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2015年10月04日(日曜日)
2015年09月22日のボクシングの試合の感想

2015年09月22日にテレビで山中慎介とアンセルモ・モレノのボクシングの対戦を見た。

ジャブを必要最小限のスウェイで見切って直ぐにジャブを返す、という反撃術が何度もヒットしていた。
とても良い技だと思った。
これを私は「ジャブ返し」と呼びたい。

一般に、同じ技を直ぐに返す反撃方法の有効度は高そうだ。
なぜなら、先手側がその技用の位置関係をピッタリにセットアップしてくれているので、そのまま打つだけで当たるからだ。

ジャブ返しは、以下のタイミングで見られた。
1R残0:07 -
1R残0:02 -
1R残0:00 当否不明確。
2R残2:41 ジャブ返しが交わされ、ジャブ返しへの反撃がヒットしている。
2R残2:09 -
2R残1:37 -
2R残0:40 ヘッドスリップからのジャブ返し。
3R残2:14 パリーから、ワンを喉へのジャブ返しとしツーをボディーとするワンツー。
4R残2:12 ジャブ被打からのジャブ返し。
4R残1:53 ジャブ被打からのジャブ返し。
5R残2:12 -
5R残0:34 ジャブ被打からのジャブ返し。
6R残2:29 ジャブ返しへのジャブ返し返し。
6R残1:03 ジャブ被打からのジャブ返し。
7R残2:25 ジャブ返しへの反撃が空振り。
7R残0:23 -
7R残0:14 -
8R残0:07 ジャブ返しをワンに使ったワンツー。
9R残2:51 -
9R残2:03 -
9R残1:28 -
10R残1:33 -
12R残2:16 ジャブ返しをパリー。
序盤ではジャブ返しが綺麗にヒットしているが、ラウンドが進むにつれて、防がれたり反撃されたりするケースが出て来ている。
また、先手のジャブがヒットするケースもラウンドが進むにつれて増えて行っている。
これも、ラウンドが進むにつれてジャブ返しが読まれて行っている事の現れだろう。
ジャブ返しの方も、後の方のラウンドでは、ジャブ返しをワンに使ったワンツーが登場する、という風に複雑化している。

この試合は全体として、過去の試合に比べて山中慎介は大ピンチだった、と思う。
その主な原因は、対戦相手のモレノが山中と同じサウスポーだった事だろう。
モレノが腰をくの字に曲げて左ストレートを凌いでいる姿を見て、そう思った。
一般論としては、サウスポー対サウスポーでは、得意の左ストレートも、オーソドックス対オーソドックスにおける右ストレートと同じ利点しか持たない。