [(私踏込時間) + (私健康最小待時間) + (私AFS時間)] ・・・ (式4i@hg1@kf34a) です。 (敵待時間) = 0とする事も可能かもしれないが、敵待時間を小さくは出来るが完全にゼロにする事は出来ない、ぐらいに考えれば、 T2 - T1 - β = (敵知覚時間) + (敵反応時間) + (敵AFS時間) + (敵踏込時間) - (私踏込時間) ・・・ (式4h1@hg1@kf34a) は(式4h@hg1@kf34a)の十分条件であり、 T2 - T1 - β = [(敵AFS終状態持続時間) + (敵知覚時間) + (敵反応時間)] + [(敵踏込時間) + (敵AFS時間)] - [(私踏込時間) + (私健康最小待時間) + (私AFS時間)] ・・・ (式4i1@hg1@kf34a) は(式4i@hg1@kf34a)の十分条件です。 だから、(式4d@hg1@kf34a)が成り立つ場合には、(式4h1@hg1@kf34a)で表される選択をし、(式4e@hg1@kf34a)が成り立つ場合には、(式4i1@hg1@kf34a)で表される選択をする事にします。 T2 - T1 - βの値として(式4h1@hg1@kf34a)の値や(式4i1@hg1@kf34a)の値よりも小さい値を選んでも体の動きに無理が生じない場合には、そうした方がよい。 その方が返撃の成功率が高まるだろうから。 --- 問題(5)の(式5@hg0@kf3)は、ここでは、 t2 + (私知覚時間) + (私反応時間) ≦ T0 + (敵AFS時間) + (敵待時間) + (敵踏込時間) ですが、 t2 - T0 = t2 - t1 = T2 - T1 - β ∵(式3c@hg1@kf34a)(式0a@hg1@kf34a) だから、以下の式が(式5@hg0@kf3)と同値です。 T2 - T1 - β ≦ (敵AFS時間) + (敵待時間) + (敵踏込時間) - (私知覚時間) - (私反応時間) ・・・ (式5@hg1@kf34a) この不等式が成り立つケースでは、敵の踏み込み開始が想定よりもずっと早いのを見て私は作戦をKF44Aに切り替える事が出来る。 |
| レ シ ピ |
敵の葛藤点が分からない場合は、(式4g@hg0@kf34a)の考え方を使って、敵がAFSを中止する確率を指定して、 (敵がAFSを中止する確率として自分が選んだ値) = P(x) つまりx = P-1(敵がAFSを中止する確率として自分が選んだ値) で定まるxの値を敵の葛藤点だとして以下の計算を行なう。 まず、個々のケースについて具体的な数値を代入する事によって、(式4d@hg1@kf34a)や(式4e@hg1@kf34a)が成り立つか否かを確認する。 どちらも成り立たなければ、そのケースは[KF34A返逆1]には適していない。 (式4d@hg1@kf34a)と(式4e@hg1@kf34a)のどちらかが成り立つ場合には、(式4f@hg1@kf34a)か(式4g@hg1@kf34a)でT2 - t4の値を決め、(式4h1@hg1@kf34a)か(式4i1@hg1@kf34a)でT2 - T1 - βの値を決める。 T2 - T1 - βのこの値と(式0a@hg1@kf34a)からt2 - t1の値を求める。 t2 - t1 = T2 - T1 - β t2 - t1のこの値が実現可能であるか否かを確認する。 t2 - t1のこの値は小さ過ぎるのでそんなに短い時間で第5状態から第4状態まで移動する事は出来ない、という事がないかどうかを確認する。 t2 - t1のこの値が十分に大きいのでもっと短い時間で第5状態から第4状態まで移動する事が出来ると分かった場合には、T2 - T1 - βの値を少し減らす。 以下の基準でβの値を決める。 ・ 先周までの第5状態から第4状態への移動が冗長過ぎない。 ・ 先周までの第5状態から第4状態への移動が無理なく出来る。。 次に、(式3c@hg1@kf34a)でT1 - T0の値を求める。 ここで、T1 - T0の値が大き過ぎるとか小さ過ぎるとかあれば、βの値の見直しをする。 先周までの第5状態から第4状態への移動が冗長過ぎに成らない様にする事と、先周までの第5状態滞在時間が長く成り過ぎない様にする事の、どちらをどの程度優先させるかを選択する形でβの値を決める。 ここまでで、t2 - t1, T2 - T1, T1 - T0の値が決まった事になる。 残るt1 - T0の値は、(式3c@hg1@kf34a)からゼロだと分かる。 t1 - T0 = 0. 最後に、(式5@hg1@kf34a)が成り立っているか否かを確認する。 成り立っている事が望ましいが、成り立っていなくても、そのケースを不採用にはしない。 --- t2 - t1とt4 - t3(私踏込時間)は、第4状態を足位置だけ合わせて重心を後方に残せば短縮できます。 第5状態 → 第4状態 → 着地姿勢の部分が、右足と左足のどちらが前足でどちらが後足かを重心不動で入れ替えるステップ、に似た動きに成る。 こうすれば、第4状態で体軸が後ろに傾いているので、t6' = t2に成ってしまっても、敵のAFSは私に十分に届かない。 先周までは第5状態 → 第4状態 → 第3状態の部分でも基本の動きをしたいが、今周の第5状態 → 第4状態 → 着地姿勢の部分は、そうするしかなければ、それでもよい。 --- 敵が最初からt6' = t2として打って来る場合は、作戦をKF44Aに切り替えて対処する。 (式5@hg1@kf34a)が成り立っている場合に限り、それが出来る。 |